こんなモン食いました
(1999年分)
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1999年12月19日(日)
東京食い倒れ旅行2日目
「アイリッシュパブで昼食」
東京・新宿「ダブリナーズ・アイリッシュパブ」
12:00に新宿3丁目のビアホール「ライオン」のビル前で友人と合流後、そのビルの2Fにある「ダブリナーズアイリッシュパブ」へ。飲み物はギネス1パイント\850を各自注文。食べ物はランチメニューから、友人はアイリッシュシチュー、私はパブランチ(フライドポテト、フランスパン、カマンベールチーズ、パストラミ、生ハムメロン、レタスサラダ、鶏のトマト煮、スモークサーモンでインゲン巻いたものといったものを少量ずつ盛り込みにしたもの。レタスとポテトはたっぷりめ)いずれも\1000です。昨日の深酒がたたり、私はちょっと食欲不振。それでも生のギネスは泡がクリーミーで、美味です。ランチメニューには最後に紅茶かコーヒーが付くというので紅茶を選んだのですがティーバッグだったのでがっかり。ちなみにここの勘定はCODになっています。店を13:00すぎに出ました。
「ドイツレストランで夕食」
東京・新宿5丁目「カイテル」
新宿3丁目駅から待ち合わせ場所の新宿5丁目のモスバーガー前に18:00ジャスト。ところが友人が遅れて18:25にやっと到着。というわけで目的のドイツレストラン「カイテル」に18:30ごろ入りました。まず、飲物としては「エルディンガー・ドゥンケル」\1500を各自に1杯ずつ注文。ヴァイセ(白タイプ)は飲んだことがあったと思うのですが、黒のは初めて。比較的オーソドックスな味わいかな。料理は1品ずつとってシェアしました。まず、「うなぎの燻製レモン添え」\1600。これはビールに合います。あっさりした風味ですが良く味わうと脂が乗っていることがわかります。「ヒラメのビールフリッターイチゴドレッシング」\1800。一見パンケーキ風。表面はサクッとしたコロモ、中のヒラメは非常に柔らかく火が通してあります。一応メインというかこれ食べたさに友人がこの店を選んだ「鹿肉のステーキジェニバーベリー風味グリーンシュペッツレとマッシュルーム添え」\2800。鹿肉は柔らかく仕上がっていますが、野趣というか端的に言うと血の風味が感じられて面白い味わい。付け合わせのグリーンシュペッツレはドイツ風のパスタと店の人は言っていましたが感じとしては青物(ほうれん草か?)を練り込んだすいとんのような感じ。マッシュルームはかなり大きいものをスライスし、ソテーしてあります。歯ごたえがいいです。さらに飲物の追加で「フランツ・ヨーゼフ・ユーベル」\1600を1杯ずつ。これもダークビールですがちょっと変わった風味でした。初めて味わう傾向の味。ビールの容量は種類によって違いますが、今回のは両方とも500ml入りです。料理もさらに追加して、「ポテトのパンケーキアップルソース添え」\1200。これはドイツでは定番ですね。ベースのパンケーキは結構しっかり塩味なのでデザートと言うより料理の範疇だと感じました。表面が香ばしく焼き上げられています。アップルソースはあっさりめ。さらに「ニュールンベルグソーセージ」\1600。小型でスパイシーなソーセージ。付け合わせにじゃがいものソテーとザワークラウトがたっぷり添えられています。締めて勘定は\17820でした。おいしかったですが、ちょい高いかな。サービス料かテーブルチャージがついていると推測されます。店を出たのが19:35ごろ。帰りの新幹線を気にしたのでやや急いでの食事でした。
(99/12/23追記)
一緒に行った友人がデジカメで何枚か写したものを送ってくれたので公開します。元画像は1600*1200ピクセルでしたが、私の方で縮小してあります。なお、写真については友人に著作権がありますので、転載禁止とさせていただきます。
・エルディンガードゥンケル:手ぶれで見にくいのですが、グラスはヴァイセのものを使用。
・ヒラメのフリッター:イチゴドレッシングとグレービー系のソースが混ざり合っているのがお分かりいただけますか。
・ニュールンベルグソーセージ
1999年12月18日(土)
吉例の東京食い倒れ旅行1日目
「西麻布で昼食」
東京・西麻布「Salty Box Grill」
友人と六本木のWAVE前での待ち合わせ。12/25で六本木WAVEは閉店との掲示がありました。いつも待ち合わせ場所に使っていたので、今度からはどこにしよう。それはさておき、ちょっと遅れてやってきた友人と合流後、西麻布郵便局向かい、「Salty
Box Grill」へ向かいました。カナディアンレストランとのことですが、ブランチメニューなので、軽そうなものしかありません。二人ともスモークサーモンベーグル\1400とバドワイザー\600を注文。それなりにおいしいのですが値段が値段だけに当然とも言えます。ベーグルの付け合わせの皮付きじゃがいものソテーがおいしゅうございました。追加でパンケーキ\1300を二人で一つ。二人で分けるということでメープルシロップを追加で持ってきてくれた心遣いはうれしいですね。勘定は二人で\6122。軽めの昼食でこの値段というのは土地柄でもありましょうか。サービス料10%も入ってましたし。ちょっと高い。
「レバノン料理とベリーダンス」
東京・新宿アイランドタワービルB1F「シンドバッド」
夕食に西新宿の新宿アイランドタワーという高層ビル内にある「シンドバッド」へ行きました。ビルはすぐ見つかったのですが、「シンドバッド」という店の掲示が見つかりません。電話で聞いたら「スパイスロード」というエスニックレストランを集めたコーナーの中にあると判明しました。も一つトラブル。友人が予約を入れていたはずなのに店の方にブッキングされていないと。だもんで、しばらく待たされて席に落ちついたのが19:30ごろ。\3000のおすすめコースとクアーズ生を注文しました。レバノン料理と言うことですが、いわゆる中近東の料理のイメージからさほどはずれていないと思います。
以下、料理名がわからないのでどんなものかだけを記述します。まず、ナッツのペーストのようなもの。オリーブオイルがたっぷり混ぜてあるそれをピタパンに挟んで食べます。なかなか香ばしくてよろしい。それと香草のサラダ。とはいってもパセリがメインでそれにトマト、キュウリなどの野菜を細かく刻み、酸味を効かせたドレッシングであえてあります。この2品が前菜というところでしょうか。続いてシークカバブ。ミンチにした肉をきりたんぽ状にまとめて焼いたやつです。2種類盛られていて、それぞれ羊と鶏。スパイスの配合が違っていて面白い。鶏のは表面がとても固かったです。その次は鶏肉ににんにくなどを効かせて焼いたものと魚をフライにしてトマトソースをかけたものの2種盛り。鶏がなかなか美味。料理の最後にご飯ものとしてピラフが2種。ドライカレー風とプレーンに近いものと。どちらもトマトソースを添えてあります。コースの最後にアラビックコーヒーが付きます。非常に細かく挽いたコーヒーを煮出して、漉さずに供するもの。
他に追加の飲物としてカクテルのレバノンスリング。なんとなく梅酒というか子供の頃飲んだ水薬を思い出させる味。ロングドリンクです。それとクアーズをもう一杯。最後の最後に蒸留酒のARAK。アニス風味でやや甘味がありますがかなりきつい。ショットグラスで出されたものを生のままほとんど飲みましたが、わざと少し残したところに水を注ぐと白濁しました。ギリシャのウーゾなどと同じ系統のようです。
さて、もう一つのこの店を選んだ理由ですが、ピラフを食べてるあたりでショータイムということでベリーダンスが始まりました。ダンサーはサディアさん。30代後半くらいかしらん。化粧は濃いぞ。ダンスは盛り上がります。5曲くらい踊ったのかな。お客さんを引っぱり出して一緒に踊らせたりもする。なかなか楽しゅうございました。
勘定は二人で\11235。21:00ごろ撤収。
「居酒屋にはしご」
東京・新宿3丁目「池林房」
西新宿から今度は新宿3丁目へ。私の希望で居酒屋。「居酒屋大全」にも名前は出てくる「池林房」にたどり着いたのが21:40ごろ。お酒は友人が神亀の活性にごりと富久鶴「もきち」、私が磯自慢の純米吟醸(だったと思います)、小鼓の西山居。肴としてナマコ酢、ホッキ刺身、壬生菜おひたし。しめて二人で\7190。ARAKに味覚を破壊されたのかお酒を飲んでも苦みが感じられるので余り楽しめませんでしたので、早々に退散。肴はおいしかったのにもったいないことをしました。
「ベルギービールでとどめ」
東京・新宿3丁目「New DUG」
最後に友人の希望でJAZZバーの「New DUG」に22:40ごろ。目当てはベルギービール「ヒューガルデン」のブロンシュ(白)の生です。その名の通り、白っぽい色をしたビール。味わいはさわやかな酸味があり、ホップではなく、香草で風味付けをしてあるので、非常に飲みやすいビール。結局一人3杯ずつ飲みました。グリーンペッパーの入ったカマンベールのようなのだけを肴にしました。ヒューガルデンを1杯飲む度に、スピードくじを1回引けるというキャンペーン中で、二人とも1個づつC賞の携帯電話のストラップが当たり。勘定は\7455でした。この店でかなり酔っぱらったので、声高にバカ話に興じてしまいましたが、回りのお客さんには迷惑だったことでしょう。
1999年12月11日(土)
「ネパール料理」
梅田・兎我野町「マチャプチャレ」
友人と3人連れで太融寺から少し南に行った兎我野町の「マチャプチャレ」へ向かい、ぴったり予約した17:30に到着しました。店内は結構コンパクト。ペタワールコース\2600というのを注文。他に\3400のコースもあるようです。さて、ペタワールコースの内容はメニューによるとパッパル、パコラ、アチャール、タルカリ、ダル、プーリー、バート、ネパール茶となっています。具体的にはパッパルは豆の粉を練って薄く伸ばしたものを油で揚げてあるもの。ビールのつまみにいけます。パコラは一見かき揚げ。衣にこれも豆の粉を使っています。アチャールは漬け物というか、酢の物という趣。甘酸っぱいのと香辛料で風味付けしたものとの2種盛り。タルカリはカレー、バートはご飯。カレーはメニューから2種類選べたのでチョナコタルカリ(チョナ豆のカレー)、マチャコタルカリ(魚のカレー)を選択。ダルは豆のスープ。プーリーは揚げて作ったパン。コースメニューで見落としたのかもしれないのですが、以上の他にブトゥン(砂ギモの炒めもの)とククラブティコ(トリの炒めもの)というのも出てきました。どちらもスパイシーな味付け。ククラブティコはプーリーと一緒に出てきたので、くるんで食べたら美味でした。味付けは大体のところ、インド料理に似ています。まあ、地理的条件を考えると当然といえば当然ですね。飲物はエビスの生を一人一杯、チャン\2500(1リットル入り)、キングフィッシャービールを一人一本。チャンはどぶろく(って飲んだこと無いですけど)に似ているんじゃないかと推測されます。原料がお米で見た目真っ白で少しとろみがあって酸味があります。キングフィッシャーはインドのビール。メニューにはワインのような風味とありましたが、ワインとは違いますね。でも、確かに独特の風味です。さらに追加でシャクパ(ネパール風シチュー、というかすいとん。あっさりした味わい)、モモ(シュウマイ風。ショウロンポウみたいに中から肉汁があふれる)を注文。3人でしめて\15350。満腹&満足。
1999年12月5日(日)
「回転寿司」
梅田・お初天神通「よかところ」
休日に梅田界隈で昼食をとるときの定番の店の一つ。その他にはマグロ料理の「山源」で丼というパターンが多いです。この店はビルの4Fと5Fに入っていますが、5Fはお寿司一皿\100均一、4Fはお寿司食べ放題。私は食べ放題の方だけ利用しています。男性\1500+税、女性\1000+税。お昼は食べ放題の方は\100引き。ネタがものすごーくおいしいというわけではありませんが、シャリがそれなりに食べられるレベルなのでお昼ご飯で食べる分には不満はありません。タイなどの一部のネタの上には大根おろしがちょっと乗っているのが目先が変わっています。タイといえばはじめて行ったときにはタイの皮だけを松皮造り風にしたお寿司があったのですが、最近は見ないのが残念。それはさておき、本日もちょっと昼のピークをはずし、13:30ごろ店に入り、17皿の空き皿を積み上げてすっと店を出ました。さすがに満腹。
1999年12月4日(土)
「ふぐ料理」
西心斎橋「まる伝(ふく伝)」
今日は友人と3人連れで一杯飲み。一人の友人の希望が「てっちり」だったので、安いふぐ料理の店を探してこの「まる伝」という店にやってきました。ビル全体が同じ経営者によるらしく、以前は普通の居酒屋である「まる伝」とふぐ主体の「ふく伝」がフロアが別れていたのですが、居酒屋はワンフロアに統合され、「まる伝」の名前でふぐもその他の料理も出すというスタイルになっています。で、空いたフロアが「ムーグンファ」という韓国料理主体の居酒屋になった模様。すぐ近くに韓国領事館とか韓国の旅行代理店とかがあるので韓国料理のニーズがあるのかな?
