「さくら」第9号(1993年4月19日発行)


☆いのちのせんたく、してますか?

 きのうの日曜日、淀川河川敷におくさんとふたりおべんと持って行ってきました。少し風が強かったのであいにくでしたが、ポカポカとおひさまが照って気持ちのよい午後でした。

寝屋川の仁和寺というところの河川公園に行ったのですが家族連れでいっぱいで、公園の中を子供たちが走り回り、アベックはいちゃつき、鳩は舞い飛び、川面ではジェットスキーがブイブイ走り回っていました。

おべんとを食べてしばらくボーッとしていたのですが、あわただしい毎日のことや、うっとうしいことを忘れてひさしぶりにのんびりできました。

君たちももしなにかいやなことやうっとうしいことがあれば春の日差しの下でボーッとしてみてください。いまの季節は桜が散りかけですが、若葉もでてきています。日差しはポカポカと気持ちよく、吹く風は肌にやさしく、「ああ、生きててよかった。」と思えることうけあいです。  

春の日差しを浴びてのんびりするといろんなことを思い出します。

僕がむかし君たちと同じ高校生のころ、友だちとの人間関係や、ほかのことでいやになり、「どこか遠くに行ってしまいたい。」とか「いっそ死んでしまいたい。」なんてことを思っていたものです。

いま32歳になって考えれば「何であんなことで悩んでいたんだろう?」ということばかりですが、あのころは深刻でした。

友だちとケンカした、というような人間関係の悩みならまず頭の中を真っ白にして、なぜそうなったのかをきちんと整理し、自分が悪いなら素直に相手にあやまるなどしてわりとすぐ解決したのですが、それ以外の悩みの時はながびきました。

結局気にしないでおくのがいちばんなのですが、それがわかったのは20歳を越えて「おとな」になってからです。

君たちもいろんなことで悩んでいることと思います。勉強のこと、友だちとのこと、好きな人のこと、部活動のこと、いろいろあると思います。

でも32歳の人生の先輩である僕から一言だけアドバイスしておくと「悩むのは別にかまわないけど極端な行動に走らないこと。

そしてたまには悩むのはお休みにしてのんびりしてみてください。そしたら案外よい解決策が見つかるかもしれません。」


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