こんなモン食いました
(2000年分)
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2000年12月23日(土)
「クリスマスディナー」
心斎橋・「ドイツツヴァイ」
今月の企画物ということでクリスマス特別料理をニョーボと二人で食べにやって来ました。店には19:00到着。
まずは冷たい前菜という趣で、生ハム、ボンレスハム、タンソーセージ、自家製サーモンの盛り合わせ。特に、自家製サーモンが、わりと生に近い味わいで美味。レギュラーメニューにあるスモークサーモンとはひと味違います。続いて、ニュールンベルガーソーセージ。こちらは小ぶりのソーセージを焼いたもの。付け合わせはザワークラウト。定番です。そして、茸とマッシュポテトのグラタン。マッシュポテトに挽肉を合わせ、椎茸、しめじなどの茸をたっぷりのせ、さらにチーズをのせてこんがり焼き目を付けてあります。茸からでしょうか、いい味が出ています。熱々で、季節的にはぴったりの料理です。これもレギュラーメニューにはありません。メイン料理はヴェストファーレン風ザウアーブラーテン。牛肉をマリネしておいたものを煮込んであるのかな。非常に柔らかく仕上がっており、口の中でほろりと崩れます。ソースは赤ワインベースらしく、甘酸っぱい味わい。スライスアーモンドとソースを充分に吸い込んだレーズンがお肉の上に乗っかっています。付け合わせがカルトッフェル・クヌーデル。ジャガイモにつなぎの粉(小麦粉あるいはコーンスターチ)を混ぜ合わせ、お団子にしたもの。かねてからこれが食べたかったのでメインと付け合わせとで二重にうれしかったです。クヌーデルの方の味自体は素朴なものでした。以上の料理に、パン(フランスパンとライ麦パン)、サラダ(レタス、トマト、タマネギ、セロリ)、食後のコーヒーか紅茶、定番のケーキであるシュトーレンという構成のメニュー。料理だけの値段が\5000で1週間前に予約が必要でした。さらに、料理代は先払いという条件。主に、ザウアーブラーテンの仕込みに時間がかかるからでしょう。マリネする時間が何時間とかではなく、何日間という言うレベルのはずです。飲み物は別料金。今日は私がレーベンブロイの中とアイスビール、ニョーボが赤ブドウジュースとシュペッツィを飲み、トータルの勘定が\12390となりました。実際には先に\10000を払っているので\2390だけ払ったわけですが。予約特典(レコードかビデオみたい)として、レーベンブロイの小ジョッキ、ノベルティグッズのパズル、小銭入れをもらいました。普段は無い料理を食べ、お腹いっぱいになり、幸せでした。21:00ごろ辞去。
2000年12月16日(土)
「冬はてっちり」
黒門市場「浜籐」
親しい仲間と忘年会。忘年会といったら鍋、鍋といったらてっちりでしょう、ということで難波駅で集合後、男四人が連れだって、黒門市場内にある「浜籐」へ向かいました。ふぐ料理とふぐの小売りの店。店だけはこことあらかじめ決めておきましたが、予約はしていません。というか、予約できる座敷と個室はすでに満席で、テーブル席は早い者勝ちという状況なのでした。
店に着いたのが17:40ごろでしたが、すでにテーブル席も満席なので、しばらく待ってから着席。\5000の「浜」コースというのを注文。コースは他に\10000、\15000、さらに\30000というのもあるようです。「浜」コースは付き出し(今日はタラの白子)、皮の湯引き(これはあっさり)、てっさ(この店のはやや厚めに引いてありますね。食べごたえがあります)、ふぐ唐揚げ(ふぐの味という意味では一番凝縮していたかも)、てっちり、雑炊という内容。これで\5000とはかなりお値打ち。他に追加で鍋用の上身\4000、白子\3500を一人前注文。上身はさしたる特徴もなかったのであら身にするか、白子を二人前注文すれば良かったかもしれません。ふぐの白子は初めて食べましたが淡泊だけれど後を引きますねえ。
飲み物は鍋に合わせて熱燗、冷酒、ひれ酒ととりまぜましたが日本酒で統一。お代は〆て\40150。堪能しました。
2000年12月13日(水)
「素麺ふたたび」
梅田・阪急三番街「麺倉」
夕食を外で済ますことになりました。梅田をうろついていたこともあり、以前食べておいしかった素麺をもう一度と思って、三番街の「麺倉」へ。夜は居酒屋的な営業をしているようです。折角なので、生ビール(モルツ)と肴を二品(マグロのユッケ\680と鶏の照焼しそ風味\480)を注文。ひとしきり楽しんだ後、素麺を注文。残念ながら、生じょうゆ素麺は無くなっているようなので、石州麺\800というのを注文。要するに普通の冷やし素麺です。ただし、水の中に入れてあるのではなく、麺を金属のすのこのようなものにのせ、水を切るようにしてあります。薬味はネギとわさび。好みでゴマも使うようですが、私は使いませんでした。つややかな麺を箸で取り、ツユの中へ。ずるずるっとすすり上げるます。なめらかだけれども、コシのある麺で茹で加減はばっちり、ちょっと冷やしすぎかなとも思いましたが、口当たりが良いので、この辺は好みの問題でしょう。と、これだけなら、おいしかった、よかったよかった、で済んでいたのですが…。問題が一つありました。ツユです。カツオの香りは高くて結構なのですが、甘い。甘すぎる。もしかしたら、奈良の方では素麺のツユというものは甘いものなのかもしれませんが、これはちょっといただけません。ということで、滅多にそんなことはしないのですが、レジに立っていた店長さんに強く生じょうゆ素麺の復活をお願いしてしまいました。
2000年11月30日(木)
「フローズンヨーグルト」
大阪富国生命ビルB2Fグルメテリア内「YAMI YOGURT」
ソフトクリームの次はフローズンヨーグルトという流れを意識したわけではないのですが…。本日も会社帰り。「YAMI
YOGURUT」という店については良く知らないのですが、ハワイ発祥のチェーン店のようです。ベースになるフローズンヨーグルトの味が日替わりで4種類ほどあり、カップかコーンか、サイズはどうするかを選択、さらにトッピングを選択するというシステムです。今日は初めてのことでもあるので、プレーンのヨーグルトのMカップ(\300)にストロベリーソース(\80)をかけるという比較的シンプルな構成。税込みで\399です。結構濃厚なヨーグルト味に、これまた甘みのきついソースで堪能しました。ベースのヨーグルトにはその他にココナッツ味とか、ストロベリー味とかがあったように記憶しています。トッピングにはソースが何種類かと、ナタデココなんてのもありましたな。さて、これだけなら取り立ててどうということもなかったのですが、家に帰ってから、もらったレシートを何の気無しに見たところ、信じられないデザインのマークがついていました。「YAMI
△ YOGURUT」の△の部分なのですが、冷静に考えると、機械から絞り出して、コーンなり、カップなりに盛りつけたヨーグルトなのですが、どう見ても、「ある物」を連想させずにはおれません。はっきりと書くことはできませんが、そう、その昔、「Dr.スランプ」のアラレちゃんが、木の枝でつんつんしていた物、といえばお分かりでしょうか。私だけがそう感じるのではない証拠に、そのレシートをうちのニョーボに見せたところ、顔を真っ赤にして笑い転げていました。というわけで、今度行ったら、店の看板もちゃんとチェックしよう。
2000年11月27日(月)
「フルーツフルソフトクリーム」
梅田阪神百貨店地下1F「MIZUNO SOFT」
前回は1年以上前になりますが、変わったソフトクリームシリーズ。会社帰りに、阪神百貨店に寄り道。地下の食品売場にある「MIZUNO
SOFT」という果物屋さんのスタンドでスーパーフルーツフルソフトというものを食しました。各種の果物が選べるようです。オーソドックスであろうイチゴを選択しました。薄焼きのワッフル風のコーンで\400。カップだと少し安いもよう。クラッシュした新鮮なイチゴとソフトクリームを混ぜ合わせたもので、なかなかおいしゅうございました。イチゴミルクの味でした。当たり前か。かなり前に何かのテレビで紹介されていたのを店の前を通りかかって思い出したような次第。もっと早くに来れば良かったです。
2000年11月3日(金)
「そばしゃぶ」
心斎橋・「浪花そば」
先日、そばの食べ放題をやった店です。今日は友人と3人で名物の「そばしゃぶ」を食べにやって来ました。店に入ったのが19:15ごろで、2Fにあるテーブル席へ座ります。まずは「そばしゃぶ」(一人前\4200)と、生ビールを注文。最初にそばが出てきます。それを食べ終えた後、しゃぶしゃぶ用の肉(一人4切れだけど結構ボリュームあります)と野菜(白菜、細ネギ、春菊、椎茸、豆腐など)、最後に再びそばという段取りで出てきて、そばは食べ放題。鍋には醤油味の出汁が張られており、そばはあらかじめ茹でてあるので、暖める程度、肉は普通のしゃぶしゃぶと同じように火を通して食べます。ただ、出汁に味が付いているので、基本的にそのまま食べるというのがしゃぶしゃぶと違うところ。もちろん、モミジおろしやネギなどの薬味は付いているのでその辺は好みで。さらに、味が物足りなければ、そば味噌が付いてくるので、それを取り皿の出汁に溶いて食べることもできます。もっとも、そば味噌はほとんど酒の肴として消費しましたが。追加として、天狗舞の本醸造、手取川の山廃純米の四合瓶を飲みました。そばはうまいし、肉もうまいし、酒もうまいしで、非常に堪能。3人で\19687とちょっと高くつきましたが、価値はあります。
2000年10月29日(日)
「鯛めし」
梅田・阪急グランドビル28F「皆美」
松江の旅館「皆美館」が大阪で出店している食事処がこの「皆美」です。松江といえば宍道湖があり、食材に恵まれたところですね。本日は軽く昼食ということで、名物の鯛めしをいただきました。一般に鯛めしというと、鯛の炊き込みご飯というイメージでしょうか。この店のは松江藩主松平不昧公の創案になるものだそうで、以下のような内容でした。白ご飯が小さいおひつに二膳分ほど。具と薬味として、鯛のそぼろ、卵の黄身と白身のそれぞれの裏ごし、海苔、大根おろし、葱、わさびが付いてきます。ご飯をよそって、具と薬味を乗せ、出汁をかけてさらさらと食べます。出汁にはほどよい味が付いています。他にもずく酢、竹輪などの小鉢と漬け物が付いていました。なかなかおいしくいただき、私は気に入りました。汁掛け飯の類が嫌いな人でなければおすすめです。量的にやや物足りないので、\1500という値段が妥当かどうかというのは微妙なところ。他に料理を追加して、「鯛めし御膳」というようなセットにしたものもあるようです。
2000年10月17日(火)
「そば食べ放題」
心斎橋・「浪花そば」