それはさておき、ふぐです。鍋刺しコース\4980というのを注文。これで中身は湯引き、てっさ、唐揚げ、てっちり、雑炊ですから、安いことは安いでしょう。ちなみにてっちり単品でも\1980です。私の知る限り、この値段は大阪における安いてっちりのマジックナンバーになっているようですね。これに3人で生中5杯、ひれ酒3杯、馬刺一人前をつけてトータルで\24000ちょっと。それなりにふぐを堪能する事が出来ました。ふぐはおいしかった(量はともかく)からいいんですが、馬刺は失敗。これも味はいいんですけど、\1800もするのにほんのちょっぴり。その上待たされたし。やはり、目的のものだけを一心不乱に食べるのが吉ですね。
1999年11月20日(土)
「コロッケパン」
東京・南千住「青木屋」
ホテルをチェックアウト後、地下鉄で南千住に。1998年4月12日に大阪ローカルの「大阪ほんわかテレビ」というテレビ番組で紹介されていた青木屋というパン屋さんでコロッケパンを買うのが目的です。昨年、一度来たけれど日祭休ということで挫折しました。今回は9:20ごろに無事たどり着き、店も開いていました。コロッケパン\240、トンカツパン\270を購入。適当な場所がなかったので、南千住の駅に戻りホームのベンチで食べてみました。熱々とはいきませんが、ほんのり温かい。大振りでほのかに甘みのあるコッペパンにほとんどジャガイモだけのシンプルなコロッケがソースにまみれて挟まっています。大きな特徴はありませんが、逆に毎日でも飽きずに食べられそうな味です。それとボリュームはあるので、コロッケパンだけで朝食には十分でした。
結局、トンカツパンは食べる機会がないまま家に持ち帰ることとなったので、夜食代わりに食べてみたのですが、これも結構いけます。冷えた脂身が口の中でさっと溶ける感触とよく染みたソースの味が絶妙でした。薄目のカツなればこそですね。
「コーヒーを飲んで休憩」
東京・神田「古瀬戸珈琲店」
昼食後、神田界隈を歩きました。古書街には至らず、スキー用品の店が連なるところを通り抜け、駿河台下あたりまで。ここで「文庫川村」という古書店を少しのぞいてから、すぐそばというか、感覚的にはすぐ上にある「古瀬戸珈琲店」に入ったのが14:00ごろ。ブレンドコーヒー2種類の内、苦みの強いタイプというやつを注文。\700。他に酸味の強いタイプのブレンドと各種スペシャルコーヒーがあります。香り高くおいしいコーヒーでした。店内の壁一面にはいろいろなコーヒーカップが陳列されています。頼めばあれで飲ませてくれるのでしょうか。前にも一度入ったことがある店なのですが、その後「池波正太郎が通った味」が刊行され、池波のエッセイに登場していることを知りました。もっとゆっくりすれば良かったのですが、15分ほどであわただしく店を出ました。
1999年11月19日(金)
「煮込みと焼きとん他」
東京・森下「山利喜」
都営新宿線を森下で下車し、17:20ごろ「山利喜」に到着。ここは「居酒屋大全」などでも紹介されている居酒屋の名店であります。店内はその人気を裏付けるように結構混んでいます。カウンターにどうにか納まりましたが、両隣の人は災難ですな。かさばるのに横に座られて。まず、キリンラガー大瓶を注文。お通しは殻付きのアサリを醤油味でさっと煮たもの。醤油以外の味もついていますが、よくわかりません。何か、後を引く味。注文した肴は焼きとん(ガツ、ハツ、カシラを各2本)と煮込み。なるほど、名物だけあって、うまいです。煮込みは比較的薄味で、あっさりした味わい。聞くところによるとワインやブーケガルニを使っているとか。その上にネギがたっぷり乗せられています。周りの人はトウガラシを振っていますが、そのままがうまいと思います。やきとんはカシラが脂が多めでうまいし、他の二品も歯ごたえ、焼き加減とも絶妙。追加でコハダ酢、親子厚焼き卵、磯自慢本醸造を注文。コハダは身が締まっているやつを刺身風に食べます。美味。厚焼き卵は鶏のミンチを卵に混ぜ込んで焼き上げたもの。大根おろしを添えて食べます。東京風に甘い味付けの卵焼きです。磯自慢は本醸造のくせに味わいがはなやかで、それだけ飲んでもおいしくいただける、といった風。
たまたま、隣に座ったおっちゃんが話しかけてきたので、飲み食いしている間、少しく会話を交わしました。こちらが大阪の人間と言ったので、東京と関西の食べ物の違いとか、おっちゃんが元旅行代理店に勤めていたときに、添乗の仕事で京都や伊勢など、あちこちでうまいものを食べた話とか。話もなかなか面白いし、料理、酒ともうまいしで、もっと居たかったけど、お腹一杯になってしまったのでこれにて勘定して、おっちゃんとさよなら。お代は\3600。18:30ごろ退店。ここはなかなかの「当たり」です。
「デザートはアンヂェラス」
東京・浅草「アンヂェラス」
地下鉄を乗り継ぎ、19:20ごろ「アンヂェラス」へ到着。コーヒー\500とアンヂェラス(チョコレート)\280を注文。結局、アンヂェラスは小さいロールケーキの中にアンズか何かのジャムを巻き、周りをチョコレートでコーティングしたものとわかりました。悪くないです。コーヒーは香りは高いが味わいは普通。ちょっと酸味はあるかな。逆に、この間飲んだダッチコーヒーで感じたえぐみもありませんでした。ふむふむ、これが実力かな。
1999年11月18日(木)
「夕食彷徨」
東京・上野「上野藪蕎麦」
夕方、秋葉原をうろうろ。お腹もすいたことなので、あらかじめ行こうと決めていた浅草のトンカツ屋「S」のデータを念のためにとLXでチェックしてみたら木曜定休。がーん。仕方がないので、上野に出て居酒屋の「M」でも、と思って行ってみたら満席の様子。それなら有名だけれども行ったことのない蕎麦の「R庵」へ、と行ってみたら閉まってる、初志貫徹でトンカツ屋で「F」だと行ってみたらこれも月木定休。ことごとくハズレであります。湯島の居酒屋「S」にでも行くかと途中まで進んだのですが、これだけ腹が減っているところで、あの店に行ったら高くつきそうなのと、以前行ったときもかなり混んでいてどうにか座れたことを思い出し、満席だったら悲惨だなと怖じ気付きました。途中にあった和菓子屋の「つる瀬」という店でかのこ、栗かのこ、上用饅頭、明烏(えらく粋な名前だ)を買い、とりあえず夜食を確保し、気持ちを落ちつかせ、Uターン。
結局、19:20ごろ「上野藪蕎麦」にたどり着きました。まず冷酒(菊正の樽酒)\600と鴨なんばん\1700を注文。かっこよく酒を飲もうと言うなら鴨ヌキかせめてあい焼きぐらいにするのでしょうが、腹が減っておるので種物で飲むわけです。蕎麦をたぐり、つゆを飲み、鴨をつまみ、ネギをかじるという、豪華4品の肴付きというわけですな。それらを合いの手に酒をちびちびやり、さらにお酒をお代わり。鴨なんばんとお酒がタイミング良く無くなったところで、「せいろう」\650を注文。新ソバのゆえか心持ち緑がかったソバを手早く手繰り込み、ソバ湯でしめます。お代は計\3727。
1999年11月17日(水)
「浅草で天丼」
東京・浅草「大黒家天麩羅」
夕刻、地下鉄に乗って浅草へ。夕食に何を食べるか決めかねていましたが18:50すぎ、「大黒家天麩羅」の別館という店を見つけたので入ってみました。「さとなお」氏がおいしくはないけど浅草に来たら食べてしまうという天丼の店です。\1400の天丼(海老1、キス1、かき揚げ1)と吸物\300を注文。いやあ、真っ黒でほのかに苦みさえ感じるタレにまみれた天ぷらとご飯にはびっくりしました。味も濃いけど、決して私は決して嫌いじゃないです。先日食べた尾張屋の天丼よりはるかに強力で、ある意味好ましいというか、やるならここまでやるのだという意志が感じられるというか。確かにクセになりそうな味です。食べ終えて、店を出て、ちょっと歩いたところに本店もありました。別館が小綺麗に作ってあるのに対し、本店の方が小さいながら雰囲気のありそうな店構えでしたね。機会があれば本店で食べてみましょう。
1999年11月16日(火)
「ビールと焼きそば他」
東京・有楽町「慶楽」
この店も「池波正太郎が通った味」に登場します。本日も講習帰りの夕食として利用しました。JR有楽町駅を下車し、ガード下を新橋方面へ進み、17:55ごろ広東料理の「慶楽」にたどり着きました。何はともあれ、豚肉とモヤシのヤキソバ(肉絲炒麺)\950。それと、ビール(キリン中瓶で\500)と、その肴のつもりでシュウマイ\900。ビールはすぐに、シュウマイも程なくやってきました。シュウマイは普通のサイズが5個。ちょっと割高な感じもします。シュウマイを1個食べたところでヤキソバも来ました。煎り焼きにした細身の中華麺の上に具をたっぷりと乗せてあります。太めのモヤシ、同じくらいの太さに切った豚肉、ピーマン、タマネギを炒め合わせたところに少しとろみをつけてあります。全体的なボリュームもなかなかのもので、確かに「池波正太郎が通った味」に書かれてあるとおり、何人かでシェアした方が良さそう。でも、おいしく平らげましたけどね。具の炒め具合は適切で、特にモヤシはしゃきしゃきしていて好ましい。味付けもあっさりとしていてくどくありません。化学調味料も使っていないだろうと思われます。お腹一杯になって\2350。
1999年11月15日(月)
「『まつや』で一杯他」
東京・神田「まつや」
講習からの帰り、JR神田駅下車で、小雨の中、「まつや」に向かいました。17:50ごろたどりつきます。いかにも勤め帰り風な人たちで満員の盛況。お酒\600(そば味噌付き)と焼き鳥\700を注文。お酒は普通の燗酒。焼き鳥が来るまで、そば味噌を舐めながらちびちびとやります。運ばれてきた焼き鳥は蕎麦屋さん風の串に刺さっていないタイプ。ちょっと辛目のタレが美味。添えられている葱もおいしいです。空腹のところへ飲んでいるので、1合だけでも良く回りました。仕上げに大もり\700を注文。そばはオーソドックスな味わいで、固めの茹で加減でしたが、おいしく食べられました。締めて、\2000で満足して店を出ました。
近所の「竹むら」で揚げ饅頭を買っていきました。4個で\860。後でホテルで食べましたが、甘みと油っこさで濃厚な味わいでした。
ちなみに両店とも「池波正太郎が通った味」に登場します。
1999年11月14日(日)
「金鮨再び」
東京・浅草「金鮨」
2週続けてですが、東京に講習のためやってきました。先週、浅草の「金鮨」で夕食を取り、非常に気に入ってしまったので、連発ですけども、今回もこの店で東京での食事をスタートさせます。本日食べたのは以下のごとき内容です。まず、口開けにビール。刺身でかんぱち。脂が乗っております。女将がこんなものがあると出してくれたのが、九十九里浜の「ながらみ」という貝とつぶ貝を薄味で煮たもの。貝をほじくって食べます。ながらみというのは初めて食べましたが、直径3cmほどのやや扁平な巻き貝です。それと穴子のキモ。この店でさばけばこそこういうものが食べられるわけです。これはわさび醤油で。続いて注文したのが石川県七尾産のナマコ。歯ごたえが結構こりこりとしていますが、寒くなり、旬ともなればもっと固いとか。この辺で、お酒を冷やでもらいます。続けて酢で〆たサバを注文。三浦半島産。前回の青森産より大振りです。さらに、穴子を炙って、ツメを塗ったもの。ちょっと蒲焼き風になります。お酒が進みます。握りでコハダ。今日のは大葉をネタとシャリの間に挟み、目先を変えてあります。次に出されてびっくりしたのが、サクラエビの生(由比ヶ浜産)。干しエビではお馴染みですが、生で食べられるのものがあるとは。薄い殻の中には甘い身が入っています。再び握りで煮ハマ。その名の通り、煮たハマグリですね。そのハマグリをつけ込んだ汁を味見で少し出してくれたのですが、コハク酸のうまみ横溢という感じです。ここらで、お酒をお代わり。さらに追加でアオヤギを握ってもらい、その小柱を手巻きにしてもらいました。最後に白子を軍艦巻にしたものと、カンピョウ巻きにわさびを利かせたもの。なかなかおつな味です。今日は軽く押さえようと思ったのに、結局食べまくってしまいました。お勘定は\9000。
1999年11月10日(水)
「洋食屋さんでお食事」
東京・神田「松栄亭」
本日で講習も終了し、後は大阪に帰るだけとなりました。名残の秋葉原徘徊の後、お腹がすいたので、交通博物館の方へさして歩きます。お蕎麦屋さんの「まつや」の位置は確認しましたが、そちらは後日として、今日は「松栄亭」に入りました。洋風かき揚げ\850とハヤシライス\850を注文。思いついてビール大瓶(キリンラガー)も追加。しめて\2200。かき揚げは小麦粉と卵とおぼしい生地の中に具としてタマネギと豚肉を混ぜ込んだものを細長い俵形というか大きなロールキャベツというかそういう形にまとめ、表面をさっくり、中身はわりとしっとりした感じに揚げてあります。それにウスターソースをかけて食べます。初めて食べるのに、何か懐かしい味。ハヤシライスはちょっとびっくりしました。色が真っ黒のソースです。味も見た目通り、やや苦みがあり、少しウスターソースっぽい風味があります。こんな強力なハヤシライスは初めて。具は牛肉とタマネギ。でも、決してまずくはありません。何か、病みつきになりそうな味わい。ちょっと失敗したなと思ったのは全部を一度に注文してしまったことです。ビール+かき揚げを楽しんでから時間差を付けてハヤシライスを頼めばよかった。次はそうしましょう。食事を済ませたのが18:40で、帰りの新幹線にはまだ時間があるので再び秋葉原を徘徊。
