中国鉄路の旅


 第3日目:8月6日(日) 吉林〜長春〜吉林

  吉林と長春とはおよそ120kmほど離れており、所要時間は高速バスで90分、鉄道だと2時間である。8日の結婚式に参加するために日本から一生君のご両親と弟さんが長春空港に到着するため、夜9時40分に空港へ行くというのが長春へ行く目的だった。そのため、午前中に長春へ入り、観光や買い物をすることになった。本来は鉄道で行きたいところだが、バスに興味がないわけでもない。タイミングの都合でバスで行くことになった。


 ▲ 高速バスの切符。料金は29元3角(約380円)

 
      ▲ 長春の市場にて。                    ▲とり。

 
      ▲ タバコ屋の一角。            ▲こんな雰囲気の服飾市場がけっこう多い。

 
 ▲掃除はおがくずのようなものを床にまいて磨く。    ▲公衆便所は個室になっていない。

 長春でどうしても見ておきたいものがあった。日本の遺構でもある「路面電車」である。地図にも乗っていない短区間であるが、一生君の情報とガイドブックの写真を頼りに乗車したいと申し出た。が、タクシーの運転手は「もう走っていないよ」という。そんなばかな、去年のガイドに写真が載っていたというのに、まさか最近廃止になったのかという不安がよぎる。その悪い予感は的中した。走っていたところを案内してもらうと、なるほど、道路とは明らかにちがう「路盤」が重機でひっくり返されてコンクリートの枕木が露出している。車両の姿はどこにもなかった。しかし長春では近く再び路面電車の整備を検討しているとのこと。日本の車両が見られなかったことは残念だが、新しい交通開発の成功を祈って、廃線跡を後にした。

 

 ●文化広場にて●

 
   ▲文化広場。ライトアップが派手だった。         ▲焼きとうもろこしの出店。


      ▲わなげの店も多かった。 

 長春空港で一生君の家族を待つ。北京経由の便なのだが飛行機のトラブルがあったらしく、2時間遅れで到着。到着出口からやや疲れの見える一生君のご両親らが出てきたのは深夜0時を回っていた。その後、タクシーで吉林へ戻る。6人だったので2台で移動。事前の交渉で長春〜吉林間を1台260元(約3380円)で乗ることができた。深夜2時吉林到着、4時半就寝。



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