平日の夕食を外食で済ますことになりました。何を食べるか迷いましたが、何となくそばの気分だったので、歩いていた心斎橋近辺で以前行ったことのある「浪花そば」へ。普通のそば以外では「そばしゃぶ」というしゃぶしゃぶとそばの組み合わせが名物の店ですが、一人で鍋をつつくというのもかえってわびしいので、ちょっとだけ贅沢をしてミニ会席「宴」というものを注文。会席とは言っても、一つのお盆の上に八寸、造り、天ぷら、炊き合わせ、それと山芋のとろろが少しづつ配されているといった程度の物です。それに飲み物(私は生ビール小を選択)が付き、さらに割子そばが食べ放題という内容。以上で\1900ですから、まあ、オトクと言えるでしょうか。おそばは割子3杯で普通の一人前程度かな。それを都合12杯食べ、オマケのビール以外にもう1杯タンブラーで生ビールを飲んだのでさすがに満腹。味は料理は水準程度、そばは多少香りが楽しめるという感じ。ちなみに、同じような構成のメニューはご近所、そごう百貨店内の「美々卯」でもやっており、以前紹介したこともあります。
2000年10月15日(日)
「生じょうゆ素麺」
梅田・阪急三番街「麺倉」
休日ということで梅田でうろうろ。お昼ご飯は何にするかなあと、最近あまり来なかった阪急三番街へ。なにやら初めて見る店がありました。素麺の会社の直営店のようです。入ってみたのが、13:40ごろ。生じょうゆ素麺(\700)と柿の葉寿司のセット(\350)を注文。素麺の方はつややかでコシのある麺に花カツオとさらしネギをたっぷりのせてあり、そこへ醤油とダイダイ酢を好みの分量かけて食べるのですが、控えめにした方が麺そのものの味が楽しめそう。よくある素麺よりも太めでやや扁平なかたち。メニューには他に色々な変わり素麺があり、それはそれでおいしそうですが、麺と最低限の味付けだけで楽しめるというのはたいしたものです。柿の葉寿司は1個からでも注文できるようですが、セットだと少しだけ安くなります。セットというのはサバのが二つ、鮭のが一つ。特にサバは脂がのっており、美味。柿の葉の香りも良いです。充実した昼食でした。
2000年10月7日(土)
「10月の限定醸造ビール」
心斎橋「ドイツツヴァイ」
毎度おなじみの「ドイツツヴァイ」であります。ニョーボと二人、18:10ごろ到着しました。まず、今日の主目的たる限定醸造のエルディンガーヴァイスビア「オクトバーフェスト」(小麦ビール。爽やかな味わい。名前通り、10月にしか飲めない限定醸造品。500ml瓶で\1000)。ニョーボの飲み物は白ブドウのジュース。料理も企画物のパプリカシュニッツェル(豚ロースのソテーに赤、緑、黄色のピーマンを添え、ソースは当然パプリカ風味。美味)を注文。他に定番としてポテトのオムレツ、焼きソーセージ、豆のスープ。追加注文でシェフズサラダ(ソーセージやハムなどがたっぷりでビールの肴にもなります)、ブラウアーハインリッヒ(大麦の雑炊。粒の大麦とちょっとスジ肉っぽい牛肉、野菜などの実沢山のスープ風。肉のゼラチン質がスープにとろみを与えておいしい)。飲み物の追加でディーベルスアルト(なんとなく麦茶!という感じ。この店に置いてあるもう一つのアルトビールであるシュロッサーアルトに比べると甘みが少なく、さっぱりしているのと、焙煎された麦の風味が良く出ているのでそういった印象を与えるのでしょう)、ニョーボはシュペッツィ。〆にドールンカート(小麦が原料の蒸留酒)。本日の勘定は\9135でした。なお、料理はすべて一品づつ注文して、二人でシェアしています。20:00ごろ撤退。満足。
2000年9月23日(土)
「マグロ料理」
梅田・富国生命ビル地下「山源」
本日は母の誕生日ということで食事を御馳走する約束でした。ランチタイムで込み合う時間を避けるため、14:00に席を予約。やや早めに、母とニョーボとの三人連れでマグロ料理の「山源」に到着。料理は\4500のコースを注文。献立は以下の内容でした。
酢味噌和え(湯引きマグロ、キュウリ、わかめ)。
上尾の身刺身(素材で勝負)
トロの網焼き(葱、紅葉おろし添え。贅沢な一品ですが、脂ののったところが温められると実にうまいですね)
目玉の煮付け(ゼラチン質のフルフルしたところがGood。醤油味でこってり煮付けてあるので日本酒向け)
ピリカラサラダ(これは生のマグロと野菜に醤油ベースでピリカラのドレッシングがかかっているもの。若者向けかな)
マグロ串焼き(ネギ、マグロ、カジキ)
サイコロステーキ(しっかりした肉質)
ネギトロ細巻(定番メニューですが、素材がよいと味が違いますな)
つくねの澄まし汁(さっぱり味)
飲み物は私が生中とマグロの骨酒(マグロの骨をこんがり香ばしく焼いたものに熱燗をそそいだもの。味は今一でしたが、お酒そのもののせいかな。いいお酒でやるとかなり味わいが変わると想像されます)、女性陣がウーロン茶。勘定は締めて\16060。結構、好評でした。
前回、この店でコースを食べたときと同じコースでしたが、微妙に内容が変わっているので、比較すると面白いかも。
2000年9月1日(金)
東京単独行食い物の部(下)
「銀座でうなぎ」
銀座一丁目「ひょうたん屋」
朝昼兼用のご飯ということで、銀座にうなぎを食べに来ました。ネタ元は「さとなお」さんのwwwページです。丸の内線の銀座駅から店に向かいましたが、最寄り駅は「銀座1丁目」だった模様。少し歩いて11:05に「ひょうたん屋」に到着。既に先客がいらっしゃいましたが外回り中のサラリーマン風の方々でした。私はうな重の特上\2200を注文。しばし待って運ばれてきました。お重からうなぎがはみ出さんばかりでおいしそう。裂き方は関東風のようです。焼き立てで香ばしいですが、蒸していない関西風の焼き方のようで、歯応えがあります。タレの味は私には少し辛かったです。それでも、うなぎを食ったという充実感がありました。添えられてくるのは吸い物(残念ながら肝吸いではありませんでした)とお新香(手作り風のぬか漬け)。
「神田でほっと一息」
神田「竹むら」
東京単独行も今日が最終日で、若干疲れております。疲れたときには甘いもの、というわけで神田の「竹むら」で休憩。平日の15:00すぎで、お客さんはいませんでした。何を頼むかしばし迷い、白玉あんみつ\760を注文。何回か来たことのある店ですが、おしるこ系か揚げまんじゅうしか食べたことがなかったので、あんみつにも挑戦というわけ。豆は少しだけ固め。それと感心したのは寒天で、ちゃんとした店の寒天はちゃんと磯の香りがするのですね。白玉はちょっとコシがあるかんじ。最後にあんこが黒蜜に溶けたのをくっとあけると甘甘でした。
「池波正太郎ご贔屓の店で日本料理」
外神田「花ぶさ」
池波正太郎のエッセイにも何度か登場している日本料理店の「花ぶさ」で今回の東京旅行を締めくくります。私も、今までに何度か行ったことがあります。
開店直後の17:00すぎに電話して、席があることを確認し、店に向かいました。外神田といっていますが、最寄り駅は地下鉄の末広町で秋葉原の電気街からも非常に近い場所。ですから、いつも秋葉原巡りをする私にとっては絶好のロケーションということになります。ただ、買い物しまくって大荷物を抱えて行くにははばかられる店ではあります。とは言っても敷居の高い店ではありません。
さて、カウンター席に落ち着くと\5000のコース、千代田膳を注文しました。他に\8000の雅膳もあります。たしか、もう少し安い値段の花ぶさ膳もありますが、お昼専用かな。飲物はエビスビールの中瓶。結局2本飲みました。
コース内容は、まず、小鉢でハモの南蛮漬け、温泉卵。造りでマグロ、ウニ、アマエビ、ハマチ。お椀で魚そうめん、軸ミツバ、じゅんさい。
そして、箱膳を四つに分けた中に、揚げ物、焼き物、、酢の物、煮物を盛り込んだものが出ます。揚げ物はアスパラを海老で巻いたもの、シイタケ、焼き物は太刀魚にもろみ、酢蓮根、ハジカミ添え、酢の物はうなぎ、山芋、キュウリ、針ショウガ、煮物はナス、サヤエンドウ、小芋、薄揚げでゴボウを巻いたもの。さらに茶碗蒸し(ミニ小田巻蒸し風で海苔が上にのっている)が出されます。
この後、ご飯と甘みが出されてコースはお終いなのですが、もう少し食べたいなと思ったのでコース外の「のどぐろ(赤ムツ)」の焼き物を頼みました。ハジカミ、もろみ、スダチなどが添えられています。大根おろしも来ました。ふっくらとした身で脂はのっていますが癖が無く味わいはあっさり。魚を焼いている間、当たり前のことなのでしょうが、魚を焼くサラマンドの前に料理人さんがつきっきりでした。目の前で見るとなるほどと思います。
最後に食事(刻んだ茗荷と枝豆をのせたご飯と漬け物、佃煮)、甘味(夏らしく氷ぜんざい)で完了。勘定が\11655で内心びっくり。のどぐろが\3000でした。うーん、コースの半額以上とは。逆に言えば、それだけコースの価格設定がお得になっているという事でしょう。素直に\8000のコースにしておいた方が良かったかな。
2000年8月31日(木)
東京単独行食い物の部(中)
「お昼のラオーバ定食」
西新宿「山珍居」
新宿の小田急美術館で「四谷シモン展」を見た後、本日の第1食を何にするかと若干の思案。迷いましたが、以前、一度だけ行ったことのある、台湾料理の「山珍居」に行ってみることにして、大江戸線で西新宿5丁目駅へ。駅は地下深くでしたが、出口から「山珍居」は近くでした。店に入ったのが11:45。営業時間の表示は12:00開店でしたが、すでにお客さんが二組ほど。ラオーバ(老肉)の定食\1100を注文。ラオーバ、冬瓜のスープ、ご飯と至ってシンプルな構成。メインのラオーバは豚バラ肉を1cm程度の厚さにカットしたものを柔らかく角煮風に煮込んだもの。ただ、日本風の角煮とは違い、醤油味がメインで甘味はほとんどありません。箸でちぎれるほど柔らかいというのはよく使う言い回しですが、まさしくその通り。見た目ほど脂っこくもないし、よほどご飯のお代わりをしようと思ったのですが、後の予定があるのでがまんがまん。ちなみに、夜の単品メニューでは\1350のラオーバが定食でこの価格なのはかなりのお値打ち。
「九州ラーメン」
渋谷「唐そば」
山珍居を後にして、向かうは渋谷の「唐そば」。
なぜこの店に行く気になったかというと、東京行きの飛行機の中で、「スーパーテレビ/情報最前線」の特別編集版を上映しており、その内容が北九州市黒崎にある人気ラーメン店「唐そば」の二代目が渋谷に進出して奮闘するというもので、興味を持ったからです。別の筋から得た情報では本店の方は閉店してしまったそうで、「唐そば」の味は渋谷店でしか味わえないとか。
さて、山手線渋谷駅の東口を出て、渋谷警察署の向かい辺りにある店に着いたのが12:40ごろ。行列が出来ています。まあ、時間帯が悪すぎるから仕方がありません。しばらく待って、席に着いたのが13:00。ラーメン\600を注文。トンコツスープ、もやし、細ネギ、キクラゲ、普通程度の太さ、固さの麺。スープは後口に若干の違和感が残るが、不快ではありません。なんの味でしょう。総体的においしいラーメンですが、継続して食べると自分の定番となるだろうなあと思わせるラーメンであって、1回食べて飛び上がるほどうまい!、というわけではありませんでした。機会があったらまた食べたいですが、いつになることやら。
