上記の4冊がいわゆるBIBLEの3冊と入門書的位置づけのバイエルです。私のコメントより著者、監修者である関谷博之さんのWWWページを見る方が手っ取り早いと思います。
1998年5月号の「HP200LX実験室」のテーマは「LogExpress」です。MobilePRESS4月号とネタがかぶっていますが、それだけこのソフトがLXerにとっての定番ソフトであるという証拠でしょう。それとLXとは直接関係ないのですが「英語版Windows
CE2.0を使いこなす」という記事が掲載されています。ユーザの努力により英語版マシンで日本語で使うというのがLXの初期を思い起こさせます。紹介されている3機種の内、2機種がHP620LXとHP320LXという200LXの(ある意味における)後継機種というのも目をひくところです。
(98/03/29)
1998年9月号を読んでました。ふむふむ、「HP200LX実験室」は「HV」(LX用WWWブラウザ)か、おっ、「カシオペア」のLOAD
TESTで「スリップケース」の紹介をしてるな、Q&AコーナーではLXの日本語環境に関する質問があるぞ、あっ、オンラインソフト紹介のコーナーで「へた字フォント」が出てるじゃないか、やっぱりこのフォントは良い出来だなあ、えっ、ソフト所在が「http://www.yo.rim.or.jp/~ototo/」って私のページじゃないか。かくして私のWWWページの初活字化が達成されたのでした。「MobilePC」をご覧になって、このページに来られた方も今後ともよろしくお願いします。
(98/07/30)
1998年10月号の特集が「特選モバイル用ソフトBEST120」で、その筆頭にHP200LXが挙がっています。ただしLX用ソフトは6本だけです。少ないですね。でも「へた字フォント」はしっかり含まれていました。「HP200LX実験室」はカード一体型携帯電話&PHSの紹介。パルディオ341Sがなかなか魅力的ですね。でも321Sから乗り換えるほどの決定力には欠けますな。
(98/08/30)
1998年11月号の付録はオンラインソフトの入ったCD-ROMです。LX用ソフトも31本入っています。その他、Pilot、ザウルス、WindowsCE、Windows95/98用など盛りだくさんです。「HP200LX実験室」はフォントの紹介。赤城フォント、げんちょもふぉんと、へた字フォントなどが紹介されています。LXネタはもう一つあって、Q&AコーナーのページでLXでの通信についてほとんど見開きをフルに使って説明がされています。
(98/09/30)
1998年12月号なんですが、連載物が軒並み最終回です。来月号で紙面刷新するための準備らしいのですが。そんな中、LXerのお楽しみである「HP200LX実験室」も最終回。LX用WWWブラウザ「HV」の紹介がメインでした。うーん、来月号にはLX関連記事は掲載されるのでしょうか。
(98/10/30)
1999年1月号を買ってきました。読みました。あーあ、なんか普通の雑誌になっちゃいましたねえ。個人的にはLX関連の記事が一切無くなったというのも大きいですが、それを抜きにしてもこれといった特色がないように思えます。MobilePCが廃刊になり、全く別の雑誌が創刊されたと考えた方がいいんですかね。編集後記でもそう言ってるし。
(98/11/29)
1999年8月号では一気に新連載が9本。テコ入れというやつでしょうか。ほとんど(というかすべてかな)が見開き2ページで一芸に秀でた達人(秀でていない人もいるなどとは言いません)が得意分野について語るという趣の記事です。やっぱり、こういうページこそが雑誌の面白さを左右するように思います。それと、モバイル系雑誌を3誌(モバイルPC、MobilePRESS、MobileWorld)読んでみて気がついたのですが、PC
WAVE誌で活躍されていたライター諸氏が活躍されてますね。
(99/06/30)
1999年9月号からロードテストにJornada680が加わりました。Testerは関谷博之さんです。当然、そのスタンスは200LXからの乗り換えをどのようにするかというものになります。主に住所録の変換方法について説明されていました。さらにコラムではInternet
BIBLEの発刊と200LX製造中止問題に関する言及もあり、読んでいてやや複雑な心境になりました。
(99/07/30)
1998年4月号の(LXerにとっての)最注目記事は「LX、千客万来第2回/LE2.0登場」ではなくて(これももちろん役に立つ記事なのですが)「ちょっといいお店」で「PS
