ロンドンの7月  (出典 London Planner July 2004)

Gardening
 7月のロンドンは、ガーデニングに興味のある人にとって最高の都市です。
 7月は王室園芸協会(
Royal Horticultural Society) 設立200周年にあたり、それを記念して、2004年をガーデニングの年としています。ロンドンには、無数の公園や庭園があり、それぞれに美しい緑や花が人々の安らぎを提供しているのですが、それに加えて、7月はたくさんのプライベート・ガーデンが公開され、丹精された個人の庭を楽しむことが出来ます。
 その際たる庭が Hampton Court Palace で、6-11日には、世界一大きなフラワーイベントである
Hampton Court Flower Show が開かれます。 一日で、イングリッシュ・カントリーガーデンから、地中海や熱帯地方の庭、カナデイアンロッキーの庭にいたるまであらゆる庭を見ることが出来ます。
the Hampton Court palace maze 加えて、夜にはライトアップされた、Jonathan Gittin の
Illuminated Night Time Garden が見ものです。 実は、Hampton Court Garden は、500年以上もの間、王室の庭園として使われていましたが、1529年ヘンリー8世によって、現在の形に整えられました。 中庭には、植木による有名なHampton Court 迷路が待っています。 そこからすぐ近くには、王室植物園のキューガーデンがあり、特に、17世紀スタイルの Queen’s Garden や正統派のバラ園や、ヒース園などの見所とともに、2000種類以上もあるハーブ園、熱帯園の椰子やバナナの木、Queen Charlotte’s House など、愉しいところが一杯です。
 今年は、人気のある
樹上ウオーク橋が Redwood まで延び、また、パゴダのてっぺんに備え付けられたカメラが捕らえるパノラマ映像を地上の大きなスクリーンに映し出す計画も進んでいます。 その外、豪華なアールデコの館のある Eltham Palace、もともとハイドパークの一部であった Kensington GardensKensington Palace, 18世紀に有名な庭師 Capability Brown によって作られた Syon House は、希少価値のある樹木や、植物の他に100種類ものバラ、美しい湖に住む多くの野生動物など、あげればきりがないほどです。
 
London Gardens Scheme のもとに登録している個人の庭も要チェックです。


■Ballet
 バレーファンには、嬉しい7月は、ロシアから世界でトップの
ボリショイバレー団が5年に一度のロンドン公演を3週間行います。出し物は、ドンキホーテ、白鳥の湖、ロミオとジュリエット、スパルタカスです。 出し物と日にちをチェックしてお出かけください。
15,17,18日には、
Almeida Theatre で、Almeida Opera 2004 として、Michael Nyman がストリーセットした Man and Boy:Dada がお奨めオペラです。


■Etc...
27,28日には
Royal Festival Hall で、元Beach BoysのBrian Wilson がオリジナルポップスSmile をBeach Boys Classic とともに熱唱します。

Disco で有名な
Saturday Night Fever がロンドンのステージに帰ってきます。 Apollo Victoria Theatre では デイスコダンスフロアーに観客を招待して踊ります。

Dominion Theatre では、 We will rock you はじめ Queen の曲を中心にしたコンサートもあります。

また、買い物ファン待望の、
Harrods セールが7月一杯開催されます。毎年25万人以上が
ショッピングに詰め掛けるという恒例のセールは見逃せません。


ロンドンの7月もお楽しみが一杯です。





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