「おやつにホットケーキ」
神田「万惣」
あちこち歩き回った後、16:30、神田駅下車で「万惣」に向かいました。この店のネタ元は池波正太郎のエッセイで、有名な果物屋さんであり、また、フルーツパーラーではホットケーキを名物としています。建物の1階は果物屋さんなので、中2階のフルーツパーラーへ。ホットケーキセット(\1000ですが、飲み物をアイスコーヒーにしたので\1050)を注文。非常にベーシックなホットケーキで美味です。当然焼き立てで、表面はかりっと、中身はしっとりと。添えられてきた蜜が真っ黒で黒蜜かなと思うほどでしたが、こくはあるものの普通のシロップでした。アイスコーヒーはちょっとえぐみがあったのが残念。
「やっぱり東京に来たからには金鮨に行きたいものです」
浅草「金鮨」
秋葉原探索の後、金鮨に電話を入れて営業していることを確認。浅草に向かい、19:00前に到着しました。先客が一組。まず、前菜3種という趣で沖縄産もずく、サワガニ唐揚げ、ツブ貝。暑かったので、何はともあれビールを注文。続いて、サンマ刺身(北海道産の生。冷凍にあらず)。とろっとしてうまいです。一人で一匹なので、分量的にはすこし多いのですが、尻尾の形の良い部分を握りにしてくれたりして、バラエティをつけてくれました。続いて、隣のお客さんの注文に便乗して、茹でタコをさっと炙ったもの。なるほど、こういう食べ方もありですか。さらに珍味四種で海ブドウ(海藻でホントにブドウのようなプチプチがある。沖縄産)、シャコのツメ(ほんとに珍味。ツメの肉だけ集めてあります。さすがに、店で殻ムキをしたわけではなく業者さんからの仕入れだそうです)、白海老、生のサクラ海老。サザエ(千葉県市原産)を壷焼にしてもらってビールをもう1本。子供の頃はサザエの肝など、苦いばかりでうまいとは思いませんでしたが、ビールに合いますねえ。オヤジ化してるのかしらん。ここらへんで握りに移行。コハダ、タラコ、本マグロ、アオヤギ、アナゴ(塩/わさび)、サバ。最後に卵焼き。堪能しました。今日の勘定は\8800。
2000年8月30日(水)
東京単独行食い物の部(上)
8/30から9/1までの3日間、恒例となりつつある東京への小旅行を敢行しました。以下、その中での食べ物関係のトピックをまとめました。今回は単独行なので、食べ歩きには不利でした。初日に一番痛感。
「築地場外市場近くで朝食に焼き鳥丼」
築地「とゝや」
今回の往路は飛行機。伊丹から飛んで9:00ごろ羽田着。
電車を乗り継ぎ、築地駅に到着後、地上に出て、築地場外市場を横手に見つつ、目的の鶏料理店「とゝや」(ととや)へ10:30ごろ到着しました。9:00から14:00まで提供される「サービス丼」\1000を注文しました。正肉三切れとつくね二つがのっかっています。がらスープとお新香付き。丼は懸念していたような、ただ焼き鳥がご飯にのっかっているというものではなく、それなりに完成されているように思います。肉はいわゆる焼き鳥風の細切れではなく、そぎ切りにされており、つくねもそれに似た形に成形されています。食感もちょっとカマボコを連想させます。鶏肉はぷりぷりしていておいしゅうございました。たれとご飯と鶏がバランス良く食べることができました。お店は晩なら鍋や焼き鳥のコース(\2500〜)がある模様です。
その後、場外市場を少しだけ見物していきましたが、聞くところによると、場内の方も見学はできるようですね。行けば良かった。
「ほとんど時間をおかずに昼食に鴨せいろ」
銀座「宮城野」
焼き鳥丼を食べた後のことは特に考えていなかったのですが、銀座方面へと歩き出しました。歌舞伎座のところまできて、あるエッセイに鴨のつけそばが名物であるという蕎麦屋が歌舞伎座の裏手とか書いてあったのを思いだし、探してみました。歌舞伎座に向かって右の道を入ってすぐのところに、その「宮城野」を発見。店に入ったのが11:06。ほとんど時間が経っていませんね。まあいいや。お酒(辛口の冷やを注文。そば味噌付き)と鴨せいろ\1260を注文。鴨せいろには高いのもあって、お肉がもも肉か、胸肉かの違いだそうです。どっちがどっちか忘れたましたが注文した安い方がもも肉だったような。お酒は普通の辛口というところでした。そば味噌は少しだけピリカラ。蕎麦の実の香ばしさがいいですね。で、コップのお酒をちびちびやっているとお蕎麦が来ました。蕎麦は手打ちで、コシがあり、つけ汁はやや辛目で、鴨の脂がうまみを出しています。冷たい蕎麦と熱いつけ汁のコントラストを楽しみつつ、お酒も飲みます。鴨の肉も味わい深い。〆はソバ湯で最後まで堪能。勘定は\1660でした。つーことはお酒は\400か。安いですね。私が入ったときにはほとんどお客さんはいませんでしたが、後から来るお客さん、ほとんど皆さん、鴨せいろを注文していました。ホントに名物なんですね。
「夕食はひつじ料理」
代々木「ビストロひつじや」
事実上、2食食べたお昼のおかげで夕方まで全然、お腹が減りませんでした。さて、夕食には、前回7月の東京行きの際に候補に挙がっていたけど、結局行かなかったお店を選択。代々木駅から歩いて、17:00すぎに目的の「ビストロひつじや」を発見したら、18:00開店でした。(事前に確認しなさいって)
時間をつぶしてから、18:00ジャストにはお店の前に。でも、まだ開いていなかったので、電話して確認したら、すぐに入れました。やれやれ。
内装は落ち着いた雰囲気。当然ながら、他のお客さんはいません。シェフ、ウエイトレスさんともアフリカ系の人たちなので、エキゾチックさを醸し出しています。
店のコンセプトは各国のヒツジ料理をいろいろと取り混ぜて食べられるというもの。お店のwwwページもあるので、メニューなどはそちらを見ていただけると楽しいかと思います。私が注文した料理は仔羊のたたきSサイズ(臭さ全くなし。タマネギ添えで醤油味のタレ)、スペアリブのいぶし焼き(燻製の風味とローストの味わいが一度に楽しめる)、チュニジア風餃子(差し渡し、12cm程度の揚げ餃子風。かりっと揚がった皮の中に、挽き肉、チーズ、卵などが入っている。卵の黄身がとろっとこぼれだすので手で持って食べます)。これに飲み物をカールスバーグの樽生大ジョッキ。うーん、幸せ。さらに、中ジョッキも追加。他に、サービスでセロリの漬け物(中華風に醤油、酢、ゴマ油、唐辛子などのタレに漬け込んだもの。よく、キュウリなどでやりますよね)。これはさすがにビールに合います。それと料理に付いてきたパンが香ばしく、もちもちしていておいしかったです。オリーブオイルを付けて食べるらしいのですが、それは今回はしませんでした。
もう少し食べたいなと思ったので、追加で「北アフリカの焼きめし」というのを注文。ご飯の代わりにクスクスを使用し、タマネギ、ピーマン、トマト、羊肉などの具が大きくごろごろと入っているので、焼きめしやピラフというよりも炒めものといった方が近い感じ。これが盛りもかなりよかったので、超満腹になってしまいました。平らげるのに、苦労したこと。勘定は締めて\4599。お土産にパンを1個くれたので、翌日の朝食べました。
2000年7月23日(日)
東京食い倒れ旅行(後半)
「ペルシャ(イラン)料理」
西麻布「アラジン」
お昼に「アリババ」という名前のカバブ料理をメインとしたレストランで食事をしようとやってきました。友人がガイドブックで見つけた店で、六本木の駅からテレビ朝日通りのあたりまで行き、店を探したのですが、見あたりません。該当の番地をぐるりと一周したところで、入っているはずのビルを発見。しかし、「アリババ」という店はない模様。閉店か、移転か、というところでしょうか。そのビルの隣の隣にあるビルに「アラジン」というレストランを発見。こちらはペルシャ(イラン)料理店と言うことです。たいして変わるまいと店に入りました。ランチメニューから、私はチェロカバブクビデ(挽き肉のカバブ)、S氏はシチュー料理をとりました。別にラムレッグ(骨付き)の煮込みを注文し、こちらは二人でシェア。基本的には上記のメイン料理にスープ(酸味があり、具に挽き割りの麦などが入っていて独特)、ナン、サラダ、ライス(すごい長粒米)、コーヒーか紅茶が付いてランチを構成しています。1メニューが\1000から\1200位。全体の勘定が\3622でした。あまり、期待せずに入りましたが、なかなかおいしく食べられました。挽肉のカバブは結構ジューシー、ラムレッグは骨付き肉を煮込んでいるので、ゼラチン質が楽しめました。
「スターバックスで休憩」
東京駅前「スターバックス八重洲さくら通り店」
おやつ時、八重洲地下街のスタバに行こうと思ったら、改装中でした。案内嬢に聞いたところ、地上に上がってすぐに別の店があると教えてもらい、スターバックス八重洲さくら通り店にたどり着き、東京土産に「トウキョウタンブラー」\800を購入。フリードリンクとして、トールアイスカフェアメリカーノを注文し、暑い中火照った体をクールダウン。40分くらい粘ったかな。元気を回復し、夕食の約束へ向かいました。
「エチオピア料理」
中目黒「クィーン・シーバ」
中目黒の駅に17:45。S氏と合流。山手通りをひたすら北西へ向かい、目的のエチオピア料理レストラン「クィーン・シーバ」に18:00には到着。エチオピア料理と言われても、よくわかっていないので定番と思われる「トラディショナル盛り合わせ」一人前\3500也を注文しました。他のものは決まった料理ですが、煮込み料理をメニューから三品選択するようになっています。そこで、レンズ豆のシチュー、ラムのターメリック風味、ビーフ挽き肉シチューを選択。ホントはちゃんとした名前があるのですが、わからなくなってしまいました。飲物は生ビールでスタート。料理はチキンカバブ(スパイシーなソース添え)から運ばれてきました。鶏、ネギ、ピーマンを金串に刺して焼き上げたものなので、見たところ、焼き鳥ですが、添えられているソースがスパイシーで雰囲気が変わって、なかなかおいしい。それを食べ終えたところで、大皿がやってきました。さっき指定した煮込み料理とサモサ、エチオピア風スクランブルエッグ、サラダが盛り込みになっています。いかにも御馳走という風であります。大皿にはインジャラ(インジェラだったかな)という平たく焼き上げたパンが敷いてあり、その上に料理がのっかっているので適宜、パンもちぎって食べていきます。パンに料理の味が染みておいしい。インジャラはロール状にして、もう1種類の別のパン(一見目の粗いカステラ風。甘いわけではありません。ゴマ風味)と一緒に別皿でも供されます。料理(特に煮込みもの)はスパイスが良く効いていて美味。今日食べた料理がたまたまそうだったのかもしれませんが、とても辛いというほどのものではありませんでした。
