長介通院日記
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長介は慢性病(紫斑病性腎炎&アレルギー)で病院通いをしています。


2005年3月14日(月)

正確な早朝尿を持って、先週の検査の結果を聞きに、大学病院へ行ってきた。(これを書いているのは、4/3です)

診察室に入ってすぐ、T先生は、
「蛋白たくさん出てますね」
と言った。
15分検査...蛋白の出やすい姿勢をとって15分後の尿を調べる...の結果は、蛋白尿(3+)だった。
この他の検査項目で、異常値は、

尿中FDP...25.53(基準値0.1以下)
尿中クレアチニン...201.0mg/dl
尿中β2マイクログロブリン...360(基準値200以下)
尿比重...1.033(基準値1.015〜1.025)
尿蛋白量...367mg/dl
クレアチニン補正..1.82g/gCr(基準値1.5以下)

この中で、特筆すべきは尿中FDPで、この値が高くなるのは体位性(起立性)蛋白尿の特徴なのだそうだ。
また、クレアチニン補正値は、日本の基準値は1.5以下なのだが、外国では2.0以下であり、心配はないそうである。
そして、潜血等他の検査項目は全て正常である。

以上のことから、早朝尿の結果をみれば確実ではあるが、まず起立性蛋白尿と考えて差し支えないでしょうという診断だった。

起立性蛋白だと早朝尿には蛋白が出ないという説明であったが、長介は時々(1+)とか出ていたりする。そのことを聞くと、腎機能が正常でも蛋白の出る原因はいろいろあり、要は、長介は蛋白尿の出やすい体質であるということらしい。

それで、この日血液検査をするかもしれないと言われていたが、その必要もないということになった。
早朝尿の検査結果も、来院の必要はなく、電話で結果を聞けば済むらしい(実はまだ電話してないのだが...)。

T先生の説明によれば、腎不全に進行するような紫斑病性腎炎の人は10000人に3人くらい。体位性蛋白尿の人は100人に1人くらいの割合でいるそうである。長介の場合は、その100人に1人に加え、紫斑病の病歴があったためにややこしいことになっていたのだった。
もう〜なんだよ〜という感じであるが、 知らなければずっと蛋白尿に???の状態が続いていたわけで、この時期に大学病院を訪ねたのは正解だったと思う。

さらに、T先生に質問をする。
「健康な人でも腎臓病になる人はいると思うんですが、今後、尿検査の蛋白尿が起立性か心配なものか判断するには、どうしたらいいですか?」
T先生曰く、
「早朝尿にずっと蛋白が多く出るようなことがあれば、またいらっしゃい」
そうか。そうだよね。心配になったら、また行けばいいんだ。年に1回、学校でも尿検査があるし、これだけ知識があれば見逃すことはないよね。



6才で初めて紫斑病になってから苦節(笑)7年。
長かったけれど、長介の通院生活もこれで本当に終わりです。
ホームページを通じて、ご心配いただいたみなさんにも、いい報告ができて本当によかったです。

この長介のケースを読んで、紫斑病性腎炎で蛋白がマイナスになることなく出続けている人は、逆に不安になってしまったかもしれません。
でも、不安な時こそ正確な情報がどんなに心強いかということを、私は知っています。
ここでお知らせしてきたことが、そういう形でみなさんのお役に立てればいいなと、心から思います。

長い間、長介通院日記を見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
 



2005年3月7日(月)

大学病院へ行ってきた。
以前、K病院の腎臓専門外来に通院した時は、予約枠にたくさんの患者がいて、とても混んでいたので、今度もそうかと覚悟していたのだが、予約もすぐ取れたし、待たされることもなく、これだけでもこっちの大学病院にしてよかった。

腎臓専門医であるT先生は、若くもなく高齢でもなく現役バリバリのベテランという感じだった。しかし、小児科にいるだけあって、やさしくてこちらの話も真剣に聞いてくれる。
今回、初診にあたり、E先生の書いてくれた紹介状の他に、これまで記録してきた蛋白尿の検査結果をエクセルでグラフにしたものを作成して持参した。たぶん、紹介状の検査結果は、いつも見せてもらう検査票のコピーだろうから、それだけではわかりにくいだろうし、私の言いたいことも伝わりにくいだろうと考えたからである。でも、こういうのは差し出がましい行為と嫌われてしまうかな?と、ちょっとビクビクしていた。
でも、T先生はちゃんと見てくれて、私が、
「紫斑病のあと、長い期間の間に、時々蛋白が増えたり、また少なくなったりを繰り返してます。それで、今はなんともないかもしれませんが、一時的にでも蛋白が増えた時には、とても不安になるので、これから受験とかもありますし、腎生検でその不安がなくなるものならば受けたいんです」
と言うと、
「そうでしょう。お気持ちはよくわかりますよ」
と、強くうなづいてくれたのだった。ここで、T先生に対する信頼感が生まれた。