1999年11月9日(火)
「天丼」
東京・浅草「尾張屋」
19:40ごろ雷門から西へ進み、「尾張屋」の本店の方へ。名物の大エビ天ぷらが2匹のっかった天丼\1400を注文。うーむ、結構有名な店ですが、今の時代、単にエビが大きいというだけでは付加価値とはなり得ないのでしょう、肝心の天ぷらのコロモがベトっとしていて、なんかやな感じです。甘辛いタレの味は嫌いじゃないんですけど。それと、ついてきた香の物が化学調味料臭いような。とりあえず、一度食べてみれば充分というやつでした。ここの店はソバ屋さんなので天ぷらソバにした方が良かったのかな。とは言っても、天ぷら自体は同じ物でしょうしね。
「ダッチコーヒーその他」
東京・浅草「アンヂェラス」
デザートとして、喫茶店の「アンヂェラス」へ。「池波正太郎が通った味」にも出ている店です。水出しのアイスコーヒーであるダッチコーヒー\550とショコラケーキ\300を注文。ダッチコーヒーは氷を入れたブランデーグラスに、別の入れ物に入ってきたコーヒーをその場でさっとグラスに注ぐという出し方でかっこいいです。ただ、味の方がせっかく水出しだと言うのに、なんとなくえぐみがあります。味そのものは深煎り系で好きな味なので、その点だけが残念。ケーキはこれといった特徴はありませんが、美味。ケーキの種類が豊富なので、それらを食べることと、コーヒーの出来はたまたま悪かっただけだと信じ、再挑戦したいところです。
1999年11月8日(月)
「ホイリゲ他」
東京・赤坂見附「わいん屋クライネスウィーン」
前回、ベストコンディションとは言えない状態で1回目の来店を果たしましたが、今回はお腹を減らして再度の挑戦。まず、新宿の紀伊国屋書店アドホック店前から電話して、営業していることを確認。その上、今日からホイリゲ、すなわち、オーストリアワインの新酒が入荷したとのこと。本来、11日解禁のものが、配送の関係とかで今日届いたのだそうです。これは行くしかないと席を予約。店に着いたのが、19:00すぎ。なにはともあれ、「ヨハンシュトラウス」のホイリゲ(Heuriger)をフルボトル\3800で注文。銘柄自体はオーストリアワインの中ではオーソドックスなものだと思います。今日は一人なので、冷静に考えればハーフの\2100でも良かったかも知れませんが、小なりとはいえ、一種のお祭りのようなものですから、けちくさいことは言いっこなし。味わいは爽やかな飲み口で、深みはないが辛口ですいすいいける感じです。
さて、食べ物の方はお通しとして牛タンの茹でたもの。野菜を添え、ドレッシングがかかっています。それから、ホイリゲに合うものはと聞いて注文したのは鮮魚のサラダ小(湯引きマグロ、茹でタコ、トマト、ブロッコリー、スナックエンドウなどをマヨネーズ系のドレッシングで和えてあります)、オーストリア風のマッシュルームのフライ(大きめのマッシュルームをシンプルに細かいパン粉をつけて揚げてあるだけのようですが、食感が最高。噛むとさくっとした感じでジュースがたっぷり)。さらに追加でウィンナーシュニッツェル小(これはオーソドックスな味わいで、うまい)。料理はわりと盛りがよいので一人ではこれで限界です。最後にデザートとしてショコラーデシュニッテンとエスプレッソ。ショコラーデシュニッテンはケーキというよりもずっしりとした食感の蒸し菓子。歯ごたえがけっこうあります。このお菓子もマスターの手作りで、簡単な由来を記したチラシのようなものをもらいました。店を出たのが、21:00前。勘定は〆て\8600でした。非常に満足です。
1999年11月7日(日)
「浅草でお寿司」
東京・浅草「金鮨」
明日からの講習のため、東京にやってきました。ガイドブックの類で行きたい店をあれこれ考えるのは楽しいのですが、日曜日は休みの店が非常に多いので、店を選ぶのに苦労します。今日はそんな中、「池波正太郎が通った味」から選び出した「金鮨」にやってきました。雷門から少し西、さらに少し北に進むと店を見つけることが出来ます。暖簾には「金寿司」とあります。小さい店です。時刻は17:00。他のお客さんはいませんでした。
「池波正太郎が通った味」には内海好江師匠に似た女性が一人で切り盛りしているとありますが、なるほど印象は似ているかな。まずはビール(キリンのラガー大瓶)を頼んだら、旦那さんでしょうか、女将と同年輩の男性が持ってきてくれましたが、その後姿を見なかったから、暇な時間帯に奥さんとおしゃべりでもしていたのでしょう。女将と書きましたが、この人が鮨も握るのです。
まず、つまみとして、お勧めの中から戻りカツオの刺身とタラの白子を頼みます。カツオは大きめのぶつ切りで、食べでがあります。これは生姜醤油で。ねっとりした食感。白子の方はユズの香りのポン酢をかけてあり、濃厚な味わい。ビールが進むなあ。次に頼んだのはコハダの握り。正直なところ、コハダでおいしいと思ったことは少ないのですが、ここのはおいしかった。肉質が緻密な感じです。大阪で出される「コハダ」とはものが違うのでしょう。大阪のは「コノシロ」レベルまで育ってしまっているのだろうというのは女将の言。ちなみにここのコハダはもちろん江戸前だそうです。
続いて、穴子を炙って肴として出してもらいます。煮穴子ではなく焼き穴子。1匹を半分に切り、一方には塩をふり、もう一方にはわさびを添えて醤油を垂らす。うーん、たまらん。脂の具合がちょうどいいです。この辺でビールがなくなったのでお酒を冷やでもらいます。白雪の純米がコップで出てきました。やや甘口ですが、べとつかないすっきりした味わいなので、おいしくいただけます。それからタイラギを握ってもらいました。これもさっと塩焼きにしてあるので、醤油をつけずに食べます。加熱すると甘味が増すし、歯ごたえも良くなります。刺身に戻って、青森産のサバ。酢で〆てあります。これも脂のノリが良く、わさびが利かないくらい。コハダもそうなのですが酢〆とはいえ、きつくないので、魚の持ち味が損なわれていません。
さらにシラウオの軍艦巻、サヨリの握りと食べ進め、メバチマグロの握り。赤身なのですが、中トロ並に脂がのっています。うまい。シャコの握りをもらい、お酒のお代わり。そして、イクラを頼みました。自家製の醤油漬けなのですが白醤油を使っているのでイクラ本来の鮮やかな赤がそのままです。軍艦巻で出るかと思いきや、ぐい呑みより少し大きいくらいの小鉢に酢飯を盛り、その上にイクラを乗せたミニミニ丼で出してくれました。これは楽しい。
〆にシジミの味噌汁と手巻き寿司。これもただ者ではなくシジミは宍道湖産の大粒なもの。普通のアサリ程度の大きさはあります。それを生姜を利かせて味噌汁にしてあるのと、元々、しっかりと砂抜きしてあるので泥臭さは全くありません。味噌汁のシジミの身をいちいち食べる男は出世しないそうですが、このシジミの身を食べないやつはいないでしょう。ぷっくりとしたいかにもおいしそうな身が詰まっているのですから。それと、手巻き。これは先ほど握ってもらったコハダと同じものを細かく切り、生姜と和え、わさびを利かせて、巻いてあります。これもうまい。
19:00に店を出たのですが、それまでの2時間ほど、ほとんど女将さんと差し向かいでおしゃべりしながら食べていました。上の食材に関する情報もその時に聞いたものです。イクラ丼のあたりでやっと男女二人連れのお客さんがやってきましたが、常連さんとかでにぎわうのは20:00ごろからだそうで、ある意味良い時間に来たのかもしれません。お代は〆て\9600でしたが、非常に満足しました。東京の日曜夜の楽しみが出来ました。
1999年11月3日(水)
「ソバ屋で一杯」
梅田・大阪駅前第3ビルB2F「竹生庵」
ソバ屋を楽しむ本などを読んでいるので、頭の中が蕎麦そばソバ状態になっております。だもんで、今日のお昼もソバ屋だ、ということでお気に入りのソバ屋さんにやってきました。お昼時でお客さんがひっきりなしに来ます。よって、あまり長居もできないので、日本酒「秋田生もと」\500、煙樹浜の釜揚げシラス\300、ざるそば大盛り\1400(普通盛りは\900)という注文。ユズの香りのする大根おろしの乗ったシラスでお酒を飲んでいると、ざるそばがやってきます。今は北海道産の新ソバだそうで、なるほど甘みもあってうまい。この店で大盛りというと一度に出すのではなく、1枚目を食べると2枚目がさっと出て来るというスタイルです。心持ち、2枚目の方が盛りが多かったかな。お酒、シラス、ソバと繰り返し味わって全部平らげたところでそば湯が出てきます。もちろん、そばつゆと合わせるわけですが、徳利に入れて出されるそば湯は上の方はさらっと、下の方はとろっとしてこれだけでも味のバラエティがあって楽しめます。堪能堪能。
「コーヒー&ケーキ」
梅田・大阪駅前第4ビルB1F「珈琲の辞書」
昼食後、パチンコなど打ってから、休憩しに喫茶店へ。ケーキセットが\600とのことなので注文。ケーキはガトーショコラ。ガナッシュがねっとりした感じで美味。コーヒーは炭焼きの自家焙煎だそうです。濃くて苦くて千日前の丸福珈琲店に似た感じの味。こういう味も好きです。初めて行った喫茶店ですが、当たりでした。ちなみに、この店と同じ並びにジャンボパフェで有名な「コロンビア」という喫茶店もあります。
1999年9月18日(土)
「韓国風居酒屋で一杯」
道頓堀「チャレヨ」
数年前までは頻繁に行っていた店なのですが、特に理由があるわけでもないのに、最近はご無沙汰でした。本日、四国に住んでいる友人が遊びに来るにあたって、夕食を一緒に食べるのに良い店がないかと考えて、久しぶりに行ってみる気になりました。さて、この店は韓国風の料理がメインですが、一部、中華風の料理もあり、基本的にはおいしければ何でもありという感じです。飲み物も日本酒が数種類(菊姫、天狗舞、梅錦とか)あったり、紹興酒もあったりして楽しめます。注文したのは次の料理。モクズガニの老酒漬け(小振りなカニを生のまま紹興酒に漬けたもの。食べられる身は少しですが、ほじくったりして楽しめます。カニの身自体は甘みがあって美味)、チジミ(韓国風お好み焼き)、ジャコ奴(普通の冷や奴の上に油で揚げてサクサクになったちりめんじゃこをたっぷりのせてあります。味、食感ともgood)、タン塩焼き(オーソドックスな味付け。ガーリックチップが添えてあっておいしい)、キムチ盛り合わせ(白菜、キュウリ、大根)、四川風熱々餃子(水餃子にラー油、たれがかかっています)、油淋鶏(鶏唐揚げに葱ソースをかけてあります)。今日は久しぶりと言うこともあって、わりと定番を中心に食べました。飲み物はのどが渇いていたのでハイネケンの生で通して、各自に3杯ずつ。そして、最後の仕上げにビビン麺。韓国風冷麺と同じ麺を使い、汁そばではなく、あえ麺に仕立てたもの。ピリカラ系の味付け。勘定は〆て\10150。満足満足。
1999年8月31日(火)
「そば屋で古き東京の風情を楽しむ」
神田「やぶそば」
ほんとは「まつや」に行きたかったのですが、見つからず。次善の策として「やぶそば」へ。お酒(菊正宗とかそのあたりの普通酒と推察されます)\700と鴨ロース\600を注文。お酒にはお通しとして、野菜を刻み込んだ練り味噌が付いてきます。鴨ロースにはさらしネギが添えられますが、肝心の鴨が薄いのが3枚なので、ちょっとさびしいところ。それでもお酒をちびちびとやりながら、鴨をつまんだり、味噌をなめたりというのも楽しいものです。そして、せいろう\600を2枚頼んで仕上げ。\2620。なんというか、この店は味を云々するというより、雰囲気を楽しむところですね。だから、私のような観光客(=お上りさん)にはうけます。お運びのおねえさんがたの「いらっしゃい」の合唱とか、店の造り、雰囲気とかがね。
1999年8月30日(月)
「居酒屋で一杯」
神田「神田小町」