飲物の追加で南アフリカのビール「CASTLE」というものを注文。最初、ピルスナータイプのものを、お代わりで黒ビール(Milk
Stoutと書いてあります)を注文。どちらも真っ当に作ったオーソドックスな味わい。
追加で野生の山羊のカバブを注文。これは作り自体は鶏のカバブと似ていますが、肉そのものが山羊と言うだけあって、かなり癖があります。羊の癖ともまた違うのです。面白い味。
コースの〆はコーヒーか紅茶。私はコーヒー。これは普通でした。さらに、サービスでリキュールが出されました。ただし、二人で小さいリキュールグラス一つだけですけど。良い香りで甘くて度数が強い。さらに飲んだ後、口がぴりぴりしているので、トウガラシの成分でも入っているのかと思ったのですが、店の人はそうではないと言っていました。謎です。満腹になって、お勘定。\14175。19:30ごろ撤退。勘定しているときに厨房が見えました。黒人女性が料理を作っているようです。本場エチオピアのおふくろの味ということでしょうか。
次来るときは一品ものをあれこれ試したいですね。(というようなことをどこの店に行っても思っていますがなかなか実現しないな)
2000年7月22日(土)
東京食い倒れ旅行(前半)
「東京のスタバ」
京急羽田空港駅改札前「スターバックス」
今回の往路は飛行機で伊丹から羽田です。伊丹空港にもスタバはありましたが、時間がなかったので、パス。時間調整の意味もあって、到着後、休憩も兼ねてレーズンのクッキーを囓りながら、トールラテを飲みました。まあ、大阪のスタバと味が変わるわけではありませんが、気分の問題。
「アイヌ料理店で昼食のはずが…」
早稲田「レラチセ」
別の飛行機で東京に来ていた友人S氏と東西線早稲田駅ホームで合流。11:00すぎです。地上に出て、ちょっと迷ってから「レラチセ」に到着。アイヌ料理店ということで、期待していたのですが、リサーチ不足でした。お昼はランチのみで、あまり、それらしいメニューが無かったのです。前はそれでも「鹿の焼き肉定食」とかがあったらしいのですが。数少ないメニューからS氏はイクラご飯、私は鮭ご飯を注文。どちらも\800。キビを炊き込んだご飯の上にイクラか、鮭の身を焼いてほぐしたものがのせてあります。これはこれでもちろんおいしいです。ついているのは三平汁というのかな、大根やジャガイモ、鮭のアラなど、具沢山で塩味のおつゆでした。
「おやつに鮨」
浅草「金鮨」
午後はS氏と別行動。後で聞いたところではS氏はS氏でドイツの生ビールを飲みにいったとか。さて、こちらは一旦、秋葉原へ行き、歩き回って若干の買い物の後、浅草へ向かいました。毎度おなじみの「金鮨」が目的。14:00すぎに到着。なんと今時、この店には冷房が無いのでありました。開け放してあるので、風通しはよいですが。さて、まずは、瓶ビールを注文。お通しに大つぶ貝(北海道)。それからのカツオの刺身を注文。気仙沼の産だそうな。さらにヤリイカのゲソをさっと焼き、わさび醤油を添えたものなどを出してくれました。後は煮ハマグリ握り、シンコ握り(コハダの稚魚です。夏の間だけの珍味。初めて食べました。一人2個限定!もっと食べたかった)、アナゴ(タレ)握り、イクラ(軍艦巻)、コハダ握り、卵焼き。おやつとしては充分以上食べたので今日はおしまい。以上で\5800。一万円札を出したおつりに二千円札を入れてくれました。こちらも初見。15:00退店。
「ベルギービール」
新宿(代々木?)「カフェヒューガルデン」
Newton愛好家や、Palm愛好家に有名なPX STOREで18:00ごろS氏と合流。そこから歩いて、18:15ごろ、カフェヒューガルデンに到着。さて、口開けの注文はヒューガルデンブロンシュの生。夏の暑さに渇ききったのどに、爽やかな味わいのブロンシュは何とも言えません。さて、料理は定番のカルボナード(牛肉のビール煮込み)、ムール貝のワイン蒸し。それとタラモサラタ。ヒューガルデンが空いたところでこちらも樽の生であるベルビュークリーク。チェリー味のフルーツビールです。生は珍しいんじゃないんでしょうか。フルーツの酸味はありますが、甘ったるいわけではありません。そして、それも空いたところで、ムールに合いそうなものを店の人に聞き、ブーンのグーズ\1200を注文。さすがにこれは瓶です。そして、最後にベルビューを再び飲み、〆としました。勘定は二人で\10400。食事の途中、私が使っている、ヒューガルデンの携帯ストラップを見た店の人が、今月もストラップのキャンペーンをやっていたんですよと言って、二人に新しいのをくれました。紐の部分がビニールを巻いた金属になっています。かっちょいいかも。
「とどめに冷やし中華」
新宿3丁目「坂内(ばんない)」
最後にはやっぱ麺でしょうということで、S氏の持っていたガイドブックから冷やし中華のある店をチョイス。はるばる(というほどじゃないですが)、新宿3丁目にある、会津喜多方ラーメン「坂内(ばんない)」まで歩いていきました。で、喜多方中華風冷やしラーメン\682を注文。メニューには和風の冷やしラーメンもありました。スープは鰹が効いており、酸味は弱め。麺は太めで腰があります。チャーシューはおいしいけど、脂が多すぎるかな。全体的に「おいしい」といえる範疇です。酔っぱらってたから、なんでもおいしく感じていた可能性もありますが。この後、もう1軒、麺を食べに行こうというS氏には勘弁していただき、喫茶店でジュース(スムージーか)を飲んで解散いたしました。さすがにお腹一杯。
2000年6月25日(日)
「ビーフカツ定食」
難波「グリル清起」
日本橋の電気街(本日の収穫は「買いました」のページに)からミナミの繁華街の方へとやってきたのが、13:30ごろ。お腹も空いたことだし、昼ご飯をどうするかなあと、しばしの思案。何となく洋食の気分なので、自由軒と重亭を覗いてみたのですが、日曜のこの時間帯のこととて、お客さんが一杯。ことに自由軒など、行列まで出来ています。しからばと思い出したのが、新歌舞伎座裏にある「グリル清起」という店。以前、一度だけ行って場所は確認してあります。御堂筋を西へ渡り、新歌舞伎座の南の路地を突き当たったところにあるのですが、なぜか店先に自動販売機を置いてあって、入り口がその間に申し訳程度にあります。知らなかったら、入らないんじゃなかろうかと他人事ながら心配。幸い、席は充分に空いていたので、カウンターに座り、ビーフカツ定食\1200を注文。ここのビーフカツは薄切り肉を何枚も重ねてカツに仕立ててあるので、柔らかく食べやすくなっています。ご飯のおかずに向くように作ってあるのかな。実際、定食類のご飯はお代わり自由なので、私も一膳お代わりしました。添えてあるのは味噌汁と漬け物だけとシンプルな構成。カツにはソースがかかっていて、私はそれで充分でしたが、物足りない向きには小皿にソースと辛子が添えられてきます。満腹&満足して店を出ました。
2000年6月23日(金)
「チャプチェ完結編」
江坂「炭火屋」
我ながらしつこいとは思いますが、今日こそは「チャプチェ」を完食すべく、炭火屋にやってきました。例によって、ニョーボと二人でですが、今日は彼女の食欲が今一なので、援軍としてあてに出来ません。ということで、注文したのはウーロン茶、銀河高原ビール、レーベンブロイ、カルビ、ロース、ハラミ、ツラミ、上ミノ、チャプチェ、キュウリのキムチ。最初からチャプチェを取って食べていたので、ペース配分を考えて食べることが出来、めでたく平らげました。逆に、春雨でお腹が一杯になったのか、いつもなら、肉を追加するところが、その必要を認めずに食事完了。勘定は\5533と、トータルではやっぱり食べた量が少ないことを物語っています。
おまけですが、食後、東急オッツのスターバックスに行き、新作のランバフラペチーノのグランデをテイクアウト。こちらは口に合わない感じ。ブレンドされているチョコクッキーのかけらが口当たりを悪くしています。モカフラペチーノの方が好き。
2000年6月17日(土)
「トマトの味噌汁」
難波・なんなんタウン「KYKナンバ店」
ニョーボと二人でお出かけ。昼食をとるために入ったのがなんなんタウン内のKYKナンバ店。KYKは大阪一円にチェーン展開しているとんかつの店です。ものすごく美味というわけではありませんが、無難に食事するにはいいところです。さて、そこでニョーボはヘレ一口カツ定食\900、私はロースカツ定食\1000という選択。ご飯、味噌汁、キャベツはお代わり自由というのはとんかつ屋さんではよくあるパターンかな。さて、問題はタイトルの「トマトの味噌汁」。夏の味覚ということで、定食の味噌汁がこれになっていました。聞くところによると味噌汁の具にトマトを使う方はいらっしゃるそうですが、今まで35年生きてきて、実物を見るのは初めて。トマトがしこたま入っているというわけではないので、あまりトマト味はしませんでした。それより一緒に入っていた千切りのミョウガの風味の方が強かったくらい。ちなみにとんかつは普通においしかったです。
2000年6月2日(金)
「リベンジ of チャプチェ」
江坂「炭火屋」
先日行ったばかりですが、今日がニョーボの誕生日で、外食しようということに。そうなると本人の希望で焼き肉かしゃぶしゃぶというパターンになります。去年はしゃぶしゃぶ、一昨年は焼き肉でした。で、今年も結局焼き肉。さて、飲み食いしたものはそんなに変わり映えするわけではありませんが、以下の通り。ビール(スーパードライ中瓶。店の前でビールが1本タダになるちらしを配っていたのでそれを利用)、ウーロン茶、上タン塩、ハラミ塩焼き、カルビ、ロース*2、ハラミ(タレ焼き)、韓国風冷や奴、もやしナムル、酎ハイ(カシス)、ソーセージ、赤セン(牛の第3?胃袋)、ユッケジャンスープ、チャプチェ、ライス*2。ユッケジャンスープが結構辛いのと、具沢山だったので、チャプチェと一緒に少し残してしまいました。前回チャプチェを残してしまったので、今回はきれいに食べるぞと思っていたのに。連敗した気分です。お腹パンパン。でも、サービスのアイスクリームは二人とも食いました。ちょっと恥ずかしい。お代は税込み\8022。
2000年5月23日(火)
「焼き肉半額」
江坂「炭火屋」