この後は、T先生の話。
検査結果を見たところ、起立性蛋白の可能性が高いと思うということである。これは、起立性調節障害の症状の一つで、起きている時に重力で足に血液がたまるのを、心臓へ戻す機能が十分働かず、腎臓についても、動脈から入ってくる血液に対し、静脈から戻ってくる血液が少ないために尿に蛋白が混ざるということである。多い人では、2g/dayくらい出る人もいるそうだ。
そして、この起立性調節障害は、 長介くらいの年頃に多く、朝弱くて起きられず、夜元気になるとか、朝礼で気分が悪くなるとかという症状もあるとのこと。確かに、長介は朝弱くて夜更かしだ。時々、お腹を痛がったり頭痛を訴えたりというのもある。でも、立ちくらみは多くはなさそうだ。
それで、起立性蛋白であれば、腎機能は正常なので全く心配はない。
今まで、「起立性蛋白は心配ない」ということは、よく見聞きしていたが、なぜ心配ないのかまではよく知らなかった。蛋白の出る原因が別のところにあるからなのね。

それと、いつもそうだが、長介の尿は普通より濃いらしい。尿が濃いとテープの検査では当然高めに出る。そして、濃い尿が作れるということが、腎機能が十分働いているということになるそうだ。

そこで、ずっと疑問に思っていた質問をする。
「今、出ている蛋白が、起立性のものだったとして、紫斑病性腎炎では10年20年経ってから腎不全になるケースもあると聞きます。今後、そういう心配はないんですか?」

T先生の回答は、結論として「ない」だった。
というのは、長介の尿蛋白は早朝尿がマイナスの時期があった。紫斑病性腎炎から腎不全になるような人は、ずっと少量でもだらだらと蛋白が出続けていて、マイナスになることはない。これは、腎臓専門医としてたくさんの患者を診ている中で経験的に知っている。また、腎臓は一度ダメージを受けても再生する能力がある。なので、今、腎生検をしても、異常は全く認められない可能性が高い。結論としては、再燃がない限り、紫斑病性腎炎は完治していると考えて差し支えない。

そうなのか。もしそうなら、こんな嬉しいことはない。もっと早く知りたかったくらいである。

と、以上が紹介状を見てのT先生の見立てであるが、次は本当に起立性蛋白であることを診断をしなくてはならない。その為の検査をすることになった。起立性調節障害の人は、蛋白尿が出やすい姿勢というのがあるそうだ。長い棒を横にして背中に当て、両腕で抱えるようにして支え立っている。この姿勢を15分とってもらい、前後の尿を比較する。後の方で蛋白が増えていれば、起立性蛋白の可能性が高まる。また、出ている蛋白の種類を調べることによって、起立性か腎機能によるものかわかる。さらに、正確な早朝尿を調べる。起立性蛋白であれば、正確な早朝尿には蛋白は出ない。正確な早朝尿は、まず、夜、就寝1時間前に排尿。しかし、この段階では腎臓の中に尿が残っているので、安静にして1時間後にさらに排尿後就寝。そして、翌朝、起きてすぐの中間尿を採る。

検査の説明のあと、 診察をした。背中の腎臓のあたりをたたいて、
「ひびきますか?」
と尋ねる。長介は
「左が少し...」
と答えていた。左の腎臓のそばには、腸へ流れる動脈が分かれるところと、腎臓に戻る静脈が交差するところがあって、2本の動脈が静脈を圧迫して血流を悪くする場合があり、この場合も蛋白尿の原因になるそうである。流れの悪くなった静脈に血液がたまりこぶのようになって、それでたたくとひびく。これも、全く心配ないそうである。

診察のあと、15分検査をすることになった。最初、長介だけが処置室に入っていったが、しばらくすると私も呼ばれた。
「お母さんも見ておいた方がいいでしょう」
と言われたが、要するに、ベッドのあるカーテンで仕切られた部屋で、看護士さんも忙しいので、座ったりしないように監督の役目らしい(笑)。

15分間、長介はけっこう平気そうだった。その後、採尿するのだが、15分前にも採っているので、水を2杯飲まされたそうだが量が出ない。それで、自販機で買ったお茶を飲んで、30分後に再度採尿。合わせ技1本でOKとなった。
次回は早朝尿を持って行くことになっている。