PLAZA WAKAMATSU」がとりあげられている(P96)ことではないでしょうか。私のWWWページでは若松通商と表記していますが同じお店のことです。倍速改造をしたLXを販売している唯一の店です。紀伊国屋書店アドホック店が「新宿教会」なら、こちらは「聖地」と言ってもいいような気がします。しかし、この店がHPのシンガポール工場と直接交渉までして倍速改造の公認(黙認)を得ているとは知りませんでした。また、LX生産終了の噂があったのですが4MBモデルだけに機種を絞り、生産を継続することになったそうです。それもこの店や日本のHPの働きかけがあったからこそだそうです。
(98/03/19)
1998年5月号で目を引いたのは「モバイルユーザのためのレザークラフト講座」の第3回。この記事は結構いいところをついていると思います。既製品のケースで凝ってみたり、あるいは特注で作ったケースまでなら今までにいろんな雑誌で取り上げてきた話題ですが自分の手で作ってみようというのはあまり無かったと思います。ましてや単発ではなく、連載になっているのですから。それで、今回のテーマはLX用のファスナーケースと海苔巻きタイプのケースです。特に後者は素人でもちょっとがんばれば作れそうで、なおかつセンスがいいので私もがんばってみようかなという気になってしまいました。
(なっただけともいいますが) 作者の方のWWWページもあります。
(98/04/19)
1998年6月号の特集は「モバイル文書作成術」。ノートPCから各種PDAまで機種別のノウハウが紹介されていてその中に当然HP200LXも含まれています。巻頭の一般論を述べた記事もLXが素材ですし、さらに面白いと思ったのは「達人に聞く!」というパワーユーザの紹介記事が合間合間に入っているのですが、半分の人がLXをメインかサブに使っているという事実。やっぱりLXは使いやすいのか、単に編集部の人がLXシンパなのか。私はLXの話がたくさん出ていて単純にうれしがっております。
それと、連載記事の「LX、千客万来!」はLXにイヤホンジャックをつけるという改造ネタ。これ、いいっすね。LXMIDIとかEVAを使うときにぴったりのような。
(98/05/19)
1998年7月号の特集として「CEか、DOSか!?」という記事が掲載されています。その主要な部分を占めているのが、WindowsCEマシンたるHP620LXとDOS系PDAマシンの雄HP200LXの比較記事。いくつかのジャンルごとにどちらの勝ちというポイントをつけていき、僅差でHP620LXの勝ちということになっています。しかし、現時点で実用として使い倒すのならHP200LXというのが、評者の方の結論のようです。
(98/06/19)
1998年8月号の特集の一つが「1万円からできるお手軽グレードアップ!」。パソコン雑誌の定番記事の各種グッズ紹介です。とはいうもののこちらも好きだからつい喜んで見てしまうんですよね。LX関連グッズもいくつかあります。コミュニケーションパレットとかPalmtopAdaptorとか、パワーアップキットとか。さらに若松通商(PS
PLAZA WAKAMATSU)に関する囲み記事も。その他「LX、千客万来!」ではPCをLXのリモートキーボードとして使うためのソフト「REMKEY」、PIAFSカードDC-2Sに関する紹介記事が掲載されています。
(98/07/19)
1999年4月号を以て、月刊での発行が終了してしまいました。今後は季刊で発行されるとのことで、次回は6月末とのこと。「モバイルPC」なき後(まだあるって)、月刊のモバイル系コンピュータ雑誌唯一の希望の星だったのに残念です。季刊化したことも残念ですが、それに伴い、多くの連載記事も終わってしまいました。「LX、千客万来!」も終了。LX関係の記事が無くなりますねえ。
(99/03/19)
1999年夏号を入手しました。刊行サイクルが季刊ペースになり、判型もB5で小さくなりました。連載記事も月刊の時とは直接的なつながりは無くなっています。しかし、雑誌としては非常に面白いです。ひいき目なのかもしれませんが速報性とかを捨てた代わりに一つ一つの記事がある意味趣味的、ある意味深く掘り下げた感じとでもいいましょうか。ま、私の印象論はともかく、直接LX関連の記事としても「実用機としてのLX再考」、「HP200LXで日本文学を『読む』」とが載っていますし、恵庭有さんによる「超こだわり講座/アルカリ電池」などはLXerこそが読む記事ですね。
(99/06/29)