最近、たまに行く焼き肉屋さんです。以前、焼き肉食べ放題が魅力で通っていた「ぱくぱく」(経緯はここ)の場所にできた店。今日までの3日間、開店1周年記念で、焼き肉が半額になっておりました。というわけで、ニョーボと一緒に夕食を食べにいきました。19:00ごろ、店に行ったのですが、既にして行列。まあ、新聞の折り込み広告が入ってましたから、お客さんも来ますよね。20分ほど待ち、テーブルに案内されました。本日、注文したものは、まず、飲み物として、ニョーボがウーロン茶、私が生中(スーパードライ)。焼き肉ですが順不同で、ネギハラミ焼き(塩焼き)、上タン塩焼き、ハラミ×2、上ロース、ソーセージ、特選ハラミ、特選ロース、ツラミ、レバー。焼き物以外の追加メニューで酎ハイ(ライム)、野菜スープ、ライス大、チャプチェ。しめて、税込み\6552。試算してみると通常価格なら、\10000を少し越すくらいなので、得した気分です。最近、焼き肉の〆に麺やピビンパを取るよりも、白ご飯とお肉であぐあぐあぐというのが気に入っております。で、白ご飯のおかずとして、チャプチェ(春雨、お肉、野菜を甘辛く、ごま油で炒めたお総菜)をとり、結構おいしかった(ご飯に合います)のですが、量が結構たっぷりあったので、食べきれずに少し残してしまいました。うーん、もったいない。
2000年5月13日(土)
「鯨のハリハリ鍋」
千日前「徳家」
今日は友達四人でアイスランド料理を食うぞ〜と千日前の某ビル(と匿名にする必要はないのですが)にやってきました。ところが、店の前に会員制の表示が。その上、開いている気配もない。仕方がないので、同じ経営になる(というかこちらの方が元々の店)クジラ料理の「徳家」に入りました。コースは結構な値段がしているので単品のハリハリなべ(\4000)を四人前注文。しっかり味の付いた出汁と下処理(味付けと片栗粉を表面にはたいて火を通してあるようです)した鯨肉と水菜、そして豆腐と至ってシンプルな構成。それにひとりに一つずつモチが付いてきます。クジラの焼き印が押されていてかわいらしい。鯨はいかにもな風味で懐かしい味ではあります。若干、部位の違いがあるらしく、脂ののったところ、普通の赤身、ちょっと筋張ったところと味わいにバラエティがあります。残念ながら量はあまり多くありません。そして水菜はさっと火を通すだけなのでシャキシャキした食感。こちらはたっぷりついています。これで一人前\4000は高いといえば高いけど、時代が悪いというところでしょうか。飲み物はアサヒのビール「琥珀の時」。色はアンバーエールくらい、味は案外悪くありません。最終的に四人で9杯飲んだのかな。追加で百尋(鯨の腸)を2人前。茹でて縮んだものを輪切りにしてあって、ポン酢とショウガ味で酒の肴風にしてあります。少しほろ苦くて、噛み応えあり。さらに、鍋用に追加のお肉も注文。「かのこ」と「さえずり」。それぞれ\1500。こちらは生のまま供されます。「かのこ」はサシの入った赤身。「さえずり」は舌ですが、「ころ」を極度に洗練させたような味わいでgood。さらにさらに「かぶら骨」というのを追加。軟骨を細かく刻んだもので、それ自体は味があるわけではありませんが、こりこりした歯応えを楽しみます。酢の物になっています。最後におじやのセットを頼み、鍋の中身をすべて平らげました。おいしゅうございました。勘定は\29610。これでも鍋の入ったコースを頼むより安かったと思います。
2000年5月1日(月)
「『かしわぎ』再訪」
島之内「かしわぎ」
掲示板で「かしわぎ」が移転して営業中であるという情報をいただきました(ニシワキさん、ありがとうございます)。今日知ったから今日行こうと思っていたわけではないのですが、会社が休みなものですから、例によって心斎橋近辺をふらふら歩いていると、昼時となり、自然と行ってみるかという気になりました。周防町筋を東に指して島之内2丁目まで歩きます。15分くらいかな。店自体はすんなり見つかりました。お昼の営業は前の店ではやっていなかったようですが、こちらではランチメニューがあります。おでん定食\900を注文。ざるそば(もしくはかけそば)とお好みのおでん二品(今日は厚揚げと牛筋を選択)、炊き込みご飯という構成。昼から飲む気は無かったのですが、お酒のメニューを見たら「磯自慢」の本醸造があったので注文してしまいました。こちらは\600。ソバの味わいは前と変わらずにおいしく、磯自慢は飲み口が軽く、すいすいいけますが、お昼なので一杯だけ。店の移転について店の御主人に聞いてみたら、去年の11月末に前の店を閉め、この店は2月の初旬に開店したとのこと。別の場所の店舗に移るという話がぽしゃったとかで間があいてしまったそうです。さて、場所的にこれだけ離れてしまうとちょっとつらいですが、頻繁に来たいものです。
2000年4月26日(水)
「〆にソバ(を食えず)」
心斎橋「ドイツツヴァイ」
東心斎橋「かしわぎ」
立て続けなのですが、心斎橋の「ドイツツヴァイ」で本日もボックビールを飲んできました。今日はいつも一緒に食べ歩きをしているS氏とでした。ボックビールの他に生ビール、「トロンペ・ラ・モルト」というラガービール(度数7%)。料理は、生ハムのレタス巻き、レバーペーストパン、ライ麦パン、焼きソーセージ(小)、狩人風シュニッツェル。店を出たのが、22:00すぎで、〆にソバを食いに行くぞーと、東心斎橋の「かしわぎ」(以前行ったのは1年ほど前)まで足を運んだのですが、閉まっていました。去年の年末から何回か行っているんですが、営業時間が短縮したのか、私の運がものすごく悪いのか、はたまた店自体が閉まってしまったのか、どうなっているんでしょうかね。この店のソバを再び味わうことは出来るのか?
2000年4月22日(土)
「マイボックビール」
心斎橋「ドイツツヴァイ」
毎度おなじみの「ドイツツヴァイ」です。本日はニョーボと二人でやってきました。目当ては二つ。4月の特別企画、マイボックビールを飲むこと、焼きソーセージのバリエーションが3つあるのでそれを食べること。
さて、店に19:00前に到着。あらかじめ予約してありましたが、今日は2Fが一杯とのことだったので、カウンター席に着きます。まず、飲み物は私がレーベンブロイの大。喉が渇いていたので、いきなりマイボックでは味がわからないかもしれないので。ニョーボがドイツのソフトドリンク「シュペッツィ」。これは炭酸飲料で、見た目はちょっとコーラっぽい。味見したらコーラと柑橘系のブレンドみたいな感じでした。料理はポテトのオムレツ、フランクフルトソーセージ、豆のスープという定番どころを注文。
最初のオーダーを大体片づけたところで本日の最大目的であるマイボックを注文。「アインベッカー・マイ・ウアボック」です。ボックビールというのはコク、甘み、ボディ、アルコール度数など、通常のビールをすべてにおいて上回っている特別なビールです。色もやや濃いめ。その中で、「マイボックビール」というのは、その名の通り「Mai」(五月)に飲むことを目的とした、一種の新酒的な扱いのビール。完全にこの頃をターゲットとしているので、他の季節には当然ながら入手不可能。
味わってみると、通常のボックビールに比べると軽めで、口当たりも良いです。普通のビールとボックビールのいいとこ取りといいましょうか。ボックビールそのものは通常メニューにあり、たまに飲むことがありますが、やや重すぎると感じることがあります。その不満を解消する味です。もっとも、1年に1度しか飲めないビールだと思うゆえのフィルターがかかっているかもしれませんが。うまいと感じる自分の舌を信用しましょう。
料理もシェフズサラダ(ソーセージ、生ハムなどをふんだんに使った贅沢なサラダ)、牛肉とタマネギの煮込みを追加。それと特別企画の焼きソーセージ3種も。Nuernberger
Bratwurst(レモンとハーブ風味)、Grobe Wurst(ニンニク風味)、Curry Wurst(カレー風味)です。当然ながらビールにぴったりですねえ。マイボックはお代わりして飲みました。勘定は\10050でした。
2000年3月15日(水)〜2000年4月5日(水)
「最近スタバなわたくし」
大阪府内の「スターバックス」各店
首都圏にかなりの数の店舗を展開しているというコーヒーショップ「スターバックス」。私の住む大阪にも何店舗かが存在します。これまで、東京に行ったときに見たことはあるのかもしれませんが、認識したことはありませんでした。雑誌「カフェ」のNo.004に少し言及している部分があり、どんな喫茶店なのであろうか、一度行ってみたいな、と思い始めました。www上で関西発のスターバックスファンサイト「スタバへ行こう」というところを発見し、そこで梅田、本町、心斎橋あたりにあることを知ったわけです。私の場合、会社帰りに寄り道するなら心斎橋のパルコにある店が手軽です。休日ならそれに加えて梅田のHEPファイブ内の店、あるいはマルビルにある店。3/31には江坂の東急オッツというビル内にも開店しましたのでそちらにも行ってみました。どうも、去年から今年にかけては関西での出店を熱心に進めているようです。で、メインの飲み物はエスプレッソ、及び、それを使ったドリンク類。ラテ、カプチーノ、カフェモカ、キャラメルマキアートなどなど。普通のコーヒーや、冷たい飲み物、サンドイッチや甘いお菓子などももちろんあります。何回か通っての私のお気に入りドリンクはカフェモカ(サイズにより\300/\340/\390)というやつで、これはエスプレッソにホットミルク、チョコレートシロップ、ホイップクリームなどを加えたもの。エスプレッソのショットを追加(+\50)してもらってちょっと苦みを効かせるのが好きです。店内は木を多用した落ち着いた雰囲気に作ってあるというパターンが多い模様。ただ、カップ類には紙か、プラスチックの使い捨てを使っているので、最初はちょっと違和感がありました。それとセルフサービス式で席がいつも空いているわけではないので、立ち飲みになることもしばしば。それでも、何となく通うのがくせになりつつある今日この頃でございます。
2000年3月12日(日)
「(大阪の)日本橋近くで居酒屋」
なんばCITY「たちばな」
日曜日の午後、例によって、日本橋探索をしていたのですが、昼食が軽かったので、お腹が減りすぎて、へろへろになってしまいました。そこで、夕食にはちょっと早めですが17:00すぎに、なんばCITY南館の最北端(外の通りに面しています)にある「たちばな」へ入りました。最近でこそ、ご無沙汰ですが、日本橋探索の折りの昼食では結構お世話になっている店です。でも、夜の営業で入るのは初めて。奥のテーブルにはお客さんがいるようですが、カウンターは私一人。まず、お通しにサバの煮付けが小鉢に入って出てきました。注文した生ビールの中ジョッキ(スーパードライ)が来てから一緒に食べてみます。ベーシックな醤油味ですが、サバはこの店の名物でもあるので、なかなかおいしい。地鶏たたき\680(噛みごたえがある鶏とタマネギがボリュームたっぷり)、水茄子\380(最近、よく見かける泉州産。浅漬けにしてあり、薬味はゴマとショウガ。名前の通り、噛むと汁気がたっぷり出てきます)、インドマグロ中落ち\450(海苔やネギなどの薬味と一緒に供されます。トロ並みに脂がのっていて美味)を肴として注文。生中の2杯目を頼み、追加でおでんの大根(あしらいにとろろこぶと一味唐辛子というのが珍しい)、卵、牛筋(おでんというより、単体で甘辛く煮たものが別の小鉢で出てきました。脂っこいが好きな味)、つくね(こちらも別の小鉢で。小振りな丸にした中にはネギとキクラゲがアクセントとして入っています)。最後にお銚子(藤吉郎という銘柄でしたがどこのお酒かな)小\300を冷やで注文し、残っていた肴を片づけました。勘定は\4320。堪能。店を出る頃にはほぼ満員の盛況。料理はたいそう気に入りましたが、お酒はちょっと弱いかもしれません。焼酎のお客さんが多いのかな。それさえクリアされれば、通うのになあ。