さて、結果はいかに...。




2005年2月25日(金)
尿検査 早朝尿 来院時
蛋白 不明 なし
血尿 不明 なし

E先生からの連絡は来なかった。
「忘れるかもしれないので、2週間たって連絡がなかったら電話して下さい」と言われていたので、電話をした。インフルエンザが流行っていて、あまりに忙しく、後回しになっていたらしい(苦笑)。それで、金曜日までに紹介状を用意しておくので、金曜の午後にでも、早朝尿を持って来て下さいということだったので、今日、行ってきた。
E先生は、「早朝尿を持って...」と電話で言ったことも忘れていた(苦笑)。まぁ、毎日たくさんの患者さんの診察をしていたら、忘れちゃうよね。
というわけで、持っていった早朝尿は、検査には出したが結果は聞いていない。でも、たぶんマイナスだと思う。自宅での検査はそんな感じだった。

とにかく、紹介状はゲットしたので、今度は大学病院を受診する。
E先生は、「ずっと、0.5g/日は出てないので、腎生検はしないかもしれない」と言っていた。この先は、大学病院のT先生の判断なのだ。また、最初から説明しないといけないなぁ。




2005年2月3日(木)
尿検査 前夜尿 早朝尿 来院時
蛋白 (+−) (2+) なし
血尿 (−) (−) なし

先週、三太が熱を出した。それで、E先生の外来を受診した時に、長介の腎生検の話が出た。大学病院のT先生と電話で話をしてくれたそうだ。それで、動くと蛋白が出る起立性蛋白尿の可能性が高いということらしいのだが、それだと腎生検の必要はないということになってしまう。まぁ、必要がなければ、それにこしたことはないのだが、こちらとしては「本当に必要ないの?」という疑問というか不安がある。

紫斑病性腎炎で、最初は治療が必要と言われるほど悪かったのが、自然によくなってきて、腎生検もせず経過観察となった。それから6年。定期的な尿検査で、安定してはいるものの蛋白は続いている。熱を出せば、蛋白は多くなり、最近では血尿も出た。尿所見が悪い時には、E先生も「あの時、腎生検をしていれば...」とおっしゃる。今までは、経過観察で万が一悪くなったら、その時、腎生検なり治療なりをすればいいと思ってきた。しかし、長介も中学生となり、2年後には受験である。当然、多少の無理をするようにもなるだろう。その時に、尿所見が悪くなって、バタバタするようなことになっては、かわいそうだ。今のうちに、必要があってもなくても腎生検を受けて、蛋白尿の原因がわかって、心配ないなら「ない」とはっきりさせたいのである。

そのことは、E先生にも何度もお伝えした。それで、紹介状にもう少しデータを加えたいということで、安静時と運動時の尿検査をすることになった。尿だけあればいいので、今日は、前夜の尿と早朝尿を持って、私だけ病院へ行ってきたというわけである。

病院は、インフルエンザが流行ってきたとかで混んでいた。尿検査の結果が出るまで待つ。
結果は、早朝尿が(2+)。これには、E先生も「おかしい」と首をかしげている。起立性蛋白ならば、前夜尿の蛋白が多くて、早朝尿は少ないはずなのに、逆だ。採った尿には、容器に直接「2日ヨル」「3日アサ」とマジックで書いた。間違え様がない。検査室で間違えたのかもしれない。しかし、検査結果は検査結果である。今回は、別の検査もオーダーしていて、結果が出るのに1週間くらいかかるらしい。その結果を見て、E先生から連絡をいただけることになった。

さて、腎生検は受けられるのか?




2005年1月21日(金)
尿検査 早朝尿 来院時
蛋白 なし (−)
血尿 なし (−)

長介が昼頃、頭痛がすると言って学校を早退してきた。熱は37.8度。微熱だ。見たところ、たいしたことはなさそうなのだが、偶然にも金曜日で主治医のE先生の担当日なので、病院へ行ってみることにした。急な受診なので、早朝尿はない。
大学病院の話は、特に進展はなかった。
診察の結果、喉が少し赤い程度で熱もたいしたことはないし、風邪でしょうということで薬が出た。
抗生物質がジスロマックに、痰の薬がムコソルバンダーゼン。それに頭痛薬のブルフェン。長介の薬はずいぶん久しぶりな気がする。




