三太の言語発達日記も、始めてまもなく更新が滞り、なんと8ヶ月ぶりです。これまでの出来事を簡単にまとめてみました。
◆きっかけ昨年12月の初めに、三太が風邪を引き病院へ行きました。その時の担当が長介の主治医のE先生だったので、三太が3歳児検診で発達の遅れを指摘されたと相談したところ、心理相談外来の予約を勧められました。
心理相談外来は、以前、
1才5ヶ月の時に歩行が遅かったことで発達テストを受けるため受診したことがあります。その時は、全体的に5ヶ月程度の遅れということで、特に発達障害を疑われることもなかったのですが、今、当時の日記を読み返すと「こだわりが強い」とか書かれていて、当時から十分素養はあったんだなぁと思います。
◆心理相談外来への通院心理相談外来の担当はY先生というちょっと年配の女性の臨床心理士の先生で、とてもおっとりした感じの方です。
さっそく発達テストをすることに...。しかし、三太はマイペースで人の言うことを聞かないので、一度に全部のテストはできません。それで、少しずつ進めましょうということになりました。なので、テストというよりは、テストの問題を教材に弱い部分の訓練をするという感じでした。
この頃の三太は、概念が理解できていない言葉がたくさんあることが発覚して、見ている私も「そうだったんだ〜」と思うところが多かったです。例えば、パズルのピースのような三角形が2つあって見本を見せられ「これと同じように並べて下さい」という問題が三太はできませんでした。見ているとどうやら「同じ」の意味がわかっていないようなのです。なので、自分の好きな形に並べてしまいます。
ここでは、三太の興味や集中力を見て、遊ばせながら合間に課題を少しやるという感じなので、2〜3週間に1回の通院で、テストが一通り終わるのに3ヶ月くらいかかりました。
◆トイレの自立病院に通い始めた頃、三太はようやくオムツがはずれました。4才5ヶ月です。
それまで、おしっこはトイレでできたのですが、ウンチがどうしてもできず紙オムツにしていました。普段はパンツなのですが、ウンチをしたくなると自分でオムツに履き替え部屋の隅に行ってウンチします。何度もトイレに誘導しようとしましたが、どうしてもできませんでした。
そこで、オムツを全部隠してしまうという強行手段に出ました。すると、三太は我慢してしまい、もともと3日に1回くらいしか出なかったのですが6日も出さなかったのです。さすがに心配になった頃「オムツ〜」と騒ぐ三太に「じゃあ、探して持っておいで」と言うと、お出かけリュックから見つけ出してきてしまい、この時はオムツに出たのでした。
さらに6日後、同じ状況で今度はオムツがありません。さすがに我慢できずにしゃがみこんだ三太を抱き上げトイレへ座らせたところ、ようやくトイレへウンチに成功したのでした。大袈裟に褒めまくったのは言うまでもありません。
ところで、驚いたことに、三太はそれまで「トイレでウンチができたら○○してあげる」という交換条件を全部覚えていました。ウンチが出来た時の第一声はゲームソフトの名前であり、その次は「チョコ!」でした。
その後、何度かはトイレでウンチも自分からは行けず大騒ぎでしたが、だんだん慣れてきて今では出たあとでお尻を拭いてもらうために大人を呼ぶだけになっています。
◆会話の進歩トイレができるようになった頃から、病院に通っていることもあるのか、三太は急にいろいろわかるようになって、それまではほとんど成立しなかった会話もかなりできるようになってきました。
「今日、保育園で何したの?」
という質問にも、
「○○ちゃんが、△△して、せんせいにおこられた」
なんてことも言うようになりました。
◆診断のための検査 病院で一通りの検査項目が終わりました。Y先生の話では、三太は運動と言語は高いが社会性が低いということでした。言語が高いと言っても通常は、【会話・伝達】→【文字言語】と発達するところが、三太は逆で会話はできないのに字の読み書きはできます。それで検査数値は高くなるのですが言語能力が高いわけではありません。
それで、Y先生から一度きちんとした検査を受けてどのような発達障害なのか診断してもらった方が、今後の方針をたてるためにもいいのではないか、という話がありました。そこで、LD児の療育等を行っているA研究所へ相談の予約を取り、Y先生の紹介状を持って行って来ました。それが、先週の木曜日(5月13日)のことです。
◆ハイパーレクシア三太にはどうやら発達障害があるらしいとわかってから、インターネットでいろいろ調べているうちに、この「ハイパーレクシア」という言葉に出会いました。ハイパーレクシアと思われるお子さんのことを紹介したサイトに書かれた発達の様子が、見事に三太と同じなのです。そして、このハイパーレクシアは自閉症の子に多いということも...。
◆診断前夜A研究所では、三太は1時間余りの検査を一人で受けました。なので、検査の様子は私にはわかりません。でも、がんばって最後までできたということなので、きっと診断もしていただけるのでしょう。
待っている間、お絵描きセットを用意してもらった三太は、クーピーを蓋の裏にかかれている色の順番にしまい始め、むらさき色がないことが不満で、先生に検査が終わるまでに探しておいてもらう約束をして検査へ出かけて行きました。そして、戻ってくるなり「あ、むらさき」と、全色そろったクーピーのケースを見て満足してました。
検査の結果は、今週出ます。