1999年秋号の特集が「Jornada680が引き継ぐもの」。もちろん、Jornada680のソフトウェアや使いこなしに関する記事もあるのですが、タイトルが示すとおり、HP200LXの小史と生産中止への反対運動のいきさつについてもページが割かれています。特集ページ以外でもLXでハングルを使うためのノウハウや、LXへの思い入れを語ったコラムなどがありました。表紙もJornadaとLXです。
(99/10/01)
2000年春号(\1380)が知らぬ間に発行されていました。LXの記事どころか、WindowsCE関連もあまり記事はなく、特集はPalmと改造に関するもの。個人的には巻頭のPSIONのrevoのレビューが気になりました。純然たるモノとしてみた場合、欲しいなあと思います。用途は別にしてね。
(2000/04/01)
2000年夏号が発行されました。特集1はPocket PC。特集2がPalm。その他に、X-Finderをはじめとする、LXのソフトに関する記事(「ぱう」氏による)も掲載されています。
(2000/07/01)
2000年秋号が出ているのを発見、即座に購入しました。特集はPalm、PocketPC、Zaurusの比較記事。それと個人的に興味を引かれたのはノキアの携帯電話NM502iの赤外線通信機能の解説記事、井上真花さんによるLXとPalmの使い分けに関する記事などでした。さらに、「モバイラーのための著作権入門」という記事が、「新潮文庫の100冊」CD-ROMからの文書データの切り出しに関して言及しており、無関心ではいられませんでした。
(2000/09/30)
1998年4月号の特集は「仕事で『使える』モバイル端末/後悔しない”超”選択術」と銘打ち、各種PDAの比較を行っています。YES/NOで答えていくとあなたにぴったりのマシンはこれですという答えの出るチャート(この手の記事によく出ますね)が掲載されています。だいたい結果は読めましたが私が選択していったら「人とは違った物を持ちたいこだわりモバイルタイプ」なのだそうです。おススメはHP200LXやBrainPadTiPO。うーん、予定調和。肝心の機種説明はどの機種も半ページ程度でした。しかし、HP200LXの発売は1994年のはずだけど、1996年って書いてあるぞ。キャッチフレーズが「『ユーザが育てた』高機能モバイルマシン」っていうのはその通りだと思います。
(98/03/17)
本屋さんで新しく出ていたのを購入してきました。創刊号(1998夏)とありますから季刊で定期刊行になったようです。表紙はなぜか織田裕二。前号が鈴木京香でした。パソコン雑誌で芸能人が表紙を飾ったからと言って意味は無いと思うのですが。肝心の中身なのですが、あんまり面白くないです。オーソドックスな内容で一通りという感じでしょうか。MSKKの成毛社長とNTTDOCOMOの副社長との対談が載ってたりします。次の号を買って面白くなければ購読中止かな。LXの話題も無くなっちゃったし。
(98/06/02)
1998年6月号の特集は「わが愛しの小型マシン」。当然LXに関する言及もあるはずとページをめくってみると、ありました。「小型マシンの変遷」というページの中で、年代順にHP95LX、HP100LX、HP200LXが簡単に紹介されていました。それとこの項の筆者がT.P.O.別に小型マシンを使い分ける際に、海外旅行ならLXがいいと書かれていました。いわく、スイッチオンですぐ使え、電池の保ちがよく、切れたとしても単3だから簡単に入手できると。特集ではLXに関してはそれだけでした。他にはウルトラマンPC、Newton
MP2100などを使い込んでいる事例が取り上げられていて面白かったです。
LXに関してはもう一つ、連載記事である「ゼロハリの電脳遊戯倶楽部」の中で言及されていました。LXがメインの記事ではなく、NTTドコモの10円メール専用端末「ポケットボード」の紹介なのですが、でかくて値段の高いWindowsCEマシンが出る度に相対的にLXのすばらしさ、使いやすさが上昇していく中にあって、LXの地位を脅かすのは安くて、機能の割り切りがはっきりしている「ポケットボード」だという論旨です。記事を読む限り、ドコモのデジタル携帯電話専用であり、メール機能しかないのでLXと置き換えるわけにはいきませんが面白そうなガジェットではあります。サイズはLXと同じくらい、色がパステル調で可愛らしく作ってあります。日本橋で\8000代で売っているのを見たことがあります。
(98/05/09)