2005年1月14日(金)
尿検査 早朝尿 来院時 蓄尿
蛋白 (−) なし 188.7mg
血尿 (−) なし  

前回の受診の翌日に、蓄尿を届け、今日は検査結果を聞きに私だけ病院へ行ってきた。せっかくなので、早朝尿だけ持っていく。
すると、蛋白マイナス。家で検査した時は(1+)くらい出ていたのに、不思議。
蓄尿の結果も、150mg以下が正常値ということなので若干多いがたいした事はない。
しかし、慢性腎炎も長いので、今後のことを考えて腎生検は受けておいた方がいいだろうということになった。すぐに治療が必要な展開にはならないだろうが、長介の蛋白がどういう理由によるものなのか、予後はどうなのか、生検をしてないと何もわからない。

それで、検査を受ける病院であるが、小児科がなくなるという噂の大学病院で受け入れてもらえそうだということになった。小児科がなくなるというのも、確かな話ではないらしい。そこの小児腎臓専門医のT先生は、E先生も知っているということで、様子を聞いてみて紹介状を書いてくれるということになった。わかったら連絡をいただけるそうである。

生検は春休み希望なので、3学期は何度か学校を休んで通院することになりそうだ。




2005年1月6日(木)
尿検査 早朝尿 来院時
蛋白 (1+) (4+)
血尿 (−) (−)

冬休みなので、検査のため病院へ。今年は暦が微妙で、E先生担当の木金に受診しようとすると、冬休みも終わる今日になってしまった。長介は午前中、部活があるのだが休ませる。
で、尿検査の結果であるが、来院時(4+)である。実は、これを書きながらかなり動揺している。強陽性は、紫斑病再発直後以来だ。それで、採血をし、久々に蓄尿検査もすることになった。
E先生の説明では、早朝尿が(1+)と少なくて運動すると蛋白が増える場合、(2+)くらいならいいが、たくさん出るようだと運動制限が必要になるそうである。長介は、卓球部でがんばっているので、これはかなりつらい。

前回同様、もし腎生検を受けたほうがよいのであれば、早い時期に受けておきたいと申し出る。
申し出なくても、蛋白強陽性となれば腎生検は必要なのかもしれないが...。
それで、検査を受ける病院であるが、6年前にちょっと通ったK病院は小児科専門なので、E先生も良く知っているという大学病院で受けたいと思っていた。当時は次郎も就学前だったし、三太を妊娠中だったし、私は運転しなかったので、とにかく近い方がよかったのだが、今なら電車で通院も可能だし、なにより、これから成人してもお世話になるかもしれないのだから、そのまま通院できるところの方がいいと考えたのだ。
ところが、E先生にそう言うと、その大学病院は近々小児科がなくなって、今は新患はとっていないのだそうだ。が〜ん!
大学病院がダメなら、K病院にはカルテも残っているかもしれない(カルテ保存義務は5年)ので、生検だけK病院で受けておいてもいいのではという話も出た。どちらにしても15才になれば小児科は卒業し、どこかの腎臓内科へ転院しなくてはいけないのだから、どこでもいいか...とりあえず、この件は保留。

さて、蓄尿検査であるが、これは24時間分の尿を全て取らなくてはならない。学校が始まると難しいので、10日(祝)から11日早朝まで採って...と言われたが、あいにく10日は外出予定がある。それで、今日の昼から24時間で蓄尿して、明日、届けることになった。病院の来院時採尿が10時なので、明日の10時までだ。部活は明日も休み。結果が出るまで、特に運動制限はしなくていいと言っていただいたが、休んでくれた方が安心だ。
結果は、長介は学校が始まるので、来週、私だけで聞いてくることになった。




2004年8月27日(金)
尿検査 早朝尿 来院時
蛋白 (1+) (2+)
血尿 (−) (+−)

夏休みになり、長介の尿検査に行かなくては...と思いつつ、私も多忙で、長介も多忙で、ついに夏休み最後の金曜日になってしまった。今日も、正直、病院へ行く時間も惜しい状況なのだが、2学期が始まればますます病院へは行けないので、自宅で尿検査してマイナスだったらやめちゃおうと思い、検査してみると、蛋白が(1+)くらい出ている。それで、「友達と約束が...」とブツブツ言っている長介を説得して、病院へ行った。