17:00ごろ、地下鉄銀座線を神田で降り、太田和彦氏の著書「精選東京の居酒屋」、「居酒屋大全」の両方で紹介されている「神田小町」にたどり着きました。お酒のメニューだけで1冊にまとめられているほど種類が充実していてどれを頼んだものやら決めかねるほどです。とりあえず、メニュー冒頭に書かれている、お奨めの酒をいくつか並べたところから選択。まずは「玉の井純米吟醸」\750を口開けに。結構濃醇タイプ。肴にはサービスメニューの三品料理\1700というのを注文。すなわち、造り3種(活けダコ、ホタテ、シマアジ?)、豚ヒレの西京焼き(ちょっと甘味が強すぎ)、マグロ団子のスープ煮(ゴボウと一緒に煮てあって美味)。2杯目のお酒は「不老泉/亀の尾純米うすにごり」\750。ちょっと酸味があり、飲み口が変わって楽しめます。3杯目は趣向を変えて、お店の人に私の好きな菊姫の山廃のような味の濃いタイプは無いかと尋ねました。そこで推薦してもらったのが「渓/純米吟醸中汲み」(島根の酒)。確かに味が濃くておいしい酒です。肴が無くなったので筋子醤油漬けを追加注文。これはちょっと固めでぷちぷち。お酒は3杯とも結構たっぷり量があるコップ酒なのでよく回りました。それはそうと、常連らしいお客さん(大蔵省のお役人?)と女将らしい人とのやりとりが面白かった。日本の酒のあり方を憂えていました。でも、国の税収だけ考えたら、三増酒ばっかり作っていれば充分なんだよね、という声も聞こえたような。さて、お代は\5490。18:15に店を出ました。
秋葉原まで歩き、ちょっとだけ店を冷やかして回ったあと、地下鉄で上野へ。上野の「藪」で「のりかけせいろう」の大盛りを食べて本日の仕上げ。\997。
1999年8月29日(日)
「デンマーク料理」
六本木「カフェデイジイ」
12:00ごろ、乃木坂の駅から割と近くにあるデンマーク料理の「カフェデイジイ」に到着しました。オープンテラスがあって、そこで外人のお客さんが食事をしていたりして、なかなかおしゃれな雰囲気であります。でも、友人と私の野郎二人組は暑いのでクーラーの効いた室内のテーブルへ。飲み物はカールスバーグの生があったので、結局それで通しました。料理は軽く、スクランブルエッグのウナギ燻製添え\2000、ノルウェイサーモン\1300、デンマーク風ラムチョップ\2500の三品を二人で半分ずつ。野菜(ニンジンとか)を刻み込んだパンと黒パンが一緒に出されるので、お代わりを2、3回してしまいました。まずスクランブルエッグですが、普通のスクランブルエッグの上にウナギが乗っかっています。卵の味わいに燻製の香りとウナギ自体の香り、味、脂っこさがいっしょになって、なかなかおいしい一品。ノルウェーサーモンの方はフレッシュだと思いますが、もしかしたら軽くスモークしたものかもしれません。薄切りにしたサーモンをお皿の一面に敷き並べ、その上に香草の入ったマヨネーズ風のソースをきれいにかけ回し、さらにケイパーを散らしてあります。これと黒パンを一緒に食べたらそりゃもう…。最後のラムチョップはオーソドックスな品。ローストした骨付きの子羊肉にパン粉と香草を混ぜたやつをまぶし、軽く仕上げに焼いてあります。肉の焼き上がりはロゼで、肉汁がじわり。ソースは軽めのドミグラス風のやつ。薄切りのジャガイモが添えられており、これもほこほこしていてなかなか。デザートに私はホットチョコレートとクリームブリュレ、友人は紅茶とバナナタルトを注文したのですが、クリームブリュレだけがなかなか来ず、結局、注文が通っていなかったとわかりました。ホットチョコレートがホイップクリームたっぷりで甘甘だったので、ちょうど良いと思い、追加せずに店を出ました。お代は\11865。昼飯としてはちょっと高いものについたけどその価値ありです。
「イタリア料理」
渋谷・神南「VIGOROSO(ビゴロッソ)」
18:00ごろ、ハチ公前で友人と合流し、あらかじめ目星をつけておいた「レストランアラビヤ」に向かって歩いたところ、店の入っているビルそのものが無くなっていました。こりはびっくり。場所を移転したかな。急遽、別の店はないかとガイドブックをめくってみたところ、イタリア料理の「VIGOROSO(ビゴロッソ)」というという店が良いのではないかと(全くの勘で)入ってみました。料理は\6800のシェフズディナーを注文。食前酒に私はコケモモのスプマンテ、友人はカンパリソーダ。ワインはValpolicella
Classico 1995。\3500でワインリストの中でほぼ一番安い赤です。コースの内容は冷たい前菜(チコリ?と鶏のサラダ、カルパッチョチーズ乗せ、生ハムとモッツァレラチーズ)、温かい前菜(オクラとアスパラガスとホタテのソテー。火の通し加減が出来のよい中華の野菜炒めのよう)、冷たいパスタはアイナメとカラスミの冷製カッペリーニ(アイナメは刺身、カラスミは薄切りで風味付け)、温かいパスタはワタリガニのスパゲティ(スパゲティーニだったかも。これもカニの風味が十分に出ています)、魚料理は魚(種類失念)のポワレ、肉料理はホロホロ鳥のロースト。デザートに友人にはモモのシャーベットとチーズのムース、私には紅茶のプリンと黒胡麻のアイスクリームがサーブされました。どの料理もたいそうおいしゅうございました。冷たいパスタは細いパスタとアイナメの取り合わせがいいですし、メインディッシュは素材の味付けがよいのはもちろん、魚の皿はブロッコリーなど、肉の皿はナスなど付け合わせの野菜がたっぷりで食べ応えも十分という、なかなかの当たりの店でした。ところが問題が一つありまして、お店の責任ではなく、こちらの責任なのですが、時間を読み違えてしまったのです。友人の飛行機の時間を考えるとゆっくりしたペースで料理を楽しんでいるととてもじゃないと間に合わないということに途中で気づき、お店の人に頼んで、早いペースで持ってきてもらうようにしました。意を汲んでくれたので非常に助かりました。デザートが二人違うのも早く用意できるものを出してくれた結果だと想像されます。しかし、後半早食い大会並になってしまったのは返す返すも残念。機会があれば時間に余裕のあるときにもう一度来たい店です。
1999年8月28日(土)
「昼間っからビール」
銀座「ピルゼン」
友人と二人で吉例の東京珍道中です。まず初日の昼食をとる予定だった有楽町の「JSレネップ」というドイツレストラン行ってみたところ、お昼の営業をやっていませんでした。ガイドブックには昼の営業時間も書いてあったのですが、愚痴ってもしかたがないので、銀座の方へ行くことにしました。いくつかの候補のビアホールのうち、「ピルゼン」という店に入ることに。間口は大したことはありませんが、奥行きが長い店です。スタートは二人ともビールの大ジョッキ\850。肴にニシン燻製(味は良いけどものすごく塩辛く、これ一皿あれば大ジョッキ2杯は軽くいけそう)、ジャーマンポテト(素朴な味わい)、白ソーセージ(本式のヴァイスヴルストとは違うようですが、美味。皮はむいた方がおいしいと思います)、牛タンの塩漬け(コンビーフ的味わい。ほろっと崩れるところがいいですね)を注文。飲み物のお代わりは、私は再び大ジョッキ、友人は黒ビールとピルスナーウルケルでこちらは瓶ビール。勘定は二人で\6520でした。
「牛たんとむぎとろ」
銀座「むぎたん」
昼食第2段です。そば屋に行くという案もあったのですが、通り道で目に付いた「むぎたん」という店に入り、「むぎたん定食」を注文。麦とろ(味付けは醤油でお好みに)と牛タン塩焼き(やや細かい切り身)、けんちん風の汁とで\950。ベーシックな構成ですがなかなかおいしい。お昼のメニューには他にも魚との組み合わせのものとか、何種類かありました。夜のメニューも見てみたら、日本酒が充実しているようで、また来たいと思わせるものがありました。
「おまけ」
銀座「銀座熊本館」
どちらかといえば、「買いモン」のネタですが。昼食後、友人の希望で「銀座熊本館」というところへ。その名の通り、熊本の物産の常設展示、即売などをやっているところです。銀座で熊本のもの買わなくてもいいようなものですが、「ゆず胡椒」\280+税を買ってしまいました。
「おやつにソフトクリーム」
九段坂上「ホリデーベアー」
16:20ごろ、九段下の駅から歩き「ホリデーベアー」という店へ。本店は北海道にある店だそうです。喫茶、食事の他にソーセージやベーコンも販売しています。「どっちの料理ショー」でも手作りベーコンで取り上げられたことがあるとのこと。まず、ソフトクリーム\300を食しました。牛乳の味が濃厚でおいしい。それと、適度なしゃりしゃり感があって、私は気に入りました。あんまりクリーム感が強調されたのより、ソフトクリームらしいと思います。それとアイスコーヒー(逆浸透ろ過水使用)\300も飲んでみましたが、こちらも少々苦みが強くて好きな味でした。
「一応オーストリア料理」
赤坂見附「わいん屋クライネスウィーン」
18:00ごろ、赤坂見附の駅からほど近い「わいん屋クライネスウィーン」へ。名前からわかるとおり、ワインとオーストリア料理の店なのですが、入っているビルがスナックとかばっかりの雑居ビルというやつで、この店の内装もスナックを居抜きでそのまま使っているという雰囲気。しかし、ワインのメニューは結構充実していました。料理はちょっと少ないかな。まず、ワインはソアベクラシコのフルボトル\3000。いきなりイタリアワインですが、もちろん、メニューにはオーストリアワインもあります。このワイン自体はさっぱり系です。お通しに牛タンのトマトソース煮込み。牛タンが柔らかく煮込まれていて添えられているパンにのっけて食べると顔がほころびます。そして、注文した料理は「生ハムとイチジク」。なんかこれもイタリア風ですね。それと「レバーケーゼ」。「レバーケーゼ」はミートローフ風の料理で、ウィーンあたりでは屋台の名物料理だとか。付け合わせはザワークラウトです。ソアベが無くなったので追加で赤ワイン「パリジャン」のハーフボトル\1200。まだあんまり食べていないのですが、昼食とおやつが今になってひびいてきて、もう食べられないという気がしてきたので、多少なりと余裕があるうちにデザートとして、アプフェルシュトゥルーデルを各自に1個づつ。熱々で薄皮に包まれたリンゴがたっぷりでマスターが自慢するだけあっておいしいデザートでした。勘定は〆て\8400。今度来るときはもう少しコンディションを考慮して、たっぷり食べられるようにしよう。秋になったらホイリゲ(ワインの新酒)もあると聞いていますし。
1999年8月19日(木)
「Frankfulter Linsensuppe(レンズ豆のスープ)」
心斎橋「ドイツツヴァイ」
今月の企画メニューを食べにやってきました。お店に18:30ごろ。友人がちょっと遅れて18:45ごろ。で、飲み食いしたもの。まず、レーベンブロイ大でスタート。料理はレバーペーストパン、ニシンの酢漬け、企画メニュー「Frankfulter
Linsensuppe」、いつのまにかレギュラーメニューになっているヴァイスブルスト(白ソーセージ)、ポテトのオムレツ。デザートに「Rote
Gruetze(ローテグリュッツェ)」。最後に日本ではこの店でしか飲めないVoelker醸造所の甘口白ワイン(グラスで\800)で〆。ワインは辛口もありますし、もちろんボトルもあります。さて、「Frankfulter
Linsensuppe」ですが、味付けはごくあっさりの塩味。やや酸味が効いています。小粒のレンズ豆と、それと同じくらいに切りそろえた野菜、ベーコンが具になっています。全体的に家庭的な味。その意味で前回食べた「Blauer
Heinrich(ブラウアーハインリッヒ)」と通じるものがあります。デザートの「Rote
Gruetze」は果物(いちごとすぐり?)をゼリー寄せにしたような感じで、生クリームがかかっており、わりと甘酸っぱい味。しっかり固まっているわけではなく、果物自身のペクチン+αの力でゆるく固まっているような。今日の勘定は二人分で\10815。
1999年8月18日(水)
「冷やし油そば」
心斎橋・「亀王(きおう)」
本日の夕食は訳あって、外食です。一人で外食するときにはラーメン系統の店に行ってしまいますが、心斎橋の「亀王(きおう)」へやってきました。冷やし油そば\780とハーフじゃんじゃん丼\400を注文。冷やし油そばは太打ちのちぢれ麺、タレは醤油味、若干の酸味、油がたっぷり。具はかいわれ、太めのモヤシ、茹でたエビ、厚めのチャーシュー一切れ。まあ、油の多い冷やし中華ですな。タレがちょっと独特な風味なのは、丼同様、チャーシューのタレを使っているからではないかと思います。ハーフじゃんじゃん丼の方は錦糸卵、かいわれ、海苔たっぷり、チャーシューの切り落としなどの具が醤油味のタレをまぶした御飯の上に乗っかっています。名前の通り、ハーフサイズですから、フルサイズもあります。食欲旺盛な方はそちらをどうぞ。
1999年8月16日(月)
「丹波黒豆ソフトクリーム」
梅田・阪急百貨店食品売場にて\200+税
変なソフトクリームシリーズでございます。抹茶のソフトクリーム(こちらは珍しくないですが)単体、黒豆ソフトクリーム単体、両者のミックスとあったので、ミックスを注文。抹茶はもちろん、ほんのり緑色。では黒豆は黒いかというと、さにあらず、普通のクリーム色の中に黒いぽちぽちが見えるという感じ。味の方は抹茶はお茶の味(当たり前)。で、黒豆の方は…、うーんと、そう、これはきな粉の味や!