2000年3月11日(土)
「元祖親子丼」
人形町「玉ひで」
地下鉄の人形町駅から地上に出て、まず「うぶけや」で買物をしてから、元祖親子丼の店として有名な「玉ひで」へ向かいました。夜はシャモを使った鍋がメインの店ですが、お昼(11:30から13:00)はサービス価格で親子丼を食べられます。普通の親子丼で\600です。11:30に店にたどり着きましたがこの時点でかなりの行列。結局、座敷に座ったのが12:25でした。モツ入り親子\1000の大盛り(+\100)を注文。5分ほどで出てきたそれは、ちょっと甘辛めで、具は肉とモツ(レバーと少しのスナギモか)のみ。それにスープが付いてきます。なるほどおいしいですし、これが普通のお昼ご飯として食べられるなら大歓迎ですが、1時間近く行列する価値があるかといえば、ちょっと疑問。それといやだなあと思ったのが、丼を食べるのにスプーン、それも持ち帰りのカレー弁当にでもついてきそうなプラスチックの使い捨てスプーンを使うことです。割り箸なら気にもしないでしょうから、好みの問題でしょうが、少なくとも私はイヤだと思いました。
「炭焼きコーヒーで休憩」
神田「カフェテラス古瀬戸」
15:00ごろ、古書街探索の途上、「カフェテラス古瀬戸」という店を見つけたので、休憩がてら入ってみました。古瀬戸珈琲店の姉妹店のようです。ブレンドコーヒー\500とレッカライというケーキを注文。レッカライはずしっと重いドライフルーツのケーキをパイ型で焼いたような感じ。結構好きな味です。ちょっと小振りで\450というのは少し高いかな。コーヒーの方は本店同様、いかにも炭焼きという感じで好ましい。
「山利喜リターンマッチ」
森下「山利喜」
前回、行列に負けて入りませんでしたので、再挑戦。都営新宿線で森下に到着したのが17:30ごろ。山利喜に到着してみると行列こそないものの、ほとんど満員でした。どうにかカウンターに1席だけ空いていたところに潜り込みました。狭かったですけど。生ビール大、煮込み、やきとん(ガツ、タン、カシラ)を最初に注文。やっぱりうまいな。煮込みは卵入りを頼めば良かったと後悔。煮込みの汁のしみたゆで卵はいい色をしていました。時間があまりないので、追加で生中、自家製薩摩揚げを頼み、それだけ片づけたらさっと帰ろうと思っていたのですが、薩摩揚げをえらく待たされ、食べ終えて出てきたのが19:00ごろ。勘定は\3100。
2000年3月10日(金)
「お昼ご飯に中華粥(普通は朝御飯か)」
有楽町「慶楽」
先日、池波正太郎の好きだった店として焼きそばを食べたお店です。中華粥もおいしいという評判を聞いたので、遅い昼食を食べにやってきました。注文したのは豚の肝のおかゆ\900と油条\300。油条(ユーチャオ)は中華風の揚げパンですがお粥と取り合わせて食べるのが一般的なようです。見た目は巨大なカリントウでしょうか。もっと軽いですけど。最初、お粥だけが出てきて、その上に輪切りにした油条がのっかっていたので、\300も別料金をとるのにこれっぽっちと思ったら、後から大きい丸のままの油条が2本出てきました。誤解してすみません。お粥はスープの良い味がついていて、米は適度につぶれています。トッピングとして油条の他に白ネギと香菜。メインの具の豚は肝ではなく、どうもガツを下処理したもののようです。適度な固さで歯応えが楽しめます。さらに、追加の方の油条は揚げたてなので、そのままかじっておいしく、お粥に浸けてもおいしいです。結構大きな丼で、薄味でしたが、飽きることなく堪能。ちなみにお粥なので消化が良いとみえて食後、割と早くにお腹が減りました。
「またまた金鮨」
浅草「金鮨」
前回のことがあるので、仕入れ状況と営業していることを電話で確認後、店にやってきました。まずはビールを注文。お通しにコイカ(ヤリイカの子供)の生、トリガイの生が出てきました。前者はともかく、後者は珍しいんではないでしょうか。ちょっと牡蛎を思わせる風味でした。それから、サバ(生)、もどりカツオを刺身で注文。いつもながらサバの脂ののり具合がいいですね。カツオは表面を炙ってから刺身にしていますが、アサツキを少しちらしてある程度でたたきではありません。こちらも美味。
続いてナマコを追加注文したら、生のコノワタとクチコも付けてくれました。うまい、とは思うのですがなにぶんにも量が少ないのであっというまにお腹の中に。それでも後口に旨さが残るような。加えてナマコのお腹の中の水をお猪口に少し出してくれたので味見。これも旨味があります。好きな人はこれをちびちびなめつつお酒を飲むとか。ということで、この辺りでお酒を注文。そして、握りでコハダ、タラコ、アナゴ(ツメとワサビ)、イワシ、小アジ、煮ハマグリを。合間に赤貝の肝などというものも出してくれました。茹でただけかとおもいますが、わさび醤油で食べる肝の味も乙です。最後にコハダの巻物。いつぞや、食べて気に入った、コハダ、大葉、ショウガを細切りにして、手巻きにしたものです。
余談ですが、カウンターの右隣に座っていた紳士が、私がJornadaを出してはぷちぷちするのを見て、何をしているのかと聞いてこられましたので、メモをとって、後でホームページの材料にするんですよ、と答えたことから、インターネットの現在の問題点と将来の可能性についていろいろとおしゃべりすることとなり、面白かったです。さらに私のwwwページのURLを聞かれたので、箸袋に書いて渡しました。見てますか?
その人が帰った後、今度は左隣に座っていた人とも少し話をすることとなり、こちらの方にもURLを箸袋に書いて渡しました。地道な宣伝活動してますね。
本日の勘定は\8800。
2000年2月24日(木)
「ドイツビール各種+α」
心斎橋「ドイツツヴァイ」
店に18:45到着。程なく、S氏もやってきました。本日の目的は新入荷のビールを飲むこと。一月の間に2回来るのは珍しいパターンですが、珍しいビールが飲めると聞くと来ずにはおれません。マスターは「日本で一番ドイツビールの種類がある店」を目指しているそうですので、こちらとしても楽しみです。
さて、本日のラインナップは以下の通り。まずは「エンゲル・アイスビール」。麦汁を凍らせて不純物を取り除いたビール。そこから想像されるように雑味が無く、すっきりした味わい。逆に物足りなさを感じなくもありませんが、口開けにはいいかも。肴としてレバーペーストパン、ヴァイスブルスト(白ソーセージ)、ウインナーシュニッツェルという定番どころ。でも、先日来た時とはだぶらないようにしてます。ビールの二つ目は「シュタインビール」(\1700)。なんでも古代エジプトでビールを造るとき、1000℃まで熱した石を麦汁に放り込み、香ばしさとかを出したという製法を今に受け継いだとか。もちろん、このビールそのものはドイツ製。飲んでみたところ、黒ビールで甘みがあって、なかなかいけます。ボトルにも工夫があって、500ml入りの一見陶製にも見えるタイプ。ラベルにはドイツの伝説が書かれています。同じ中身でラベルがドイツの古城のものとかもあります。栓も再利用可能なタイプなので、持ち帰って使ってくださいとのこと。肴の追加はモータデラソーセージ。先日来たとき、新しく入ったソーセージのうち、品切れになっていたもの。ソーセージのベースの中に豆(かナッツ)とか、タンとかの細切れとかがちりばめられている。味もさることながら食感の違いも楽しい。これはビールが進みます。ビールの最後は「エンゲル・アルミボトルビール」(500mlで\1700)これもボトルが変わっていてアルミ製。缶ビールじゃなくて、瓶がアルミで出来ています。中身はラガービールですが、度数7%でかなりのボディ。飲み応えがあるとはこのことでしょうか。ラベルは飛行機乗りシリーズらしいです。
最後にビールからワインに切り替え。ドイツワインとしては珍しい赤で「Josef
Voelker/1998er/Dornfelder/Trocken/Oppenheimer Kreuz/Q.b.A.」(\4000)。さほど重いタイプではなくすっきり軽やか。でも、赤ならではのボディは楽しめる、というところ。瓶にこだわるわけではありませんが、このワインの瓶もドイツワインとしては珍しいかな。完全に透明でボルドーワインのようにくびれがあるタイプ。その上にすっきりしたデザインのエチケットなので、非常におしゃれに見えます。ワインのための肴として牛肉とタマネギの煮込みとハンバーグステーキ。煮込みの方は「グラッシュ」というやつです。とろけそうな牛肉と、ほとんど煮溶けたタマネギの甘み、添えられたスパゲティにそのソースがからみついておいしいこと。ハンバーグステーキの方はある意味定番中の定番すぎて、注文したのは久方ぶりです。この店のは肉質がしっかり、ずっしりした食べ応えのあるもの。こちらもうまし。
普段は飲まないワインも飲んだので、勘定はちょっと高めで二人で\16418。21:30ごろ店を出ました。店を出る直前はS氏とマスターのドイツ軍用機談義だったりしましたが。
2000年2月13日(日)
「フライドフィッシュのカレー」
なんばオリエンタルホテル内「HUB」
休日のお昼ご飯シリーズ。休日には日本橋の電気街をフラフラするのが定番なので、当然、その近辺で昼食をとる機会が増えます。この店は千日前にあるオリエンタルホテルの3Fにあるイギリス風パブ。多分、あちこちにチェーン店があるのだと思われます。バスペールエールとギネスの樽生があるので結構気に入っています。この日食べたのはランチメニューの一つであるフライドフィッシュをのせたカレー\680。それとペールエールを1パイント\800。パブでカレーというのも変な感じもしますが、本場イギリスでもランチメニューにカレー料理というのは結構あるそうなので、本格的と言えなくもありません。カレーはオーソドックスな欧風カレーでご飯はターメリックで色を付けたタイプ。カレーが来るまで、エールをちびちび。カレーが来たらフライドフィッシュと付け合わせのピクルスとサラダと、でエールをちびちび。カレーを食べつつエールをちびちび。カレーを食べ終えてから残ったエールをちびちび。堪能堪能。
2000年2月12日(土)
「マグロのホホ肉丼」
大阪富国生命ビルB2F「山源」