夏は風邪を引く子も少ないのか、病院はすいていた。看護婦さん(看護士さんか)達も暇そうで、尿検査の結果を待つ我々を気遣ってくれる。検査の結果は、やっぱり蛋白が出ている。検査の頻度が減っているが、春、夏、と来院時(2+)出ているのだから、ずっと出ているのだろう。E先生も、さすがに、
「本当は、もっと前に生検しておけばよかったんだけど、K病院行った時どうしてしなかったんだろう?」
とおっしゃる。K病院は、紫斑病直後で蛋白が多く出ていた頃に、腎生検を受けるために数回通った専門病院である。あの時は、蛋白が減少傾向にあって量的に微妙だったことと、私が三太の出産を控えていたことで、タイミングを逃してしまったのであった。
私が、
「もし、検査をするのであれば、今、中1で3年になれば受験もあるので、その前がいいと思うんですけど...」
と言うと、
「K病院には、カルテも残っているはずだし、学校が休みの時に行って検査しておいた方がいいでしょう」
とE先生。 それで、次は冬休みに尿検査をして、その時は血液検査もしましょうということになった。

それと、関係ないが長介の右手の小指に湿疹ができていて、なかなか治らず本人が気にしているので診て貰うと、なにかずっと刺激を与えてるのではないかと言われ、卓球部なので、そのラケットだろうということになった。皮膚が弱いのは相変わらずだ。それで、アルデシンもなくなって今日は薬の予定はなかったのだが、リンデロンというステロイド軟膏が出た。




2004年4月23日(金)
尿検査 早朝尿 来院時
蛋白 (1+) (2+)〜(3+)
血尿 (−) (+−)

再検査へ行ってきた。
早朝尿は、自宅での検査でも潜血はマイナスで、ちょっと安心したものの、診察で何を言われるのか、正直ドキドキであった。
来院時の蛋白はけっこう多いと思うのだが、E先生は
「おしっこが濃いから、これだけではなんとも...」
と言う。だけど、確実に3年前くらいのレベルに戻ってる。結局、夏休み、冬休みと経過を診ましょうということで、次は夏休みでいいことになった。
中学校になって、長介は卓球部志望なのだが、やっていいそうである。本人は喜んでいるが、けっこうハードな日々に疲れているのに大丈夫か?
私としては、長期経過観察の中で尿所見の悪化があったのだから3ヵ月後というのは不安なのだが、しかたがないので、時々、自宅で検査してみることにしよう。
薬は、喘息も落ち着いているので、アルデシンを1日1回で様子を見るということで1本出た。実は、本人が最近サボって既に1日1回しかしてなかったらしい。それでも、発作は出ないので、このアルデシンが終わったらおしまいということになった。長介嬉しそう。1本100回なので、ちょうど夏休みだ。




2004年4月19日(月)
尿検査 早朝尿 来院時
蛋白 (2+) (2+)
血尿 25-30 (2+)

なんと、半年ぶりの長介通院日記の更新である。この間、風邪と思われる発熱は何度かあったが、病院へ行くほどのことはなく済んでいた。尿検査も発熱の時に思い出したようにやってみてはいたが、蛋白(+−)〜(1+)血尿(−)で、変わらずであった。
ところが、昨夜だるそうにしているので熱を測らせると38度。で、久々に尿検査をしてみると、いつもより蛋白が濃い目に出ていて、潜血も(+)だった。血尿はなんと3年ぶりである。それで、今日、早朝尿を採って病院へ行くことにしたのであった。
担当はS先生。熱は平熱に下がっていたが、尿検査の結果は良くない。蛋白、血尿以外にも円柱が出ているということで、再検査となった。尿検査は1回ではなんとも言えないので、何度か検査をして総合的に判断する。来週と言われたが、学校もあるし、金曜日のE先生の慢性病外来の時間にしてもらった。S先生からE先生に会えたら申し伝えをしておいてくれるそうである。
今朝は平熱だが、昨夜、熱が出たということで容連菌の検査もした。容連菌だと腎炎に影響が出る場合があるからだが、幸い結果は陰性だった。
さて、一応薬を...ということになったが、S先生が
「熱が下がれば飲まなくてもいいんだけど...」
と言うので、
「じゃ、薬はなくてもいいです」
と言ったら、
「うん、薬はなしでいいか。検査の方が大事だ」
ということになった。薬局に寄る手間が省けてよかった。もう、中学生だし、軽い風邪程度で抗生物質を飲むこともないでしょう。
というわけで、「長介通院日記」復活です。




2003年10月10日(金)