1999年7月4日(日)
「香港ラーメン」
日本橋・「たまる」
今日も今日とて日本橋を徘徊、と、その前に腹ごしらえをしようと思っていたら、カメラのドイの真向かい、「ザ・丼」の脇の路地の入り口に「香港ラーメン」と書いた小さい看板があるのを発見。路地の奥に入っていくと「たまる」という店がありました。醤油ラーメン\600と担々ライス\100を注文。ラーメンの方はモヤシ、タマネギ、ニラ、生のレタス、チャーシュー、煮卵半分と具だくさん。スープは透明感があってあっさり風味。麺はカン水がやや効いていて、コシはあります。担々ライスは白ご飯の上にピリ辛味で煮たミンチと細切りのチャーシュー、それとやはり生のレタスがトッピングされています。どのへんが香港ラーメンなのかはよくわかりませんが日本橋の食事スポットとしては使えそうなお店です。お昼の営業は11:30〜14:00と書いてあったかな。夜は居酒屋として営業するようです。
「杏仁ソフトクリーム」
難波高島屋食品売場内「はん(さんずいに半)渓酒家」
食品売場を歩き回っていたら発見。変なソフトクリーム評論家(嘘)としては見過ごせません。1個\280+税。見た目は普通の白いソフトクリームですが、ちょっと固めで独特の舌触り。結構クリーム成分が多いのかもしれません。味は杏仁豆腐そのまんま+クリーム味。
1999年6月26日(土)
「元祖トンカツカレー再び」
難波・元町「カツヤ」にて
地下鉄の難波駅からてくてく歩いて、お昼ご飯にカツカレーを食べにやってきました。先日立てた目標に従い、今日は上ロースカツカレー。\1400でした。カレールーの味は当たり前ですが、先日食べたのと同じ味。コクがあります。で、カツが厚みがあって、サイズも大きいと。\520の価格差を考えると\880の普通のカツカレーで十分なような気がします。お店のメニューを見て知ったのですが、カツカレー以外にも通常の洋食メニューも充実しているので、今度来たらカツカレー以外のものを試してみたいところです。
1999年6月20日(日)
「元祖トンカツカレー」
難波・高島屋地下食料品売場にて
本当は高島屋からは少々離れたところにある「カツヤ」というお店のカツカレーですが、たまたまイートインのコーナー(色々なお店が週替わりだか、月替わりで出店しているようです)に出ていたものを食べてみました。メニューには3種類あって、私が食べたのは\880のロースカツのカツカレー。さらにその上に\1300くらいの上ロースカツ、もうちょっと高いヒレカツのものがあるようです。タイトル通り、「元祖トンカツカレー」を標榜しているわけですが、昭和初期からとしか書いていなかったので先日食べた銀座のカツカレーとどっちがホントに元祖かはよくわかりません。味の方はルーのベース(野菜など)を3年熟成させているとかで、濃厚で味に深みがあるような気がします。(われながらそういう謳い文句に弱い)
トンカツ自体は薄目。ちょっと物足りないので、そういう方は上ロースの方をということでしょうか。次の目標は「カツヤ」の店の方で上ロースカツカレーを食べることですね。
1999年6月4日(金)
「しゃぶしゃぶタンしゃぶ食べ放題」
吹田市・江坂「大同門江坂店」
6/2が妻の誕生日だったので、外で食事をおごるということでやってきたのがこの店。家から比較的近いので気軽で良いのですが、去年もこの店だったんですよねえ。もっと他の店でも良いと言っているんですけど、本人はお肉が好きで、ここでよいといっている以上、問題もないわけですが。さて、本日のメニューは「しゃぶしゃぶタンしゃぶ食べ放題」\2980です。普通のお肉に加え、タンを薄切りにしたものも選択できます。普通のしゃぶしゃぶ食べ放題なら\2800なので、ちょっとだけ高い。タンのしゃぶしゃぶもなかなか乙なもんです。歯ごたえが普通のお肉よりありますから、単調になりがちなしゃぶしゃぶも目先が変わって楽しめます。普通のお肉の方も割とよいお肉が出てきたので、満足しました。
1999年5月30日(日)
「朝から居酒屋」
東京・赤羽「まるます家」
この店は9:00からやっている居酒屋としてつとに有名。開店直後でしたが、お客さんは結構入っています。一応、朝食なので全開バリバリで酒を飲むというほどではなく、ちょっとたしなむ程度に、と思っていたのに生ビール大ジョッキ、マグロのヌタ、うな重(\1000の寿重)でしめて\2200。朝食のメニューじゃないですね。うなぎは結構あっさりした焼き上がりでした。
「銀座でカツカレー」
東京・銀座「グリルスイス」
レストランというよりも、洋食屋さんという趣のお店。ここで「千葉さんのカツカレー」というものを注文。通常\1600が土日サービスで\1300でした。ホントかどうか知りませんが、ここの店がカツカレー発祥の店だそうです。50年ほど前、巨人の選手だった千葉さんという人がカレーライスにトンカツを載せてくれと頼んだのが始まりとか。大阪にも元祖カツカレーを標榜する店があるので、にわかには信じがたいのですが、その手の本家、元祖論争というのは突っ込んでも始まらないのでおとなしく拝聴しておきますか。肝心のお味の方は悪くないですけど、それほど珍重するほどのものでもなさそう。ちゃんとした仕事をするカレー屋さん、洋食屋さんならどこでもこの程度のものは出すでしょう。すなわち、からっと揚がったトンカツと丁寧に煮込んだカレールー。私たちが入ったときはそうでもなかったのですが、食べ終えて出てくると、店の前に行列が出来ていました。人気あるんですね。
「ギリシア料理」
東京・渋谷「エーゲ海」
17:15ごろギリシア料理店「エーゲ海」に到着。渋谷警察署の向かいあたりの場所です。ギリシア料理店というのは初めて。まず、飲物にギリシャのビール「Mythos」。なかなかすっきりした味わいです。それとタコのマリネ、ドルマダキア(ブドウの葉でご飯を包んだ前菜。香料がきいています)、カジキのステーキ、ムサカ(挽肉とナスの重ね焼き)、ピタパン(薄焼きのパン)。追加でRETSINA(レッツィーナ:松ヤニ入りの白ワイン。曰く言い難い味わい。古代ギリシア風ですな)と普通の白ワインをグラスで、タラモサラタ(タラコとマッシュポテトのサラダ)、イワシ(オイルサーディン仕立て)。デザートにBaclava(バクラバ:くるみとハチミツのパイ)、Halva(ハルバ:ナッツの入ったゴマ風味の粉菓子。似たお菓子を思いつきませんが、しいていえば落雁?)、ギリシャコーヒー(多分、トルココーヒーと呼ばれるものと似ていると思います。コーヒーの粉ごと煮出して、カップに入れて供されます)。お代は二人分で\21159でした。高くついたな。
「へぎそば」
東京・渋谷「須坂屋」
ギリシア料理でお腹一杯でしたが、さらに友人の希望ですぐ近くにある「須坂屋」というお蕎麦屋さんで「へぎそば」を食べて仕上げとしました。新潟に本店があるお店だそうです。「へぎそば」は大きなせいろのような入れ物に、一口分ずつ小分けにしたお蕎麦を盛りつけて出されます。蕎麦のつなぎに海藻の「ふのり」を使ってあるので、コシが出て口当たりのよいものになっています。いっしょに日本酒「菊水辛口」をやりながらだったので、するっとお腹に納まってしまいました。とはいうものの満腹満腹。
1999年5月29日(土)
「さくら鍋」
東京・森下「みの家」
13:00過ぎ、友人と二人で都営新宿線の森下駅に程近い「みの家」に到着。入れ込みの座敷、その上坪庭というのでしょうか、池などもあって風情はあります。昼のピークを過ぎたせいか、あるいは夜の営業がメインなのか、お客さんは少しだけでした。注文したのは中瓶ビール(\600。残念ながらスーパードライでした)、馬刺(\1600)、タタキ(\1000。サラダ風)を各1人前、ロースのさくら鍋(\1900)を2人前。しめて\7100。うーん、さくら鍋の有名店ということで期待してたんですけどねえ。まずくはないけど、コストパフォーマンスを考えると以前行った人形町の「大和」のほうが数等上という気がします。追加注文する気にもならないので、さっさと食べ終えてすぐに店を出ました。そうか、味付け自体はそんなに悪くないのに不満を感じたのはさくら鍋を出すのに、いきなり肉を全部鍋に入れて出してきたからだとわかりました。「大和」はお肉を皿に盛ってきてくれたので、自分で少しづついれて食べ頃のをつまめば良かったのですが、全部入れられたんじゃ後の方のは煮えすぎになる道理です。納得納得。
「お蕎麦やさんで不満解消」
東京・森下「京金」
欲求不満なので昼食第2部として友人が持っていたガイドブック所収の蕎麦屋「京金」へ。「みの家」のすぐ近くです。靴を脱いで上がるのに、テーブル席がメインという不思議な店内。友人がおろしそば(\1400)、私が穴子天せいろ(\1500)を注文。それと久保田の千寿(1合\700)を2合。しめて\4515。蕎麦も少し固めながらおいしいし、天ぷらのできも良いので非常に楽しめました。千寿もうまい。「みの家」での不満が吹き飛んでうれしゅうございました。ちなみに友人のおろし蕎麦は京都産の辛み大根を使っていて、とっても辛かったようです。
「ドイツ料理」
東京・銀座「ケテル」
18:00ごろたどり着きました。1FのBierStubeへ。ちなみに地階はBierレストランですがメニューによると1Fの方が断然安いです。メニュー内容自体も違うのですが。それと、ハッピーアワーということで18:45までは一部のメニューが安くなっています。注文した料理はポリッシュ(ポーランド風)ソーセージ(ナイフをいれるとジュースがじわっ)を2人前、詰め物したベーコンのロースト(外側ベーコン、内側ソーセージみたいな感じ)、青豆のスープ、ニシンとリンゴのマリネ(ヨーグルトだか、サワークリームだかでまろやかな味わい)、スモークタン(ほろっと崩れてコンビーフ的な味わい)、イワシのマリネ(フライにしたイワシをマリネしてあるので、衣もうまい)、ドイツ風ミートボールケッパーソース(ミートボール自体は100%に近いほどお肉。ソースはクリームソースでケッパーが入っています)。飲物はエーデルピルス2人前、エビスビール2人前、ビットブルガー2人前、シュロッサーアルト。しめて\13698。満足して19:30ごろ店を出ました。追記しますと、「ケテル」に不満があったわけではないのですが、ほとんど習慣として上野の「藪」へ行き、友人が天ぷら蕎麦、私は鴨せいろうを食べて本日の仕上げとしました。どっちも\1700。満腹。
1999年5月25日(火)
「Blauer Heinrich(ブラウアーハインリッヒ)」
心斎橋「ドイツツヴァイ」
3度目の紹介です。今月の企画メニューを食べに、19:00ぴったり店にたどり着きました。約束していた友人はすでに到着済み。まず、注文したのは生ビール大を二つ、ソフトスモークサーモン、そして、今月の特別メニューの「Blauer
Heinrich」(\900)を2人前。「Blauer Heinrich」は結論から言うと非常に素朴な身だくさんのスープです。雑炊といってもいいでしょう。味付けは塩のみ。具は牛肉、人参、ネギ、それと大麦。大麦は押し麦ではない粒のままのものでプチプチ感が結構いいですね。しかし、スープストックがいいものを使っているのでおいしく食べられますが、そうでなかったら、かなり単調な味わいな料理です。寒いドイツの冬を越すための昔ながらのスープと言ったところ。フランクフルトソーセージ、牛肉とタマネギの煮込み、ライ麦パンを追加。しめて\9030となりました。
1999年5月14日(金)
「特製涼麺」
心斎橋「味仙(あじせん)」
会社を退けてから、「味仙」にやってきました。2回目です。今日の目的は夏季限定の特製涼麺です。韓国風の冷麺も好きですが、中華風の冷麺も捨てがたいものがありますね。さて、店に入ったのが18:30ごろ。この時点ではお客さんはまばらでした。もちろん、特製涼麺大盛り\1000を注文。具は煮卵半分、千切りのチャーシューとキュウリ、モヤシ、セロリを細かく刻んだものとなっています。スープは台湾麺のと同じベースに酢を効かせてあるようです。上からはピーナツの醤をベースにしたらしいソースをたっぷりかけてあります。麺は通常の卵麺ですが、冷やしてある分、締まって腰が充分に出ています。うーん、うまい。あっという間に食べ終えてしまいました。それは良かったのですが、私の後に10人ほどの団体客がどやどやと入ってきて店がいきなり満員になってしまいました。うーん、落ち着かん。他人の冷麺を見て、「冷麺もうまそうやなあ」とか大声で喋るな〜。
1999年5月12日(水)
「沖縄料理」
大阪駅前第3ビルB1F「レストランOKINAWA」
ちょうど1年前に昼食のランチバイキングを紹介したお店です。今回は夜の部。友人と二人でやってきました。口開けに私は生中、友人はオリオンビール。料理はミミガー(豚の耳)のピーナツ和え、豆腐ちゃんぷるー(炒め物)、足てびち(骨付き豚足の煮込み)、イーチョバー天ぷら(薬草らしきもの。くせはありません)、豚のレバーフライ、島ラッキョ(生のを鰹節と醤油で食べます)。飲み物の追加で泡盛(南風古酒/カラカラ)2合。以上で〆て\5700。料理の単価自体が安いのと、あんまり量を食べなかったので、全体的に安くあがりました。〆に沖縄そばを食べれば良かったというのは後で思いついたこと。メニューにはさーたーあんだーぎーなどもありました。
1999年5月11日(火)
「ジェラート」
心斎橋大丸百貨店地下食料品売場内「ジェラテリアミラノ」
たまに、会社帰りなど、この店でジェラートを食べてます。このところ気に入ってしまったのが「ルクマ」のジェラート。なんだかよく知らないのですが、インカ帝国で食べられていたとか。まあ、ペルーの果物には違いないと思いますが、詳細は不明。黒糖系というかキャラメルというか濃厚な味わいです。全然果物らしくないです。この手の味が好きな人はクセになるかも。シングルのコーンで税込み\315。
1999年4月28日(水)
「トンコツラーメン」
心斎橋「ちりだ」
そごうと大丸の間を東にちょっと行ったところにある「ちりだ」へ21:55ごろ。昨日食べそこねたお店です。ラーメン\600を注文しました。店内に獣くさい匂いが漂っています。トンコツの匂いでしょう。出てきたラーメンは予想通り白濁スープ。ゼラチン質に富んでいるスープはとろっとしており、飲んだ後、唇がくっつく感じがします。塩味は少しきついかな。麺はやや細目で固めの茹加減。具はチャーシュー3枚、もやし、ネギ。わりといけます。メニューを見ると替え玉は\100、チャーシューメンは\1000。
1999年4月27日(火)
「台湾麺」
心斎橋「味仙(あじせん)」