1998年8月号にLXerの目を引く記事がありました。P138から掲載されているNTTドコモのPCカード型ポケットベルS21の紹介です。プッシュ型情報提供システムに応用できるポケットベルなのですが、記事の筆者(NTTドコモ東海の方)によると、LXでこのカードにアクセスするためのドライバも開発したそうです。LXにS21を差し込んだ写真も掲載されていますが画面を見てみると、S21から取り込んだデータをNoteTakerで見ているようです。LX用のドライバ類に興味のある方は問い合わせて欲しいとのことです。なんだか、物欲を刺激するアイテムを見てしまったような気がします。危ない危ない。
(98/07/09)
1998年11月号で連載記事「ゼロ・ハリ電脳遊戯倶楽部」がザウルスの新製品MI-310を紹介しています。その比較の対象としてHP200LXやPalmPilotが登場しています。当然、LXやPilotの機能の説明などはありませんが、PDAの標準原器的な扱いですな。(おおげさ)
ちなみにこの記事の筆者の「ゼロ・ハリ」氏はビットマップファミリーシンジケートの一員のようですね。「ネットウォーリアハンドブック」の著者集団です。
(98/10/09)
1999年4月号の「ゼロ・ハリ電脳遊戯倶楽部」ではLXとSII社のPHSデータリンクPCカードとPOST/LXとの組み合わせで電子メール端末として、LXが復活した話が載っています。それと、ThinkPad600用の純正鞄の紹介。ちょっと物欲が刺激されております。
(99/03/08)
発行元のラッセル社が事実上の倒産で、PCWAVE誌自体もどうやら廃刊になってしまいそうです。有志の方によるwwwページがあるのでご覧ください。私が面白いと思う雑誌に限って、消えたり、規模的な縮小をしてしまったりですねえ。
(99/04/07)
1999年5月号が創刊号ということで、一本立ちした雑誌として出発しました。内容的には今までの路線を継承しています。良くも悪くも無難というか。最新機種に関してはまんべんなく、取り上げられています。LX関連記事は全然ありませんでした。まあ、仕方がないことではあります。それはともかく携帯電話/PHSの特集があるのは個人的にうれしいですね。最近、物欲がそちらの方面に行っておりまして。iモード端末とか、PメールDXとか、文字電話です。
(99/03/25)
1999年11月号を読み終え、次号予告を見ていたら、12月号の特集3が「HP200LX
Now & Then &…」とのこと。注目注目。
(99/09/28)
上で書いたとおり、1999年12月号の特集の一つが「HP200LX Now & Then
&…」。タイトルから予想したのとは少し違って、過去を振り返るといった趣のところは最初のページの年表くらいで、最新の活用方法の紹介である、WWW/LX+POST/LX+HVの使い方、パルディオEメール、電子辞書としての使い方がメイン。それに加えて、LXからJornadaへ移行するためのTIPSという構成でした。
(99/10/25)
2000 JANUARY NO.2。うっかりしていて、発売になっているのに気が付いていませんでした。11月末には出ていたようです。個人的に一番興味を引かれた記事は関谷博之さんによる、LXでの電子ブック検索。主に、EBRというソフトを使用したときのノウハウが書かれています。それと、「ゼロ・ハリ」氏の「Jornada680は200LXの真の後継者か!?」という記事。また、巻末のカラー記事にLXの分解写真が掲載されています。その他にJornada680の徹底活用講座も掲載されています。
(99/12/03)
2000 JUNE NO.3。特集2が「DOSモバイルにこだわる」ということで、DOSマシン上でWEBBOYを使ったインターネットアクセスなどの紹介。モバイル活用講座には関谷博之さんの「今だからこそ200LXをオススメしたい!」が掲載されています。同じくモバイル活用講座にkei_1さんによる「Jornada690で地図の活用とPDFファイルの閲覧」もあって、参考になります。それと「Windows
CE World」には各種ソフトが紹介されていますが、特に「XT-CE」(CE上のPCエミュレータ)に興味を引かれました。
(2000/04/25)
2000 OCTOBER NO.4。最新号が発売されているはずだと、書店に行って探したのですが、見つかりません。発行が遅れてるのかなと思ったら、版型がA5版と小さくなっているために、目に入らなかったのでした。内容的には大きな変更は無いように見受けられます。メインの特集はPalm関連、サブ特集がDOSとLINUXのモバイル。LXも健在で、関谷博之さんによる「200LXでホームページに更新」という記事が掲載されています。他に、Jornada680/690の定番ソフトの紹介記事もありました。
(2000/09/23)