長介は好調である。実は、このところ忙しくて外出が続き、今日も午後から所用があって3時頃帰宅し、やはり帰宅したばかりの長介を車に乗せて病院へ。綱渡りである。しかし、薬が切れるので行かなくてはならない。
診察では、E先生に
「長介君、調子はどう?」
と聞かれて、黙ってうなずく長介。相変わらず愛想がない。
「調子いい?」
と聞かれて、
「まあ、たまにゼイゼイする」
と答えた。それは私も知らなかった。しかし、すぐに良くなるなら喘息の発作とは違うだろうということに...。どちらにしても、たいしたことはないのである。
秋になり急に寒くなって、鼻炎の出る子も多いそうであるが、長介はなんともない。それで、
「鼻もいいようですね。薬、やめてみましょうか」
というわけで、アレジオンがついになくなった。喘息の発作も起こしにくくなって、毎年、やめる、やめると言われていた割になかなかなくならなかった飲み薬。やっと終わった。飲み薬がなければ、4週間おきの通院も必要ない。薬はアルデシンの吸入だけとなり、それも今日2本出してもらったので、6年間の通院も一段落である。
アルデシンは1本50日。今朝、新しいのに交換したばかりなので、3本150日分ある。ということは、5ヶ月...来年の春まで持ちそうだ。
もちろん、風邪を引いたり尿所見が悪くなったりということがあれば、病院にくることになるのだが、とりあえず「通院」は仮終了というところか。
来春、小学校卒業とともに、通院も卒業としたいものである。


というわけで、この「長介通院日記」は、今後不定期になります。
今まで、楽しみに?読んでくださった皆様、ありがとうございました。



2003年9月11日(木)

長介、昨夜突然熱を出した。「熱っぽい」と計って37.8度。しばらくして39.3度。高熱である。
今朝は37.2度に下がっていたが、今日は学校を休んで病院へ。ちょうど、E先生の担当の日だし、明日が通院日なので薬も一緒にもらってこれる。
病院での検温では37.0度で、ほとんど平熱であった。長介は、喉が少し痛いと言っていたが、診察の結果、喉が赤いわけでもなく、喉からくる熱ではないらしい。このところ、残暑で急に暑い日が続いているし、運動会の練習があったりして熱中症も多いそうだが、昨日は帰宅後は家にいたし...。で、たぶん、ウィルスから来るものだろうということになった。
それとは別に、最近、目の周りのアトピーがひどく、いつも赤くなっている。それで、薬をだしてくれることになった。
薬はいつものアレジオンの他に、クラリシッド(抗生物質)、ムコソルバン(痰)、ダーゼン(炎症)が5日分と、目のネオメドロール軟膏が出た。

おまけ。
病院から戻るとすぐに学校から電話が...。次郎が熱を出したので迎えに来いという。39.1度だそうだ。
さっそく迎えに行き、その足で病院へ舞い戻る。E先生と再会。
「長介のがうつったんでしょうか」
と尋ねると、潜伏期間があるから、そんなにすぐには症状は出ないということで、おそらく一緒にうつってきて時間差で発症したのだろうということになった。
次郎の方は、病院でも38.8度と高熱だったこともあり、喉の上の方に赤くポチポチとウィルス性感染症の特徴が出ているということであった。
次郎の薬は抗生物質がジスロマックと、他は長介と同じムコソルバンダーゼン




2003年8月14日(木)

夏休みなので、E先生が外来担当の日を選んで午前中に受診してきた。お盆中ということもあり、病院もすいている。
思えば5年前の長介小1の夏休み。運命の日はやってきたのだっけ...。
長介は好調である。日本列島を縦断した大型台風10号の時に、ちょっと苦しくなってホクナリンテープを貼ったがそれですんだ。その事を先生に報告すると、
「たいしたもんだ」
と誉められた。今年は涼しいせいか、夏にあせもで悪化するアトピーも良好だし、この調子なら秋にはアレジオンもやめられるかもしれないということになった。
しかし、顔つきがよくないと指摘されてしまった。長介はよく疲れたような病的な顔つきをしていることがある。今日もその顔で、目の下にクマができていたりする。でもまぁ、これが長介の普通だと思うしかない。
アレジオンを止めても1年くらいはアルデシンの吸入は続けた方がいいそうであるが、アルデシンだけだったら2本づつ出してもらうことも可能だそうで、そうなれば長かった長介の通院生活もやっと終わり。来年には小学校と一緒に病院も卒業できるといいな。
薬はアレジオンアルデシン




2003年7月18日(金)

その後の長介は、ずっと好調である。強いて言えば、花火をしたら煙で苦しくなったことくらい。
というわけで、今日は薬をもらうだけの簡単な診察だった。
というか、隣の診察室の患者さんが、おじいさんなのだが大きな声でまくしたてるように話しているので、気になって落ちつかない。隣の診察室とは、奥がつながっているので、声が筒抜けである。
長介は、E先生に、「鼻水をすすると耳にくるから、ちゃんとかむように」と注意されていたようであるが、私は隣が気になってよく聞いていなかった。
何も問題がないので、処方箋を書いてもらって終わり。薬はアレジオンのみ。