会社帰りに晩ご飯。同じく心斎橋にある「ちりだ」という店のラーメンを食べようと思っていたのですが、火曜定休でした。そこで第2候補の「味仙」へ20:30ごろ。台湾麺\600(大盛りで\750)を注文。まあ、ラーメンといってもそんなに実体とかけ離れていないと思います。透明感のあるスープに太めでコシのある麺。具は挽き肉を濃いめの味付けで炒めたもの、チャーシュー2枚、煮卵半分、もやし。それと青いのはネギでも無さそうだし何かいなと思ったらセロリのようです。やや塩味がきつい感じはするものの総じて美味。他にメニューとして担仔麺\650、炸醤麺\700、四川麺(激辛)\800、水餃子\450などがありました。また来る価値がある店だと感じました。
1999年4月24日(土)
「小豆アイスクリーム」
なんば「モカ珈琲戎橋本店」
友人と二人、焼き肉食べ放題の「風風亭」で、夕食をとりました。食べ放題\2480と飲み放題\1000。以前行ったのは道頓堀の近くの店ですが、今回は法善寺横町にある店でした。内容は一緒です。前回同様お腹が一杯になって満足。さあ次はどうする?と近くをうろうろしたのですが、さすがに食べる店はむりだと判断。飲む店も適当な店を思いつかないので結局無難に喫茶店。で、この「モカ珈琲」という店の前に来たとき、友人が小豆のアイスクリームがおいしい店だというので入ることにしました。その小豆のアイスクリーム(\500)を注文。確かに、なかなか面白いアイスクリームで生クリームをたっぷり使っていると見えて口溶けが独特。アイスクリームなのに、口の中があんまり冷たく感じません。甘さは控えめであっさりしています。ちょっと肝心の小豆の風味が弱めなのが残念。もう一度、酔っぱらっていないときに確認しに来よう。
1999年4月13日(火)
「XO丼」
地下鉄九条駅から300mほど西「吉林菜館」
珍しく、平日の昼ご飯でご紹介。いつも行く店がえらい行列だったので足を伸ばし、一度行ってみたいと思っていた「吉林菜館」を探し出しました。2,3年前、何かのテレビ番組で紹介されていたのをしつこく覚えていたのですが、何となく行きそびれていた店。行ってみたら会社から歩いて15分ほどでした。1時間の昼休みではぎりぎりですね。なにはともあれ、XO丼の大\1000を注文。その名の通り、XO醤の丼。中\750が普通盛りで小\500というのもあります。XO醤というものをよそで見たことがないので、比べることは出来ませんが、ここのは貝柱、エビ、イカ、ちりめんじゃこなどの乾物を細かくほぐし、味を付け、油で炒めたものになっています。それと青ネギをご飯の上にたっぷりのせてありますから良く混ぜて、かきこむと。なかなか不思議な味ですが、悪くないです。ただ、乾物の噛みごたえがあるので、あごが疲れるかも。
1999年4月12日(月)
「餃子とラーメン」
東心斎橋「純陀(チュンタ)」&「武里音」
この間ラーメンを食べた「武里音」の隣が餃子屋さんになっています。こちらも行ってみようと思っていたので、本日は餃子から。店に入ったのが21:15ごろ。焼き餃子\450を二人前(1人前で10個)と、生ビール\500を注文。他にメニューとしてはスープ餃子\500、具だくさんスープ\500などがありました。店内はカウンターのみで赤が基調の比較的こざっぱりとした内装。入り口にKansaiWalkerが飾ってあったりして一抹の不安を感じましたが味はまともでした。ただ、小振りでパリッと焼き上げたタイプなので、私には餃子を食ったという充実感があまりありません。ビールのおつまみには好適です。同じ餃子を追加注文するのも気が進まなかったので、さっさと勘定を済ませて店を出てしまいました。しかし、量的に全然物足りないので、隣の「武里音」に横滑り。チャーシューネギラーメン\1050を麺を固めと指定して注文。うん、固めで私にはちょうど良い。うまかったっす。でも、煮卵を追加すれば良かった。
1999年4月10日(土)
「チョコブラウニーヨーグルトパフェ」
梅田・新阪急八番街内「ミルクの旅」
夕刻、休憩かたがた、この店に入り、チョコブラウニーヨーグルトパフェ\880を注文。表に出ている見本通りの、なかなかでっかいパフェが運ばれてきました。ちょっとびびります。それでも、アイスクリームではなく、フローズンヨーグルトを使っているせいかぺろりとたいらげました。他にもいろんな種類のパフェがありましたが、このパフェは名前通り、ブラウニーを2センチ角程度に切ったものがトッピングされているのが特徴。その他、バナナ、ラングドシャの類、生クリーム、普通のスポンジケーキなどが入っています。この店はフローズンヨーグルトがメインの店のようです。今まで、店の前をよく通っていたのですが、女性客メインらしくてちょっと躊躇していたのですが、今日、私が入る直前に男性3人連れが入っていったので気楽に入れました。
1999年4月6日(火)
「チャーシュー麺大盛りライス付き」
東心斎橋「武里音」
蕎麦の「かしわぎ」を探していたときに見つけて、ちょっと気になっていたラーメン屋さんです。たまたま、遅い夕食をとることになったので行ってみました。メニューは基本的にラーメンだけのようです。醤油ラーメン(\600)を大盛り(\100)にして、トッピングとしてチャーシュー(\250)、煮卵(\100)を追加。とどめにライス(\100)。以上を注文しました。スープはあっさりトンコツしょうゆ味で、うまみも十分あります。その上に背脂を細かくしたものをちらしてありますが、見た目ほどのしつこさはありません。麺は普通の麺でさほど特徴は感じられませんが、茹で加減は柔らかめでした。チャーシューはモモ肉使用と思われます。それと煮卵が結構こくのあるいい味。背脂の量とか麺の茹で加減はお好みで変えてもらえるそうです。総合的に見てなかなかおいしいラーメンでした。店内は変形コの字型カウンターで12席ほど。昨年の春ごろオープンということで内装は新しいです。今日は純然たる夕食でライスなど追加しましたけど、飲んだ後にもよさそうです。いやあ、手持ちの店が増えてうれしいなっと。
1999年4月4日(日)
「中華そばとチキンライス」
日本橋「一福食堂」
難波から見て日本橋のとっかかりにある「一福食堂」にやってきました。一昨日、「ドイツツヴァイ」で一緒に食事をした友人がやたらとほめていた店。日本橋で昼食をとる店というのはなかなか悩むところなので、手持ちの店が増えると助かります。チキンライスと中華そばのセット\900を注文。なんだか、母が作るラーメンとチキンライスを思い出しました。中華そばは具にモヤシと豚肉の炒め物をのせてあります。しゃきしゃきした感じ。スープは鶏ガラでしょうか、ごくあっさりのしょうゆ味。麺は太めであまり「かんすい」の効いていないやつ。今時の流行りのラーメンを出す店ではまず出てこないであろうタイプです。チキンライスは具に鶏肉とタマネギ。あしらいにグリーンピース。基本的にケチャップだけで味付けしてあるシンプルな作り。私は好きな味です。
1999年4月2日(金)
「ドイツ料理」
心斎橋「ドイツツヴァイ」
紹介するのは二度目です。本日は友人と二人でやってきました。最大の目的はヴァイスヴルスト(白ソーセージ)を食べることです。まず、飲み物は二人ともビール大ジョッキ(1l、\1500)でスタート。料理は焼きニシンのマリネ\900。普段なら、酢漬けのニシンなのだが、焼きニシンのマリネはテストメニュー。ちょっと南蛮漬け風でなかなかおいしい。それとあらかじめ予約しておいた問題のヴァイスヴルスト\900を二人前。ヴァイスヴルストは4月の特別メニュー。日本では珍しいソーセージです。牛肉、豚肉、ベーコンをすりつぶしてスパイスとレモン、パセリを混ぜたものを腸詰めにしてあり、食べるときには皮をむいて、中のミートだけを食べます。柔らかい食感で、おおげさにいうと肉で作ったはんぺんのようです。さらにそれに付け合わせるマスタードが独特。ヘンドゥルマイヤー社製の甘いマスタード。蜂蜜が入っているそうな。料理の追加でアイスパイン(\1500。切り身になっているもの。骨付きの大きいのは要予約)。これは豚足をじっくり茹で上げて柔らかくしたもの。ほとんど味らしい味は付いておらず、マスタード(こちらは普通の)を付けて食べます。それとポテトのオムレツ\800、レバーペーストパン\700。これらは定番メニュー。飲み物の追加は辛口の白ワイン(カビネット、ジルヴァーナー)、中甘口の白ワイン(カビネット、ショイレーベ)、いずれもグラスで1杯\800。これらのワインはラインヘッセンのヨーゼフフェルカー醸造所のもので日本で飲めるのはこの店だけとか。どちらもすっきりした飲み口でおいしいです。お代は二人で\12495。
「そばで仕上げ」
東心斎橋「かしわぎ」
さて、一軒で済ませればいいものを二軒目です。「ドイツツヴァイ」から少し北上して22:00ごろ、「かしわぎ」に到着しました。お蕎麦やさんに来て、いきなり酒を頼みます。二人とも浪花正宗\700。冷やで供されました。この方が冷蔵されたときより香りがたって良いですね。肴にしじみ醤油漬け\550。少しニンニクが効いています。お蕎麦は白雪そば\850。いわゆる更科系の真っ白な蕎麦。細打ちですが、コシは十分にあります。蕎麦の香りもちゃんとする。シジミと蕎麦とで酒がすすむすすむ。調子に乗ってとろろそば(温かいの)\1100も追加注文。とろろは盛りつけの直前に擂り鉢で仕上げている模様。卵黄を混ぜてコクを出したとろろを二八蕎麦とおぼしい台に乗せてあります。とろろと蕎麦の間に海苔を敷いてあるのもなかなかグッドなアイデアかも。せっかくのとろろがすぐに器の底に沈んでしまうのをふせいでいる、かもしれません。もちろん、味の面でも貢献しています。お代は二人で\5850でした。店の人に聞くと0:00ラストオーダーで、0:30くらいに店を閉めるらしいので、このあたりで飲んだ後の仕上げには絶好の店と(友人と私に)認定されました。
1999年3月31日(水)
「地ビールなど」
道頓堀松竹座地下2F「たちばな」
最初、この店の向かいにある「櫓便村来想」に入ったのですが、地ビールを飲むだけならチャージを取られない「たちばな」がいいですよと教えてくれました。同系列の店らしいので店の人は別にどちらに入ってもいいのでしょうが、心遣いはうれしいですね。さて、「たちばな」ですが、「道頓堀麦酒醸造所」と銘打たれています。店そのものは、チェーンの居酒屋+αというところでしょうか。飲み物は当然、道頓堀地ビール。3種類あって、すべて小ジョッキで\580。小さいグラスもあります。まず、頼んだのはスペシャル。時期によって種類が変わるらしいのですが、今日はスタウトタイプ。ギネスほど苦みが強くありません。あっさりめで香りもフルーティ。続いてアルト。色はアルトにしては薄目かな。味は酸味が勝っています。面白い味ですけど、アルトらしくないかもしれません。最後にケルシュ。なんか印象が薄いです。飲む順番を逆にした方が良かったかも。肴は、お通しとして手作り豆腐のミニ湯豆腐。注文したのは釜揚げしらす(\680。紀州田辺産。普通のしらすですけど、おいしい。干していないので柔らかい)、ひな鳥南蛮あげ(\580。鶏を揚げたものをしょうゆ味の薄目のタレに浸し、さらにタルタルソースを付けて食べます。そのタルタルソースが面白い風味でした。タマネギの味が普通と違うみたい。ボリュームもあるのでおすすめ)、ぶり大根(\680。大根はちゃんと面取りしてあります。ぶりと大根を別に煮上げたと思われます。やや甘味を効かせた味付けで良く染みています)。税サ込み\4940でした。こんなもんかな。
1999年3月30日(火)
「かつどんバーガー」
心斎橋の「ロッテリア」
ロッテリアの商品ですから、全国規模で売られていることと思います。新製品というより、期間限定商品でしょう。ロッテリアでは以前からトンカツを使った商品がいろいろありましたが、これもその一環です。和風だしと醤油で味付けし、タマネギの入った卵がトンカツの上に乗っかっています。なるほどカツ丼という趣向ですな。ただ、私の食べたのは卵が少し焦げてましたのでせっかくの趣向が興ざめ。
1999年3月27日(土)
「かやくご飯で昼食」
難波「大黒」
池波正太郎ゆかりの店を訪ねようシリーズ。お昼ご飯を食べに「大黒」にやってきました。かなり前に一度来たことがあったのですが味は忘れていました。店自体は非常にこぢんまりとしています。6人程度かけられるテーブルが二つあるのみです。先客でほぼ一杯でしたが、一人だったので、何とか座れました。そこで名物のかやくご飯をいただきます。頼んだものはかやくご飯の大(\500)、さわらの焼き物(\600)、粕汁(\350)。税込みで\1520です。他にもおかずはいろいろありますが、基本的にかやくご飯をおいしく食べるためのシンプルなものがメインです。かやくご飯の具はごく細かく切った薄揚げとこんにゃくのみ。青海苔を少々ふりかけてあります。だしの味が非常によいです。味付け自体はあっさりしていますが、これだけで他に何もいらないと感じるくらい。粕汁はちょっと甘めの味付け。多分白味噌の味なのでしょう。それに程良く酒粕の味が効いています。具は大根、和人参、ハマチ(ブリかも)。とろっとして熱々なので、食べ終えるまで冷めませんでした。さわらの焼き加減も上々。脂ものっているし、身も皮もおいしく焼けていました。満足。
1999年3月25日(木)
「そば屋で夕食」
東心斎橋「かしわぎ」
一度行ったことのあるお店。そのときは友人と二人でわりとたくさん飲み食いしましたが、今日は一人で軽く夕食がわり。店に入ったのが19:00前。前回は2階のテーブル席でしたが、今回はカウンター席。まず、清鶴(高槻のお酒。辛口すっきり系。\700)とおでん(厚揚げ、大根、すじ、たまご)で軽く一杯。それから田舎そば大盛り(\800+α)を注文。カウンター越しに見てみると、汁そば用の麺の茹で上がりはあれっと思うほど速いのに対して、田舎そばの茹で上がりは1分強から1分30秒の間。かなり差があるように見えました。それでもちょっと固めの茹で加減。そばの味はくっきり感じられます。やや太めで若干のばらつきがあります。手打ちのご愛敬ですか。お代は締めて\2700。
1999年3月22日(月)
「飯屋で昼食」
千日前「だるま」
