■11月 11月のロンドンは、いよいよ冬の始まり。長い夜の楽しみが一杯です。3日は、Guy Fawkes Night を祝いロンドンの夜空に盛大な花火の饗宴が繰り広げられます。6日には、Alexandra Palace Festival ではアイススケート、移動遊園地、ビールやワイン、グルメフェステイバルが開かれ、そこでも盛大な花火が打ち上げられます。 14日には、ロンドン最大のドッグショーが開催され、180種以上もの犬が集まります。 また、冬のスポーツシーズン到来で、サッカー、ラグビー、テニスの試合が目白押しです。 7日には、Regent Street恒例のクリスマスツリーの点灯式があります。この行事が始まって今年は50周年にあたり、特別な催しがいろいろあります。ロンドン在住の名士によるツリー点灯式のあとは、パレードや、コンサートなど多彩なプログラムが楽しめます。このツリーの光で、Regent Street は何マイルも美しく照らし出され、華やかな季節の到来を告げるものとなっています。 ■12月 そして12月。またクリスマスがやってきます。ロンドンのクリスマスは七面鳥とプレゼントを送る季節だけではないのです。クリスマスの買い物を目当てに、各百貨店はセールに最大の工夫を凝らします。 この時期、観光バスに乗って、クリスマスロンドンツアーに出掛けるのもお奨めです。テームス河クルーズでは、クリスマス特別デイナーや音楽のライブなど特別プログラムを組んでいます。また、クリスマスの伝統と歴史をじっくり知りたいと思えば、美術館に行くのもよし、(The Geffrye Museum, Natural History Museum など)、Hampton Court Palace に行って Jacobean Christmas を、ロンドン塔で、ヘンリーI世がノルマン時代のクリスマスを再現するのを見るのもいいかも。また、観光バス会社主催のクリスマスウォークに参加するのもおもしろいです。中には、有名なクリスマスにちなんだ幽霊の扮装をして由来などをききながらガス灯の光の下を歩くウォークもあります。また、クリスマスにはあちこちで手品ショーが繰り広げられ、見物するのはとても楽しいです。(BA London Eye は特に多彩なマジシヤンが集まるので要チェック) クリスマスの当日に外に出てみるとまたおもしろいものが見られます。Covent Gardenでは恒例のクリスマスプデイング競走が行われます。ドレスに着飾った競技者がクリスマスプデイングの障碍競走に挑みます。ハイドパークでは、朝9時からPeter Pan Cup を目指して、水泳競技が行われます。クリスマススケートも盛んです。家庭で静かにクリスマスを祝うのも、外に出て Crazy Christmas を楽しむのもロンドンならではでしょう。 ■催し物 の抜粋 ◇演劇、音楽、ダンス Barbican Theatre では11月に 蜷川幸雄のハムレットが上演されます。ユニークな演出が好評です。 Gielgud Theatre では Ken Kesey の One Flew Over the Cuckoo’s Nest に著名な英国の二大俳優 Frances Barber と Mackenzie Crook が主演、お見逃し無く。 また12月には季節柄「白鳥の湖」「シンデレラ」「くるみ割り人形」などが上演されます。 子供たちの為の演劇や人形劇もクリスマスに向けて工夫を凝らして上演されます。 Vaudeville Theatre では靴、箒、ゴミ缶、台所の流しまで楽器にして音楽とダンスを舞台一杯に繰り広げる Stomp の公演が楽しいです。 Dominion Theatre では 伝説のロックグループQueenのレパートリー We Will Rock Youや Bohemian Rhapsody などが演奏されています。 ◇美術 National Portrait Gallery では11月17日より Sam Taylor 作の David Beckham の肖像画が展示されます。 Tate Britain も Tate Modern もこの時期,近代現代の巨匠の作品が堪能できる見ごたえのあるコレクシヨンの常設展がお奨めです。 |