2003年6月13日(金)
尿検査 早朝尿 来院時
蛋白 (−) (1+)
血尿 (−) (−)

前回の発熱は、翌日には下がってきて、水曜日からは普通に学校へ行けるようになった。
高熱を出したので、今日は早朝尿を持っていく。来院時の検査もしたが、結果が出る前に診察になった。
溶連菌の検査は、その後、病院からの連絡がなかったので陰性だったのかと思っていたのだが、今日の受診で溶連菌だったと言われた。
陽性の場合は連絡をいただけるという話でしたが、なかったので大丈夫だと思ってました
と言うと、E先生、苦い顔をしている。どうやら、手違いがあったらしい。
ところで、長介は先週1泊2日の修学旅行で山の方へ行ったのだが、そこで、軽い喘息が出たらしい。持たせたホクナリンテープテオドールのお世話になった。帰宅したその晩も、なんだかヒューヒューしてるので、ホクナリンテープを貼り、テオドールを飲ませたが、翌日には元に戻った。
実は、そんなことがあってテオドール復活か?と、ちょっとビクビクしていたのだが、ホクナリンテープで治まる程度の軽い発作だし、帰宅してすぐ治ったので飲まなくてよいそうである。よかった。
薬はいつものアレジオンアルデシン
診察の後、会計と薬を済ませてから尿検査の結果を聞きに診察室へ戻る。来院時(1+)なのでたいしたことはない。次回の早朝尿は必要ないが、変な色のおしっこが出たりしたら持って来て下さい、ということで容器だけもらった。発熱の時は、直後よりも1週間後くらいが要注意なのだそうだ。そうなんだ。今まで、発熱の後、2〜3日しか尿検査してなかった。
今回は、溶連菌から1ヶ月たって、たいしたことないので事無きを得た様である。知らぬが仏とはよく言ったもので、溶連菌だとわかっていたらこの1ヶ月、心配だったろうな(苦笑)。




2003年5月12日(月)
尿検査 早朝尿 来院時
蛋白 なし (1+)
血尿 なし (−)

先週の金曜日、好調だと書いたばかりなのに、長介、昨日から発熱である。朝、調子が悪いと言うので体温を測ると37.6度。夜には39.5度まで上がり、一夜明けた今朝も38.8度であった。
発熱すると気になるのは尿蛋白。昨日はマイナスであったが、今朝の尿では少し出ている。
それで、今日は学校を休んで病院へ。 せっかく早朝尿を採ったが、容器がないので病院へは持って行けなかった。窓口で、
高熱が出たので、尿検査をお願いします
と言うと、すんなりとコップを出してくれた。病院での検温では39.2度。やっぱり高い。
外来の担当はS先生。具合が悪くて外来を受診する時は、いつもS先生だな。尿検査の結果は、伝票をよく見せてもらえなかったが、血尿はなし、蛋白は熱性蛋白で熱がある時はこのくらいは出るものだそうだ。
主症状は高熱と、喉が少し痛いということで、溶連菌の培養検査をする。
「溶連菌は血管性紫斑病にも影響するから...」
という説明をしてくれて、次回の受診の時には早朝尿の検査もした方がよいという話をして 、カルテを閉じ、
「はい、これでいいですね」
S先生、薬の処方を忘れている(笑)。
薬はエリスロシンという抗生物質が5日分出た。溶連菌の検査は、陽性だったら連絡が来るそうである。




2003年5月9日(金)

連休も終わり、よい天気が続いている。長介も好調。飲み薬がアレジオンだけになり、以前飲み残した分があったので、通院を勝手に一週間遅らせた。
気候のせいか、病院はガラガラ。尿検査もないので、すぐに診察となった。
今日は、学校の健康診断でひとつ引っかかったので、診断書をもらわないといけない。その一つは結膜炎である。以前は、皮膚炎に鼻炎も引っかかっていたが、今年は目だけだった。それも、検診の日たまたまだと思われる。
E先生に、結膜炎の診断書をお願いすると、
「尿検査はどうでしたか?」
と聞かれた。尿検査は提出したばかりでまだ結果は出ない。
「調子が悪いと、尿検査でひっかかるかもしれないけど、心配ないでしょう」
ということだった。やっぱり、調子が悪ければ蛋白は出るのね。
テオドールを止めても好調なので、夏にはアレジオンも止めて、年内にはアルデシンも止められるかもしれないという話だった。飲み薬がなくなれは、通院も2ヶ月に1回くらいですむから楽だな。
というわけで、薬はアレジオンアルデシン