池波正太郎の作品からおいしいものを食べさせる店に関する記述を抜き出して、ガイドブック化した「池波正太郎が通った味」という本を紹介したことがありますが、この「だるま」という店も載っていました。原本は「食卓の情景」所収の「大阪から京都へ」というエッセイ。かやくご飯が名物の飯屋兼居酒屋さんです。始めからこの店が目的だったのではなく、千日前界隈をうろうろしていて、昼食をどこで食べようかと考えていたら、この店が目に付いて、池波正太郎のエッセイに出ていたところだと気が付いたので入ってみたような次第。店の前がパチンコ屋で少々にぎやかです。店に入って一瞬、システムがよくわかりませんでしたが、普通の飯屋ですね。かやくご飯\450、豆腐味噌汁\200を待機しているお姉さんに注文し、おかずは店の中央にあるガラスケースから自分でとってきます。しばし迷って、うまき\600、ぬた(タコ)\400を選択。合計で\1650。単なるお昼ご飯と考えるとちょっと高いものにつきました。かやくごはんはごくあっさりした味わい。うまきは普通。ぬたは一杯やりたくなる味でした。入ったのが昼過ぎだったのでお酒は飲みませんでしたが、ビール、普通の日本酒はもちろん、吟醸酒も置いているようです。
1999年3月16日(火)
「居酒屋で一杯+α」
東京・秋葉原「赤津加」
このところ、愛読して、参照もしている「居酒屋大全」ですが、秋葉原にも推奨の店があります。18:00すぎ、秋葉原徘徊の後にその店「赤津加」に入りました。場所はラジオデパートのすぐそば。店の構えはすごく立派ですが、回りが完全に電気街、それもやや怪しげな店が多い裏通りなので、違和感ばりばりです。それでも店内に入ると落ちついた雰囲気の普通の居酒屋さん。まずは燗酒(菊正宗)を注文。それと、たこぶつ\800(たこをかなり大きく切っています。まさにたこぶつと呼ぶにふさわしく、歯ごたえ、味ともによし)。続いて鶏つくね若竹煮\800(若竹の他に蕗も入っています。それに大きめの鶏のつくね。醤油味は余り濃くないけど、やや甘味の強い味付け)。お銚子をもう一本追加し、海老蓮根挟み揚げ\750(蓮根がサクサクというかしゃりしゃりというかいい歯ごたえです)も追加。お酒の味自体はともかく(菊正宗やし)、燗の具合はやや熱めでよろしい。以上で\3760。堪能堪能。1時間弱で出てきました。
この後、まだ開いているいくつかの店を冷やかしつつ北上し、さらに上野方向に歩いて池之端の「藪」まで行って仕上げに「花まきそば」\750を食べました。汁蕎麦でも蕎麦湯を出してくれるんですね。知らんかった。
1999年3月15日(月)
「太肉麺」
東京・新宿「桂花ラーメン末広店」
あんまり食欲がないのと、雨が降っていて、店を探し回るのがいやになってきたので、目に付いた「桂花ラーメン末広店」に入りました。以前、知人がおいしいと言っていた太肉麺(たーろーめん)\900を注文。豚骨スープ(塩味ややきつい)、かなりの固茹で麺(この店の特徴)、角煮風の豚肉(これは柔らかくておいしい)、生のキャベツ、茎ワカメ、にんにくの効いたタレなどで構成されています。うーん、三度食べると病みつきになるというのですが、もう一度食べたいとは思いにくいです。体調が万全の時に再挑戦かな。
1999年3月14日(日)
「蕎麦屋で一杯」
東京・上野「上野藪蕎麦」
またまた東京に来ております。病み上がり(風邪ひいてました)で体調が万全でないので、おいしい物を食べたくてもあまりたくさん食べられないような気がしてます。前回は初日のお昼に鰻丼などを食べておりましたが、今回は昼は軽く済ませてしまいました。夕食はホテルから近いこともあって上野に出てきた次第。さて、と思案することしばし。上野で迷ったら「藪」かなあと安易に結論。「藪」ならまず間違いはないですし。まずは樽酒\600と「あい焼き」(アイガモと葱を焼いたの)\1100を注文。アイガモは結構脂がのってます。サービスの蕎麦味噌ともどもじっくり楽しんでから仕上げにせいろうの大盛り(\650+200)。〆て\2677でした。
「いなり寿司」
上野駅正面(浅草側)「きつね寿司」
上野の繁華街からホテルにもどる途中に「きつね寿司」という店がありまして、今まで通る度に気になって仕方がありませんでした。調べたところ、店名通り「いなり寿司」が名物のお店らしいのです。しかし、なかなかタイミングがあわず、開いているときに店の前を通ることがなかったのですが、今日は時間的に早いこともあって、まだやってました。持ち帰りもやっているようなので中に入り、折り詰め\770を作ってもらいました。個数によって、グレードは色々あるようです。いなり寿司だけと海苔巻きを混ぜるのとがある模様。折角なので、海苔巻きとのコンビネーション。4個づつ入ってます。ホテルに持ち帰ってしばらくして小腹が空いてから食べてみました。なるほど、薄揚げにしっかりと味が煮含ませてあります。大阪の人間にとってはかなり甘辛いレベルですが、これはこれでおいしいです。海苔巻きの方はいわゆるかんぴょう巻きでとりたてていうべきこともなし。夜食にはちょうどいいですね。
1999年3月2日(火)
「居酒屋で一杯」
東京・湯島「シンスケ」
夕刻、秋葉原徘徊を終えた19:00。場所は末広町の駅のあたり。さて、夕食をどうするかと思案。湯島天神の近くに「居酒屋大全」推奨の店があったよなと、そちらを指して歩き出しました。店名は「シンスケ」。まず、湯島天神に行ってみると、丁度季節なのですね、境内の梅が満開でした。しばし、散策。これだけでも来た甲斐があったというものです。とはいうものの、花より団子。境内から石段を下りて、回りを見回しましたがそれらしい店が見つかりません。「居酒屋大全」には住所が「文京区湯島」とは書いてあるのみですが電話番号は載っているので、場所を聞いてみました。ところがわかったつもりになって、歩いたのに全然違う方向に行ってしまったようです。交番が目に付いたので、飛び込んでお巡りさんを煩わしてしまいましたが、おかげさまで場所がわかりました。店にたどり着いたのが19:40ごろ。居酒屋というより小料理屋なのかな。店内はきれいで、高級感も多少あります。張り出してあるメニューを見ると\1000より上のものが半分以上。歩いてのどが渇いたので、エビスビール\600を頼みました。突き出しはほうれん草の辛子和え。注文したのは自家製イカの塩辛\500とヌタ(マグロ)\900。塩辛は肝の味が利いたスタンダードな味わい。それと、ヌタがうまい。マグロもいいのを使っているとみえます。ビールの後は燗酒(両関)を頼み、料理もエビのしんじょ揚げ\1000を追加。お酒は普通ですね。しんじょはおいしい。ぷりぷりのエビとねっとりしたしんじょのコントラストがグッド。揚げたての熱々で、表面がからりとしているのもいいです。お腹一杯になるまで食べたら高くつきそうなので、ここまでとしました。〆て\3675。質は高いが値段もそれなりというところでしょうか。昨日、一昨日の店がコストパフォーマンスが良かった印象があるので、ちょっと不利です。
1999年3月1日(月)
「焼き鳥」
東京・新宿「海老忠」
夕刻、NewtonShopと紀伊国屋書店アドホック店を回ってから、夕食の算段。satonaoさんのページを参考にして店探し。焼き鳥の「海老忠」に行くことに決定しました。ド派手な看板で同名の別の店があったのですが、それはやり過ごし、まさしくsatonaoさんの薦める店を発見。小体な店です。19:00前でまだお客さんもそんなには入っていません。カウンターの奥の方に着席しました。突き出しにきんぴらごぼうと鶏のがらスープ。飲み物に熱燗を所望。最初に鶏、肝、鶏団子を取り混ぜた皿を塩で注文。都合5本出てきます。焼き鳥はやや小さめ。きれいな焼き上がり。肝はこりこりした部分とねっとりした部分があって、おいしい。鶏団子はややぱさつきぎみ。これはタレの方がいいかな。味はよいです。それと、熱燗がなかなかいけます。どこのなんというお酒かもわかりませんが、単に燗酒を頼んで、素直においしいと思えるのを出すところは少ないと思います。追加で鶏だけを1人前(5本)、砂肝1人前(2本)。いずれも塩。砂肝は歯触りが身上。こりこりしてます。熱燗を1本追加。最後に再び、盛り合わせを1人前。今度はタレ。それとごはんを注文し、即席にキジ丼にして食べました。最初、普通におかずのように食べようとしたら、店の人がのっけて食べた方がおいしいとアドバイスしてくれたのです。もちろん、私もそれを考えなくはなかったのですが、初めての店で多少の遠慮もあったので。それだけに声をかけてくれたのはうれしかったです。鶏がらのスープのお代わりも出してくれたので、最後まで堪能できました。お代は\3450。
1999年2月28日(日)
今日から3/3まで講習会で東京に滞在です。普段とは違ったものを食べたいものですが、どうなりますことやら。
「うなぎ丼」
東京・高島屋日本橋店特別食堂にて
まずは初日のお昼ご飯。実は日本橋でも別の店が目当てだったのですが、日曜で休みなのでした。百貨店の食堂とはいっても、高島屋の特別食堂は洋食、和食ともにそれなりの店が調理を担当しているので、水準は高いと思います。実はうなぎしか食べたことがないというのはヒミツですが。うなぎの担当は「野田岩」。よく聞く名前です。「うなぎ丼・中入れ」を注文。20分ほど待って、運ばれてきました。大振りの丼鉢にゆったりと盛られています。当然ながら熱々。うなぎは天然物だそうです。脂はのっていますがくどくはありません。ご飯の上にうなぎがのっかっているのは当たり前として、丼の底の方にも隠れています。それで中入れというわけ。一気に食べてしまいました。香の物と口直しの大根おろし、肝吸い(肝を焼いてある)がついて\3000+税。おいしかったです。今度来たら「志らやき丼」(うなぎの白焼きを丼にしたもの)を食べよう。
「正統的居酒屋で一杯」
東京・赤羽「まるます家」
午後、秋葉原を徘徊してから上野の近くのホテルにチェックイン。しばらく休憩してから17:30ごろホテルを出て赤羽の「まるます家」に向かいます。電話して、営業していることだけは確認。この店、朝の9:00から営業している居酒屋として有名です。このところ参考にしている「完本・居酒屋大全」でも紹介されているのですが、それ以外にも愛読している「孤独のグルメ」というコミックでも、この店がモデルと思われる店が登場するので一度いってみたいと思っていました。
さて、18:00ごろ赤羽駅に降り立ち、商店街の方へ歩を進めるとあっさりと発見。中に入ってみるとぎっしりと満員でした。しばらく待って、空いた席に着きます。なんというか、正しい大衆居酒屋ですね。壁にぎっしりとメニューの品々が貼り出されています。まず、飲み物は生ビール大ジョッキ。肴に鯉の洗いと煮込みを注文。出てくるのが速いです。洗いは作り置きのようですがフレッシュ。煮込みは豆腐、大根、ニンジン、ゴボウと牛筋で、量もたっぷりあります。ハフハフいいながら食べました。いい味です。さらにマグロ中落ちを追加。形は悪いが味はいいというやつです。中落ちというより、普通の赤身の刺身のような気もしましたが。ビールが空いたので燗酒を注文。金升(かねます)という銘柄ですが、はじめて聞きますね。東京では一般的なのかな。味はまあ普通のお酒。燗の具合は熱めながらもよろしい。最後に鯉こくを注文。結構鯉の身がたっぷり入っていますが、川魚の臭みはありません。おいしゅうございました。代金は\2450也。結構満足。
1999年2月13日(土)
今日は友人と二人、和歌山クジラ&中華そば&地ビールツアーを挙行しました。
「クジラ料理」
JR和歌山駅前JAビル地下「銀杏」
落ち着いた雰囲気の店内で、まずはお昼ご飯。\4000の鯨御膳というコースを注文しました。さらしくじらの酢味噌合え、クジラの造り(赤身)、煮物代わりのハリハリ鍋の小鍋仕立て、しょうが焼き、竜田揚げ、たたき(カツオのたたき風ではなく、アジのたたき風)、高菜ごはん、味噌汁、香の物、デザート(抹茶アイスクリーム)という内容です。飲み物には最初ビール、次に大吟醸「さいかろまん」(雑賀豊太郎商店製)。二人で\9555。久しぶりに鯨を堪能しました。それぞれの料理は少しずつですが、全て鯨ですからね。
「中華そば」
和歌山バス「小松原5丁目」停留所近く「まるやま」
13:30ごろ、バスに乗って、「まるやま」までやってきました。本日の店の選定については友人が仕切っているので、このお店がどの程度の評価を受けているのかはよくわかりません。入ってみると、ごくこぢんまりした作り。ラーメンの他におでんの鍋がいい匂いをさせていますが、一番オーソドックスな中華そば(\550)を注文しました。スープは豚骨ベースです。ただし、白濁していません。味付けは醤油味。まろみとこくがあります。麺は細打ち。茹で上がりは芯の部分と表面の透明感がある部分との対比がはっきりしています。具はチャーシュー、メンマ、カマボコ(表面が赤いの)、ねぎとシンプル。なかなかおいしいですね。
「中華そばその2」
和歌山バス「布引南」停留所近く「元車庫前○宮(まるみや)」
15:15ごろ、このお店に。こちらは店も大きくて、きれいです。ここでも中華そば(\550)を注文。構成要素は上の「まるやま」のラーメンと変わりませんね。麺がやや固めに茹で上がっています。友人に言わせるとこれらのラーメンが和歌山のラーメンの一典型であるそうです。
「地ビールなど」
JR和歌山駅前「紀泡館」
実はこの店のすぐ近くに「井出商店」という和歌山ラーメンの超有名店があるのですが、ものすごい行列でとてもじゃないですが、並ぶ気になりませんでした。その代わりというわけではありませんが、地ビールの店で夕食。ここの店は「野半酒造」という会社の直営のようです。口開けに地ビールのピルスナー(300mlで\450。他のビールも同様)。料理は「花とシーフードの集い」(恥ずかしい名前ですが、刺身とエディブルフラワーにストロベリーソース、キウイソースをあしらったもの)、サーモンのお造り、カキフライ(友人一人の胃の腑に納まったので、私は食ってません)、牛タンの地ビール煮、だし巻き、餅の揚げ出し。ビールは他にアルト(ちょっとあっさりしすぎ。もう少しコクがほしいところ)、軍艦ビール(メルツェン。やや苦みが勝っている。一番のおすすめでしょうか)を飲みました。二人で\6331。
うーん、おなかいっぱい。
1999年1月30日(土)
「古式もりそば」
東京・湯島「古式蕎麦」
三組坂を上がってすぐの場所。以前、友人と二人、道に迷いつつたどり着いたら改装で休みだったということがありましたが、今日はちゃんと営業していました。店に入ったのがお昼の11:30ごろ。店名にもなっているのだからこれを注文するしかないでしょう、ということで「古式もりそば」(\950)を注文。なるほど変わった蕎麦と言っていいでしょう。蕎麦そのものは真っ黒でかなり固い感じ。ただ、普通でいう固い蕎麦ではなく、蕎麦とは別のものが組み込まれているという感じ、ってどういう感じや。よくいう腰があるというのとも違います。つけ汁も変わっていて、大根おろしの汁に好みの分量の生じょうゆを入れるという物。それに好みで薬味のわけぎ、わさび、かつお節を入れるようです。全体的にとってもおいしい、という物ではないですが、普通の蕎麦と比べると面白いので、一度食べるには値するかな。好みもありますが。