梅田界隈でお昼ご飯を食べるときの定番の店。マグロ料理の専門店です。オーソドックスな鉄火丼ももちろんあります。他にマグロのピリカラ丼というのも好きでよく食べます。今日、この店に行ってみたところ、新メニューとして「マグロのホホ肉丼」なるものが貼り出してありました。そういう面白そうなものを食べないわけにはいきません。出てきたのを見ると普通の鉄火丼に比べてマグロが薄く切られており、身の中に細かい筋が均一に走っている様子。それがご飯(酢飯)の上にすき間無く敷き詰められています。食べてみるとかなり歯ごたえがあります。なるほど、薄造りにするとちょうどよいわけですね。噛めば噛むほど味が出るというところですが、お腹が減っていたのでぱくぱく食べてしまいました。値段はうどんが付いて\850ですが、大盛りで頼んだので\1050でした。
2000年2月4日(金)
「コラーゲン二題」
大正「おもろ」&心斎橋「亀王(きおう)」
ご馳走を食べに行ったという話ではなく、日常の食事の話ですが、昼食にJR大正駅の近くにある沖縄料理店「おもろ」へ行きました。昼は沖縄そば、ちゃんぷるー、ゆし豆腐、沖縄風味噌汁などなどの定食メニューが豊富でまだ数回しか行ったことがないのですが、なかなか食欲をそそる品揃え。泡盛も多種あるようなので、夜にも行ってみたい店ですが、それはさておき。今日は「豚足煮込み定食」(\750)というのを注文。沖縄で「あしてびち」というやつではないかと思うのですが、読んで字のごとし、豚足を、とろとろになるくらいに柔らかく煮込んであります。骨が多いので、食べるところは少なくなってしまいますが、ゼラチン系が好きな人には非常にお薦め。煮物としては豚足の他に大根、厚揚げ、ほうれん草、昆布などが少しずつ取り合わせになっており、後は小鉢、味噌汁、漬け物、ご飯という構成。隣で何か別の定食を食べていたおばちゃん二人連れが私のところに運ばれてきた豚足を見て単品のそれを注文していました。その時に一方のおばちゃんが「コラーゲンが云々」と喋っていましたが、たしかに、豚足にはコラーゲンがたっぷり含まれています。
さて、間はすっ飛ばして、夜になります。会社を退けてから、ニョーボに電話してみると夕食を自分で算段してくれとのこと。ふーむ、じゃあ何を食うかなあと心斎橋の街を歩きましたが、昨日がドイツ料理だったから、今日はイタリア料理でも、とはならず、一人気楽にラーメン屋さん「亀王」に入りました。一度、油ソバを食べた話を書いたことがあります。注文したのが、「熟成亀王」のチャーシューメン(\880)と「ハーフジャンジャン丼」(\240)。「熟成」というのが、この店に2種類あるスープの内の一つで、あっさりに対するこってりスープになっています。詳しい製法は知りませんが、いかにもゼラチン質の多い材料を使っているようで、とろりとしたスープ。期せずして、昼、夜ともコラーゲンたっぷりの食事で、素肌美人になってしまいそうです。(不気味)
スープは味の傾向自体は好きですが、私にはちょっと塩気がきつく感じられました。あと、チャーシューが醤油ダレで焦げ臭い一歩手前まで煮込んであって、独特です。これはこの店の売りになっているようです。麺の茹で加減はちょっと固め。
2000年2月3日(木)
「Huhn in Rotwein Sosse(若鶏の赤ワイン煮込み)」
心斎橋「ドイツツヴァイ」
18:50ごろ、毎度おなじみの「ドイツツヴァイ」へ到着。程なくS氏も到着。今日の会食は先日届いたDMにいくつかの新しい料理があったためであります。まず、注文したのはレーベンブロイ大。これも価格改定で1リットルの大ジョッキが\1500から\1000になっているのがうれしいところ。そして、肴にレバーカーズ、コンビーフソーセージ、ポテトのオムレツ、若鶏の赤ワイン煮込み。レバーカーズとコンビーフソーセージはぱっと見は似ています。大きなソーセージから薄切りにして供されるタイプです。前者がきめが細かく、ちょっと塩辛く、後者はソーセージのベースの中にほぐれた状態のコンビーフが混ぜ込んであるという趣。当然ながらビールには良く合います。ポテトのオムレツは定番。ポテト、タマネギ、ベーコンを炒めあわせたところへ卵を絡めてあります。イモのおいしさもさることながら、タマネギの甘みが特徴。若鶏の赤ワイン煮込み(Huhn
in Rotwein Sosse)はタマネギなどの野菜と鶏肉を赤ワインと生クリームで煮込んであるもの。なかなかこくがあっておいしい。付け合わせにパスタが付いているので、残ったソースもそれに絡めて食べるとこれもまたいけます。飲み物の追加でケストリッツァー(黒ビール)。肴も追加でビアソーセージ(これも最初のソーセージ2種と似たタイプ)とライ麦パン。とどめの飲み物としてシュナイダーバイセ(小麦の黒ビール)。ケストリッツァーは黒砂糖を連想させるほど味が濃く、甘みもあります。それに対して、シュナイダーヴァイセは黒ビールとはいえ、小麦から作られているせいか、酸味があって非常にさわやかな味。対照的なビールでした。デザートに私はコーヒーとシュトーレン、S氏は紅茶とシュトーレン。シュトーレンはドイツ風のフルーツケーキで、最近はちょっと洒落たパン屋さんなら、置いてあるところもありますね。勘定は二人で\11970でした。常連づらしていうわけじゃありませんが、この店は安定してうまいです。今夜も満足しました。
2000年1月23日(日)
東京食い倒れ旅行3日目にして最終日。
「ベニエ(って知ってます?)で朝食」
東京・池袋「Cafe Du Monde」
今回宿泊したホテルが池袋駅の東側にあるのですが、このお店は西側にあります。SPICE2とかいうレストランとかがいくつか入ったビルの1Fにありました。まあ、ファーストフードなのですが、ニューオリンズとか、アメリカのあのあたり風のお店というコンセプトらしいです。店内のBGMが回転木馬風。注文したのは「ベニエ」とカフェオレのセットで\450+税。「ベニエ」は要するに1種の揚げ菓子で、揚げたてに粉砂糖(プレーンかシナモン入りか)をふりかけて食べるという体のもの。生地自体には甘みとかはついておらず、食感も軽い感じです。軽い朝食ならばちょうど良いと思いますが、問題は粉砂糖があちこち飛び散ること。私の食べ方が下手なのかしらん。
「タンシチュー」
東京・浅草「フジキッチン」
約束の12:00にほんの少し遅れて雷門前に到着。S氏と合流します。当初の目的である「金鮨」へ向かいました。行ってみると店の支度も、ご飯の用意もできていないということなので、30分ほど後に来てくれと女将さん。しからばといったんは外へ出ました。どうするかとS氏と相談したところ、合流する前にちょっとリサーチしたということでシチューの店「フジキッチン」というところへ行かないかと提案されました。否やはないので、早速その店がある方へ。仲見世通りの脇を少し入ったところにある小さい店です。メニューを見ると他の料理もありますが、基本的にビーフシチュー\2100か、タンシチュー\2300のどちらかを食べさせる店のようです。二人ともタンシチューを注文。それとサッポロビール中瓶を1本。しばらく待たされて出てきたのはなかなかのシチューです。普通、タンシチューというと薄切りにされたものがほとんどですが、ここのはかなり厚めに、ほとんど角切りに近い厚みがあります。よく煮込まれて非常に柔らかいので、厚みはあってもナイフですっと切れますし、口の中で抵抗なくほぐれていきます。強いていえば、少しだけクセがあると言えば言えますが、これはタンそのものの味でしょうから、無かったら何を食べているのかわからなくなるでしょう。勘定は二人で\5200。
「鮨」
東京・浅草「金鮨」
さて、時間もいいだろうと金鮨へ再び。女将が言うには日曜のこととて、あまり良いものはないと言うことなのですが、とりあえずお酒をお銚子1本。冷やで。お通しにぶり大根を出してくれました。このぶり大根もアラではなく、上身を使っているので上品な味わい。それから、「のれそれ」。アナゴの稚魚だそうです。見た目が透明な笹の葉のよう。仕入れが良くないと言ってもこんなものが出てくるのがこの店のいいところ。それから盛り込みの寿司を1人前握ってもらい、S氏と半分こ。勘定は二人で\3300。なんだかしみったれた客になってしまいました。今度は仕入れのいい時を狙って来よう。
「アフリカ料理?」
東京・池袋「アフリ館」
17:15ごろ、池袋のロサ会館という雑居ビルの4Fへ。S氏持参のガイドブックによるとここに「アフリカ食堂」という店があるはずなのですが「アフリ館」と改名して内容も変わってしまったようです。それでもモロッコ風ピザ、エジプト風他人どんぶり、ダチョウの食堂風という料理をたのみ、飲み物もTUSKER(ケニアのビール)を注文。うーむ、まずくはないけど、いまいち特色のない料理です。どこがモロッコ風かわからないし、ダチョウの肉も個性が無いし(食感だけは少し独特)、他人どんぶりも具はタマネギと牛肉を細かく切って炒めただけだし。勘定はチャージが一人\600入って\4735。少なくともガイドブックが書かれた時点では「アフリカ料理のある居酒屋」だったんでしょうが、今は「アフリカを連想させる料理のある居酒屋」になってしまっていました。私たちにとってははずれでした。
「そば粉のクレープ」
東京・池袋「エディアール」
なんとなく、消化不良な気分なので、最後に東武百貨店地下(南館)の「エディアール」というCafeへ。クレープがメインの店。そば粉のクレープもあると聞いたので、心惹かれました。デザート代わりということを期待したのですが、そば粉のクレープは甘い味の系統がありません。小麦粉のなら甘いのがあるのですが。究極の選択を強いられ、結局そば粉のクレープで卵とハムを具にしたものを注文。他にレタスが具材として入っています。コーヒーか紅茶がついて\1100+税。しっかりとそば粉の風味が楽しめて、食べればおいしいので許してしまいますが、しかしなー、クレープのベースを客に選択させて、具材を組み合わせればいいだけなのになー。
2000年1月22日(土)
東京食い倒れ旅行2日目。
「イスラエル料理」
東京・江古田「シャマイム」
12:30ごろ、西武池袋線の江古田へ到着。S氏と二人して店を探しました。あっちうろうろ、こっちうろうろで見つからないのでお店に電話して場所を確認。
「シャマイム」にようやく到着。ここは日本で唯一のイスラエル料理店だということです。まずイスラエルのビールMACCABEE(マカベー)でスタートしました。すっきりした飲み口です。おつまみに、ゴマ風味のスナックが付いてきました。料理は食べ放題コース(\2000)を注文。小皿で店の代表的な料理が何種類か出てくるので、後はその中の好きな料理をお代わりできるというシステムです。
まず、ひよこまめのトマトスープが出てきました。ちょいピリ辛味。しばらくあって、小皿が一気に運ばれてきます。ピタ(ナンなどに似たパン)、ゴマとひよこマメのペースト、ナスとマッシュルームのサラダ、イスラエルサラダ(キュウリ、トマト、松の実)、スパイシーサラダ(卵サラダ、キャベツサラダ、トマトサラダなどの盛り込み)、スパイシーなチキンフライ、ソラマメ団子、羊のハンバーグ、レンズ豆のピラフという陣容。基本的にはピタを袋状に開いて、内側にペーストを塗り、料理を挟んで食べます。なかなかおいしい。量も十分で結局、ピタを1枚ずつ追加した以外は料理のお代わりはしませんでした。