2003年4月4日(金)

前回の便の培養検査は、結局異常なしだったようだ。病院からの連絡はなかった。
今日は尿検査ということで、早朝尿を採った。ウリエースで検査しても、(−)か(+−)かというところで、特に蛋白は出ていないようだった。病院でも尿検査はしたが、結果が出る前に診察なり結果は不明。
長介は、この花粉症の季節にもかかわらず好調である。それで、ついにテオドールを飲まなくていいことになった。長かった。思えば、年長さんの時からなので、5年以上飲み続けたことになる。
喘息は普段発作がない時は元気なので、テオドールは副作用もある薬だし、「本当に飲み続ける必要があるの?」と思いたくなる。でも、喘息はいつ起るかわからない。一度起ってしまうと、元に戻るのは大変なのである。なので、発作が起らないように、起きても軽くすむようにということで、薬を飲み続ける。おかげで、この4年ほどは、大きな発作に苦しむこともなく過ごせたのだから、それでよかったと思う。
でも、テオドールホクナリンテープの予備は持っているようにとのことであった。
アレジオンアルデシンはまだ続く。アルデシンはまだあるので、今日の薬はアレジオンのみ。薬代も助かる(笑)。




2003年3月11日(火)

先週、好調と書いたばかりなのに、長介、今朝から下痢である。それも、ひどい。水様便で、トイレまで間に合わない程である。回数は3回で、少しは落ち着いたようではあるが...。
それで、学校を休み病院へ連れて行った。
今日の担当はS先生。熱もないし、「だるい」とは言うものの他の風邪症状もないし、ということで、便の培養検査をした。
そして、薬は抗生物質整腸剤
検査結果は、菌が検出されると連絡がくるそうである。




2003年3月7日(金)

今日は尿検査はなし。自宅で検査してみたが、いつもの通り(+−)くらいであった。
長介も、特に変わりなく元気である。
診察で、喘息も全く出ないので、次回まで何もなければテオドールをやめることになった。長介は大喜びである。とにかく、朝晩のアルデシンと薬が面倒くさくてしかたがないようで、ひとつ減るだけでも嬉しいらしい。
ということで、 薬はいつもの、テオドールアレジオンアルデシン
次回は尿検査である。




2003年1月31日(金)
尿検査 早朝尿 来院時
蛋白 正常 なし
血尿 正常 なし

前回、薬を6週間分もらったので、今日が通院日であった。長介と次郎が受けたインフルエンザの予防接種の2回目が4週間後ということだったのだが、すでに感染してしまったし、慌てることもない。学校があるので、病院へ着くのが4時近くになってしまった。
長介は、インフルエンザのあと、先週くらいにちょっと風邪気味で37.8度の熱を出したが、その後元気である。今、学校も保育園でもインフルエンザが流行っているが、我が家は3人とも終わっているので、かかる心配もない。
時間が遅かったのと、すいていたのとで、来院時尿も採らず、早朝尿の結果も待たずに長介の診察となった。E先生も、
「もう、おしっこはいいですよ、お母さん」
とか言っている。まぁ、このところ心配のないレベルに落ち着いているし、早朝尿を自宅で調べた時も(+−)くらいだったので、病院での結果がわからなくても、どうということもない。ただ、ここに正確な検査値が書けないだけである(笑)。
それで、尿検査は2ヶ月に1回でよいことになった。さらに、正常が続けば3ヶ月に1回だそうである。私としては、家でも調べられるので、自宅で反応が強く出たら、病院で調べてもらうということでも全然OKである。以前、マイナスが続いて尿検査をやめていたら、いつのまにか(2+)になっていたので、とにかく検査だけは続けたい。
どこもなんともないので、インフルエンザの許可が出た。
薬はいつもの、テオドールアレジオンアルデシン

その後、予防接種の診察室で、長介と次郎のインフルエンザの予防接種2回目を受けた。B型にはかかったが、A型もあるし、今年受けておけば、来年まで免疫が持つかもしれない。
本当は、予防接種の後は30分ほど様子をみることになっているのだが、時間も遅いし小さい子と違うので、看護婦さんも「大丈夫でしょう」と、すぐ帰ってよいことになった。それでも、会計やら薬局やらで、30分くらいは近くをうろうろしている。それで、最後に診察室で、E先生に行き会ったら、
「おしっこは、全然大丈夫でした」
と教えてくれた。大丈夫というのは、(−)〜(+−)くらいだと思う。



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