「あわぜんざい」
東京・神田須田町「竹むら」
秋葉原徘徊で疲れたので、休憩がてら、やってきました。最初、お茶代わりに桜湯が出てきたのはなかなか粋ですね。さて、「あわぜんざい」ですが、一口で言えば、餅粟を半分くらいつぶしたところにあんこをかけたものです。大阪でも「菊屋」などで食べることが出来ます。ただ、菊屋のはつぶあん、竹むらのはこしあんでした。あんこが違うので印象もかなり違います。どちらもおいしいですけどね。ちなみに、竹むらのあるこの辺は蕎麦の「藪」や、あんこう鍋の「いせ源」など、いかにも江戸風な食べ物屋さんが集中した一角です。「藪」しか行ったことはないんですが。
1999年1月29日(金)
「居酒屋で一杯」
東京・月島「岸田屋」
有楽町線を月島駅で下車、7番出口から地上へ。月島西仲通り商店街を道なりに少々歩き、ホントにこの道で良かったのかなと思う頃に「岸田屋」が現れます。「大衆酒場」の看板もたのもしい。店に入ったのは18:10ごろ。幸い、まだ空席がありました。まず、生ビール大ジョッキ(キリン)と「煮込み」(\400)を注文。何はともあれ、この煮込みこそがこの店の定番中の定番でしょうか。濃いめの醤油味で牛モツが煮込まれています。部位毎にいろんな形をしているのが面白く、味もまた、それぞれに違っています。しかし、臭みは感じられないのです。
店内の様子はというと、はっきり言って狭い店の中央にコの字型のカウンターがどんとあります。開口部が厨房直結になっており、そのカウンター内をお運びのお姉さん(おばさんなどと言ってはいけない)が忙しく行ったり来たりしています。両壁際にはこれまたカウンター。こちらは壁に作りつけ。全席カウンターで、一応、20〜25席ほどあるのでしょうか。厨房内の様子は良く分かりませんが、主人がほとんど一人で切り盛りしているのでしょう、料理の出てくるのは遅いのですが、さぼっていて遅いのではなく、一所懸命にやってなおかつ遅いという感じなので、待つのも楽しみのうちと割り切るしかありません。
さて、煮込みを食べてしまったので次の注文は「まぐろかけじょうゆ」(\550)です。まあ、まぐろの刺身なのですが、赤身、トロっぽいところ、中落ちっぽいところとバラエティに富んだ味が楽しめます。ボリュームも結構あります。ビールも空いてしまったので熱燗(多分菊正宗)、「鱈どうふ」(\600)、「にこごり」(\250)を追加。まず熱燗、次に「にこごり」が来ました。にこごりの素材は不明。臭みはないから今時鮫でもないでしょうし。結構弾力性がありますが、しばらく口に含んでいるとじわっと溶け出すのは、先日、上野の「まるき」で食べたのと同じです。最後に「鱈どうふ」がやってきました。岸田屋さん、すみません。注文したときには湯豆腐の中に申し訳程度に鱈の切り身が入っているのだろうと思っていました。しかし、運ばれてきたのは一人用とはいえ、堂々たる土鍋。その中に、豆腐と鱈、さらには春菊、白菜、ワカメが結構たっぷり入っているではないですか。これは世間では「鱈ちり」というのではないでしょうか。やっぱり「岸田屋」侮りがたし。お腹一杯になって勘定は\2930。安いと思います。いつのまにか完全に席が埋まってしまった店内を出たのが20:00ごろでした。
1999年1月28日(木)
「さくら鍋」
東京・日本橋人形町「大和」
一緒に研修を受けに来ているKさんと日本橋人形町へ「さくら鍋」を食べにやってきました。念のため、行く前に予約の電話を入れておきました。半蔵門線の水天宮前から少し歩いて店を発見。かつて、Kさんはこの界隈で仕事をしていたことがあるそうで、懐かしがっておられましたが、「大和」という店は知らないとのこと。どんな店かなと入ってみると、入れ込みの座敷というのでしょうか、昔ながらの雰囲気。まず、馬刺、たこぶつ、茄子のお新香、ビール(キリンラガー)を注文して軽く一杯やります。突き出しはエビとカニの酢の物でした。やはり、馬刺はうまいです。クセもなく、肉に甘味があります。それからおもむろにさくら鍋を2人前(1人前\1500)注文しました。基本的にはすき焼きと同じように割り下で馬肉と他の具材(長葱、豆腐、春菊、白滝)を煮て食べるのですが、肉に添えられてくる甘い味噌を割り下に溶かし混んで煮るのが物珍しいですね。馬肉とその甘さがぴったり来るのがえらいものです。煮上がったところで溶き卵につけて食べるのもすき焼きと同じ。分量的にやや物足りないのでさらに2人前を追加。終わり近く、Kさんは半ライスを注文して、味の染み込んだ鍋の中身をご飯にのっけて食べてました。ありゃあうまいでしょう。私もやれば良かったかな。でも、うどんを注文して最後に煮て食べたので満足。お会計は二人で\12540。
1999年1月27日(水)
「紅虎餃子房再び」
東京・新宿伊勢丹会館3F「紅虎餃子房北京飯店」
夕刻、紀伊国屋書店アドホック店(LXerのいわゆる新宿教会)をのぞいた後、夕食をどうするかなあとその辺を歩いていたら、またも「紅虎餃子房」を発見してしまいました。新宿伊勢丹会館というビルの3Fです。店に入ったのが18:40ごろ。(多分)渋谷店とは違い、北京ダックがあります。それより少ないのが無いので二人前の皿盛りを注文しました。切りわけた皮が6〜7枚で\2600です。他に水餃子6個入り(\540)、生ビール中ジョッキ(\600)。ちなみに北京ダックは丸ごとでも小なら\4900という値段。北京ダックの味ですが、焼くときにアヒルの表面に塗る水飴などのせいか皮の表面がかなり固い感じがしますが、基質部分はサクサクしており、脂をたっぷり含んでいておいしいです。春餅というのかな、薄皮でキュウリ、葱、甘味噌といっしょに巻いて食べるとなんだかわからなくなるので2枚ほどはそのまま食べてみての結論です。水餃子はオーソドックスな仕上がり。やや厚めの皮の感触が良いかんじ。仕上げに羊肉葱麺(\980)。実はこの麺が気に入ってしまいました。スープはごくあっさり、麺はごく細打ちで少し固めに茹でてあります。葱は甘味があり、もやしは歯ごたえを残した火の通し加減。羊の肉もさほど臭みはないけど、うまみはあります。〆て\4956。今日はおとなしくするつもりだったのに、また暴食してしまった。
1999年1月26日(火)
「居酒屋で一杯」
東京・三軒茶屋「赤鬼」
研修のため、24日から東京に来ているのですが、研修の会場というのが、三軒茶屋の某所です。太田和彦氏の著作、「居酒屋大全」(小学館文庫)のおすすめの居酒屋に三軒茶屋の店があったよなと見てみると二軒掲載されており、その一つが「赤鬼」でした。そこで、今日の研修が終わった18:00ごろ、一緒に研修を受けに来ているKさんと行ってみることにしました。口開けに私は雪化粧純米吟醸(端麗系)、Kさんは梅酒。肴としてはイカ塩辛(当然自家製でキモの味が良い)、まぐろほっぺた焼き(お肉並の歯ごたえ。脂ものっている)、鶏キモ柔らか煮(臭みは余りなく、濃厚な味わい)、汲み出し豆腐(豆乳ににがりを打った状態で出されるので好みの固さになったところで食べる。クリーミー)、生牡蛎(5個盛り。私は食べてないので味がわかりません)。飲み物第2段はKさんが燗酒(銘柄失念。何かの生酒。店員さんおすすめ)、私が八海山(こちらも端麗系)。第3段が私だけ住吉の山田錦(樽の香がする。色も味も濃い)。最後の肴にカラスミ。仕上げにKさんが鯛茶漬け、私が平目茶漬け。おいしゅうございました。二人で〆て\10970でした。さすがにお酒のメニューが充実しています。B6位の紙の両面にぎっしりとお酒の名前が書いてあります。また来たい店ですね。
1999年1月25日(月)
「鉄鍋餃子他」
東京・渋谷109内「紅虎餃子房」
小雨がふっている中、夕食に餃子を食べようと渋谷の街を徘徊。百軒店にある「大芽園」に行ってみましたが閉まっていました。休業という話も聞きましたから、そうなのかもしれません。
しからばと、第2候補の渋谷109の8F「紅虎餃子房」へ。鉄鍋餃子(小)\500、ニラ饅頭\580、生ビール中\580、汁無しタンタン麺\880を注文。〆て\2667。鉄鍋餃子はこの店の名物だそうです。なるほど、なかなかおいしい。その名の通り、熱した鉄の小鍋に入って出てきます。餃子としてはかなり大振りで5個の餃子で小鍋にきっちり納まるようにしてあります。具の肉は羊かな。その他にザーサイ(もしくは大頭菜)、にら、春雨などが入っています。ニラ饅頭もおいしい。ニラと豚肉が餡のベースになっていて、その中にプリプリのエビが。皮は半透明。蒸し上げた饅頭の上下に焼き色をつけてあります。最後のとどめに汁無しタンタン麺。これは強烈。クリーミーな胡麻ダレで麺を和えているので一口目はわかりませんが食べ進めると程良く効いたトウガラシと強烈な花椒がドカンと効いてきます。ガツンじゃなくてドカン(笑)。いやあ、最近は強烈な麺と縁があるなあ。堪能しました。
1999年1月24日(日)
「おでんで熱燗」
東京・銀座「お多幸本店」
銀座のはずれの方のとある店を探しに行ったのですが日曜のためか、休みでした。仕方がないので駅の方に戻る途中に、「お多幸本店」というおでん屋さんがありました。どっかで聞いたような名前。後で調べてみたら結構有名な店のようです。熱燗(菊正宗)一つ、すじ、大根、はんぺん、ちくわ、がんもどき、卵、ちくわぶ、こんにゃくで〆て\1995。初めて食べた東京風おでんです。大阪の関東煮(かんとうだき)に比べて醤油の味付け自体が強烈に濃くて色も濃いいです。それと、大阪には無いネタすなわち、練り物の「すじ」とうどん粉の固まりの「ちくわぶ」。話には聞いたことがありましたが、食べてみると何がなんだかわからないぞ。カルチャーショック。
1999年1月14日(木)
「土産物三種」
今日は趣向を変えまして、家で食べた土産物のお菓子をご紹介。
一つ目は「雪うさぎ」。買い物のコーナーで紹介した「鶴の子」とほとんど同じ趣向のお菓子。すなわち、マシュマロの中に黄身餡を入れてあります。その名の通り、雪うさぎをかたどっており、目のところに朱色が入っているのが趣向。ただ、マシュマロの質そのものは「鶴の子」より、落ちます。福岡は風月フーズの品。
二つ目は「二○加煎餅」(にわかせんべい)。博多仁和加で使用されるお面の形をした煎餅。いわゆる瓦煎餅と同じ味です。これも形の趣向。博多の東雲堂の品。
三つ目は「銀座のいちご」。なんで、「銀座の」なのかは謎ですが、カスタードクリームの入ったスポンジ生地の上にホワイトチョコをかけ、イチゴ型のゼリーをのせてあります。まあ、見た目通りの味です。これは「日持ちタイプ」なんだそうで、生タイプはイチゴが生の本物に、クリームも生クリームを使うようになるそうです。東京は「銀のぶどう」で購入可能。
ああ、甘かった。
1999年1月12日(火)
「回転寿司」
東京・渋谷センター街「江戸一」
ホントは別の餃子屋さんを探しに来たのですが、行ってみたら店が閉まってました。渋谷などに来るのは初めてなので、他の店の見当も付きません。ふと思い出したのが、この回転寿司の店。去年の5/18に日本テレビ系の「スーパーテレビ/情報最前線」という番組で、業績不振に悩む老舗の寿司屋さんが回転寿司屋さんに転身するというドキュメントをやっていて、なかなか面白かったのですが、あの店が確か渋谷センター街の入り口近くじゃなかったかなと。LXに入れてある日記で確認してみると確かにそうでした。幸い渋谷センター街はすぐに見つかり、必然的に店もすぐ見つかりました。
結局、15皿食べて税込み\2961。ターンテーブル上にはあまりたくさん流れておらず、どんどん注文するタイプでした。皿の色により、\120、\180、\240、\300、\400、\500だったかな。私の最多価格帯は\180でしたが。さらしクジラの軍艦巻きなどと言う珍しいものもありました。まあ、回転寿司ですからびっくりするような味ではありませんがシャリがそれなりにおいしいのであまり不満はありませんでした。シャリがまずいとどうしようもありませんからね。(例.大阪心斎橋「R亭」)
1999年1月11日(月)
「ちょっと一杯」
東京・上野のガード下「まるき」
先だって東京に来た時に探したけど見つからなかった店です。なんでこれが見つからなかったのかわからないくらいあっさりと発見しました。こじんまりした店内のカウンターに座り、飲んだお酒は金陵樽酒(\500)、「和楽互尊」純米(新潟)\500、金陵原酒生酒初しぼり(\500)。すべて一合。肴はフカヒレの煮こごり\400、煮込み\450、自家製塩辛\450。樽酒は樽の香りがいいですね。口開けには最適です。「初しぼり」は原酒だけあって、味が濃淳。煮こごりはちょっと溶けにくいけどしばらく舌の上で暖めるとじんわりと溶けだして、まるでイクラの粒の中の液体のような味わいを感じさせます。それと、塩辛ですが自家製というのは伊達ではなく、イカの身をワタで和えてあり、豊かな味わいです。全然塩辛くなく、フレッシュ。満足しました。
1999年1月10日(日)
「辛み大根のおろしそば」
東京・上野「上野藪蕎麦」
東京に来ております。しかし、遊び(食い倒れツアー)ではないので、あちこち食べ歩くわけにはいきません。とりあえず、夕食だけは趣向を凝らしたいところ。今日やってきたのは上野の藪です。この間来たときに「おろしそば」を食べ損ねたので、再挑戦。樽酒(\600)と卵焼き(\750)で一杯やってからメインのおろしそば(\1000)。そばだけの入った器と、大根おろし、かつぶし、海苔の薬味が入った器の二つに分けられて出てきました。それと徳利に入ったそばつゆ。全部そばの上にぶっかけても、あるいは薬味の器にそばつゆを入れて、そばをつけて食べても良さそうです。問題は大根おろし。辛み大根というだけあって見た目からして普通のとはちがいます。もちろん白いのですが水分が少なくて、その分、味が凝縮していそうな感じ。食べてみると最初の二口ほどは「なるほど、普通より辛いかな」という程度でしたが、三口目以降はガツンと(笑)辛みが増してきて、つらいほどでした。なるほど、辛い(からい)という字は辛い(つらい)と書くのねとなどと訳の分からないことが頭の中をぐるぐる回る始末。普通ならそば湯をさして最後までつゆを頂くのですが、こればかりはギブアップしました。味自体はもちろんおいしいんですよ。しかし食べるのには覚悟がいるというだけです。最近の大根は軟弱でいかんとお嘆きの貴兄におすすめの一品。
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