食後、別勘定ですが、デザートに「マラピー」というものを注文。ミルクプディングの上にザクロのシロップとナッツを散らしてあります。プディング自体にはさほど味がついていませんが、ザクロのシロップが結構いけます。さらに、コーヒーをサービスしてくれました。粉をごく細かく挽いた中に、カルダモンを入れた伝統的なものだそうです。トルココーヒーなどと同じく粉は濾さずに供されます。勘定は\6930でした。満足。店を14:00ごろ出ました。
全然本筋じゃないけど、店のトイレに貼ってあったイスラエルの観光ポスターのコピーに曰く「死海:浮遊体験」。なんか字面だけ見たら超常現象みたいと、内心笑いつつ、くるりと後ろを振り返ると死海の泥の美容法であろう、目と開いた口以外泥を塗りたくったお姉ちゃんの顔のドアップがあってびっくりしました。二段オチか。
(この項の画像はS氏のデジカメで撮影されたものです。よって転載禁止とさせていただきます)
「どぜう」
東京・高橋「伊せ喜」
S氏が20年ぶりに会う友達と食事をするというので、ちょっと遠慮して今日の夕食は単独行動です。
18:30ごろ都営新宿線の森下駅に到着。去年行った「山利喜」で煮込みを食べようと行ってみたら長蛇の列。寒い中、並んで待つのも馬鹿馬鹿しいので方針変更でどじょうの「伊せ喜」へ行くことにしました。門前仲町方向へしばらく歩くと程なく到着。結構渋いたたずまい。座敷もありますが、靴を脱ぐのが面倒なのでテーブル席で。丸鍋(骨抜きしてないやつ。\2000)を注文。ネギをたっぷり乗せてから、しばらく煮ます。あらかじめ下煮をしてあるので温まればOK。それをつつきつつ、吟醸「初孫」生もと造り(300ml入り小瓶)をちびちびと。好みで山椒や、七色とうがらしを振りかけて食べます。お酒が終わってからご飯、どじょう汁、お新香を注文。結構満腹になりました。鍋にせよ、汁にせよ泥臭さは一切感じられません。どじょうを食べつけない者としてはちょっとウナギに似た味わいとしか言えませんが、おいしいことは確かです。勘定は\4147だったので、ちょっと高いかな。
「伊せ喜」の近くの和菓子屋さんで、田川水泡の記念館だか美術館だかができたのを記念して「のらくろ」の焼き目を付けたどらやきを売っていました。食事の帰りに買おうと思っていたら店を出たら閉まっていたのはちょっと残念。
2000年1月21日(金)
2000年1回目の東京食い倒れ旅行1日目です。
「軽く朝食」
東京・高輪「アンナミラーズ高輪店」
今回も私と友人S氏の二人連れで、あちこち食べ歩きます。往路は飛行機で羽田まで。午前中は、各自単独行動し、昼食時に合流の予定。で、これは番外のようなものですが、朝食編。S氏はモノレールで都心へ向かいましたが私は京急で品川まで出てきました。品川駅前にはウエイトレスさんのかわいさで有名な「アンナミラーズ(高輪店)」があることを思い出し、昼食までの軽いつなぎとして、何か食べることにしました。幸い朝食メニューがあったので、その中からフレンチトーストのセット\850を注文。ドリンクはコーヒーを選択。フランスパンで作ったフレンチトーストというのはちょっと珍しいかもしれませんが、量はちょっぴりでホントの朝食にしようと考えたら不足ですが、つなぎと考えればちょうど良いですね。味はとやかく言うほどのものではありません。制服はやっぱりかわいかったです。さほど飲みたくもないコーヒーのお代わりを頼んでしまいました。(コーヒーのお代わりを頼むとウエイトレスさんが注ぎに来てくれます)
「洋食屋さんのラーメン」
東京・築地「大宮洋食店」
地下鉄の築地駅でS氏と落ち合い、11:50ごろ最初の目的地である「大宮洋食店」に到着。見た目は全く街の普通の洋食屋さんですね。でも、洋食屋さんなのにラーメンも名物というのが特徴。S氏はハンバーグとラーメンのセット、私はハンバーグと半ラーメンのセット(\1040)を注文しました。醤油味で、まろやかなスープの味です。聞くところによると、牛を使ったスープストックだそうです。なんとなく、以前食べた和歌山ラーメンを思い出しましたが、麺は柔らかめです。それと、ラーメンだけでは愛想がないかと思って、ある意味ついでに注文したハンバーグもなかなかいけました。ものすごい特徴があるわけではありませんが、オーソドックスでいやみのない洋食屋さんのハンバーグです。付け合わせはキャベツ、目玉焼き、ケチャップ味のスパゲティとこちらもオーソドックス。
「昼酒飲みそこね」
東京・築地「魚竹」
一応、昼食第2段ですが、これは完全に失敗。お店のせいではなく、こちらの事前のリサーチが不足でした。この店は結構評判の良い、魚のおいしい居酒屋さんなのですが、「昼も営業している」という情報だけは仕入れていました。しかし、食べられるのはランチ(\850)のみ。まあ、これはいいんですが、問題は昼はお酒を出さない!、と言うことでした。焼き魚(種類失念)がとってもおいしかっただけになおさら残念。小さい店なので、夜はすぐにいっぱいになっちゃうんですよね。
「ランチバイキングとビール」
東京・有楽町「JSレネップ」
昼食第3段。地下鉄で銀座まで行き、有楽町のガード下を新橋方向に進んだところにある「JSレネップ」へ。以前、土曜日の昼に来て、開いていなかったという経験がある店です。平日の昼は食べ放題ランチ\880しかやっていない模様。3軒目でバイキングにの店に入るというはっきり言って無謀なことをやってしまったわけです。メインのおかずを注文し、サラダやパンなどが食べ放題であるというスタイル。私はメインとしてカレイの唐揚げを注文。しかし、料理の方は取り立てて言うほどのことはありませんでした。その代わり、飲み物として、生ビール(レーベンブロイ300ml)\350を注文し、やっと昼酒が飲めたという方が重要かも。さらにS氏が店のポスターに書いてあった「ベルビュークリーク」(木イチゴのビール)\620、De
Konick(ドゥ・コーニック。ベルギーのエール)\680、同じく「De Konick」の「Antoon」\680をまとめて注文したので、半分ずつ飲みました。「ベルビュー」はオーソドックスなフルーツビールです。あまり甘くはありません。De
Konickはいかにもベルギービールという味わい。ちょっと日向臭いというか。蔵つきの天然酵母の味なのでしょうか。「Antoon」はそれにホップをさらに効かせた感じ。夜はもっと他のビールが飲めるそうです。
「台湾料理(付加価値付き)」
東京・三鷹「台北飯店」
夕刻、新宿駅から中央線に乗って三鷹まで向かいます。本日のメインイベント、台北飯店三鷹店訪問です。すなわち、女優のひし美ゆり子さんの旦那さんがやっている店であります。以前、調布店にも行ったことがあります。
三鷹駅から南に少々歩いて(地図上では500mほど。ちょっと迷いました)、18:30に到着。準備中の札がかかっていましたが、店の人に聞いてみたらOKとのこと。まず、ビール(モルツだった)2本、マメ(腎臓)炒め、中華風の腸詰め、イカ団子を注文。追加でニンニクの茎炒めもの、イブクロスープ、スナギモスープ、五目チャーハン。合計\5670でした。マメは食感が絶妙。固すぎず、柔らかすぎず。また、臭み抜きが適切です。ある程度の臭みは味のうちでしょうから抜きすぎて何を食べているのかわからないということもありません。腸詰めは少し甘みがあり、脂がやや多めなのをぱりっと炒りつけてあります。ビールが進む進む。イカ団子ははんぺんのよう。口触りがいいです。ニンニクの茎はしゃっきりした炒めあがり。ご飯ものとして五目チャーハンですが、名前から想像されるような普通のものではなく、大ぶりの具がごろごろ入っています。目立つのがピーマン、キクラゲあたり。最後にスープ。基本的に塩味のスープの中に下処理したモツを入れてあるというスタイルですが、イブクロの方はスープに酸味をつけて味わいを変えてあります。うーむ、芸が細かい。どれもみなおいしかったので、満足。S氏も内臓料理が食べられて満足そうです。支払いの時、ひょいと上の方を見たらウルトラ警備隊の制服を着たリカちゃん人形みたいなのが飾ってあって、なるほどと納得。
「地ビールとベルギービール」
東京・池袋「SPEAKEASY」
池袋のサンシャイン通りというのでしょうか、その近くにあるセガのGIGOというアミューズメントビルの地下2Fに「SPEAKEASY」があります。こじゃれた内装の高級居酒屋というところでしょうか。飲み食いしたのは次の通り。月替わりで地ビールが飲めるそうなので、それでスタート。今月のはアンバーエールでした。料理はカジキマグロのカルパッチョ(何かで締めて下味をつけた刺身にバルサミコ他のドレッシングで味付け)、完熟トマトとモッツァレラチーズのサラダ(普通)、フォアグラの茶碗蒸し(どの辺がフォアグラかさっぱりわからなかったけど、かかっているソースが醤油味か味噌味か、かなり独特)。追加の飲み物で、ヒューガルデンの白生。S氏だけさらにアンバーエール。勘定は\7033。うーむ、悪くはないのですが、所詮はマニュアルに従った居酒屋かなあ、という感じ。肝心の地ビール、アンバーエールは悪くはなかったです。あまり苦みはなく、焙煎したモルトの甘みだけが強調されたような味でした。それに引き替え、ヒューガルデンは安定してうまいですね。
あんまり関係ないですが、このビルの5Fに「太正浪漫堂」が入っています。
2000年1月2日(日)
「しゅうまい」
梅田・お初天神「阿み彦」
米朝独演会が終わった後、空腹を覚えつつ、お初天神の方へ歩いていきました。昼食を食べていなかったので、腹が減るのも当然だったのですが、16:40という時間にお腹一杯にしてしまうと家での夕食が食べられなくなるので、喫茶店でケーキくらい食べて誤魔化そうかなと考えていたら、「阿み彦」が開いていたので入ることに。この店のベーシックなしゅうまい(\580)とモルツの生を注文。この店は独特なしゅうまいで有名です。まず、手でキュッとひねったような形が他にない物ですし、蒸し上げて置いてあるしゅうまいを客に出す直前にフライパンで焼き目を付けて香ばしさを加えると、一見焼き餃子風になります。味はむちゃくちゃうまい!というわけではありませんが、ビールの肴には合いますな。しゅうまいにはトンコツスープが付いてきます。味わいはあっさり。以前はこのしゅうまい、しゅうまいをトンコツスープに入れてワンタン、という2種類のメニューしかなかったのですが、カニシュウマイやワンタンメンなど、若干バラエティが増えていますね。
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