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布絵本

ぼくのカメ君

内容: ぼくのカメ君
 たかしは、神社の秋祭りの屋台でカメ釣りをしました。 次の日、カメに餌をやり、水槽でも買ってこうようと思って、入れていた箱を開けてみたのですが、カメが見当たりません。 さて、どこへ行ったのか、隠れているのか、たかしは庭の花壇を探したり、 車の下や中を調べたり、 台所も調べましたが見つかりません。はてさて、いったいどこへ行ったのか、それは布絵本を見てのお楽しみ。

ファーストブック TINY LOVE NEWダブルサイドファーストブック
TINY LOVE
・ストラップで上下ベッドの柵などに結べる不思議なジャバラ状の布絵本。
・3ヵ月までは、白、黒、赤、ブルーのハイコントラストなイラストで赤ちゃんの見る力を刺激します。3ヵ月らは、カラフルで立体的な面であそべる絵本となります。新生児期はベッドの柵にまきつけたり、ベビーカーに沿わせたりできます。


提言: 立体絵本の制作者募集

手作りの絵本というものは、とても暖かみのあるものです。その中でも布を利用した人形仕立ての立体絵本は、盲人用の絵本としては非常に重要で貴重なものでもあります。版を重ねるにも、手作りの上に手作りという形でしかできません。ただ、その絵本は触れてこそその持ち味が活かされるものですから、痛みも早く修理などに追われることになります。

修理には最初に使った材料をちゃんと整理して保管しておかないと、同じ物を手に入れるということが困難になります。そういう大変なこともありますが、一番の課題はその絵本を制作する人が少ないということです。

お年寄りの中には器用な方がたくさんおられて、趣味でいろんな作品を作られています。その作品の展示会を開いたり、感謝の気持ちで人にさしあげたりと喜ばれることもしばしばです。しかし、一方ではすてきな作品が引き出しや押入れの奥で眠ってしまい、日が当たらずじまいということもあります。ひょっとするとそんな作品たちが、立体絵本として生まれ変われる日をじっと待ち望んでいるかもしれません。

立体絵本の制作する方は、小さな人形を作るという細かな作業のため、手先が器用な方が向いています。また、主人公がウサギだと、そのウサギの肌触りのする生地を探すという根気さも必要です。点字もレイアウトしますので、点字にもある程度の理解がないとこの絵本ができないことになります。しかし、多くは自分の得意とする部分を受け持つことになりますが、登場人物の服をこしらえているうちに裁縫が得意になっていくこともあります。点字も最初は分からなくても、やっているうちに次第に理解が深くなるということもあります。

この絵本は一人で時間をかけて作るよりも、むしろグループでの共同作業で作る方がいいでしょう。たくさんの人の手が加わり生れた一冊の絵本には、たくさんの人の思いや願いが詰まります。また、共同作業だと制作者たちが話し合いながら制作を進めることになり、自然に人と人との交わりが多くなり、孤独からもどんどん遠ざかることにもなります。役立つ絵本であるなら、なおさらいろんな工夫やアイディアが生れてくるものです。そこには若い人にはない経験というものから生れてくるものもあるでしょう。子どもの頃の思いでが主人公の表現を豊かにしたり、昔の建築物や風景の立体模型を作ったりと、みんなの力がひとつになり一冊の絵本が仕上がります。

絵本に限らず子ども達がお話しに出会うということは、そのお話の中で子ども達が疑似体験するということです。生きる希望をなくして、自殺することは悲しいことです。絵本には、生きる道標が隠されています。その道標のひとつひとつを発見していくことが、幼い子の生きる力になっていきます。その道標を立体絵本の中に表現できたらどんなに素晴らしいことでしょう。そうなれば、立体絵本は単に目の見えない子ども達だけのものではなく、目の見える子どもから大人たちまでも巻き込んでいきます。また、立体絵本の制作で活躍しているお年寄りがいるということは、他のお年寄りへの何かの励みにもなります。

立体絵本は、目の見える親が目の見えない我子に読んであげてもいいでしょうし、目の見えない親が点字の部分を読みながら、目の見える我子に読み聞かしてもいいでしょう。しかし、もともと立体的になっている絵本というのは、それだけで見る側を楽しくします。そこに点字がついていれば、それについて親子で話すこともあるでしょうし、町で見かける点字ブロックの重要性や福祉に対する関心を持つきっかけにもなったりします。

さて、どこかに心のバリアフリーを目指して、特技を活かそうという方はいないでしょうか?特技はなくても情熱を持った方や新しい人生の道標を立ててくれる方はいないでしょう?ただ今、立体絵本を作っていいただける方を募集しています。

人形劇トムテ_ad 布絵本の質感
さてもう一度、布絵本のことを考えてみましょう。布絵本を考えているとバリアフリー絵本のことに目が向きますが、布絵本のいいところにその質感があります。紙や木の絵本より明らかに柔らかさを感じます。まるで包んでくれそうで、それだから幼児には向いている絵本だといえます。本当に布団のような絵本を作って、寝る前の絵本にしてもいくらいです。寝かしつけの絵本で有名な「おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本」のようなものを布絵本で作れば、さらにぐっすり寝てしまうことになるでしょう。読み聞かせている大人まで一緒に寝てしまうかもしれません。

なぜ「おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本」を読めば眠くなるかというと、心理学・言語学研究者の著者(カール=ヨハン・エリーン)が、「子どもがなぜ寝たくない気持ちになるのか」を徹底的に考慮しています。自然に眠くなるよう「ここを強調して読み、ここであくびするように」などの細やかな指示が絵本の中に入っています。従来のいわゆる「おやすみ絵本」とは違ったコンセプトで、理論にもとづきお子さんをリラックスさせます。これと布絵本の質感が合い交われば、向かうところ敵なしです。

時代をつなぐ街(東京):
 移動支局 目の不自由な子供向け絵本、名取さんら製作

 名取さんは、品川区のボランティアグループ「むつき会(品川図書館)」で、目の不自由な子供向けに「さわる絵本」を作っている。左ページに点字、右ページに布や毛糸で作った人物や背景を立体的に張った絵本。参加して10年以上になる。
 名取さんはかつて仕立ての店を経営。ミュージカルや芝居が好きで、バレエダンサーの衣装作りに転じた。並行して「誰かに喜んでもらえることを」と始めたのが「さわる絵本」作りだった。
 むつき会は40年近くの歴史があり、これまでに1000冊以上を作って盲学校に貸し出すなどした。会長の加藤さんは「きれいな絵本より分かる絵本のほうが、子供にはよい。名取さんの場合は分かりやすくきれい」とほめる。
 「本がぼろぼろだとうれしい」と名取さん。自分の絵本が読まれていると分かるからだ。「目の見える人にも見てほしい。目が見えない大変さを知って、絵本の作り手が増えてほしい」と話している。

【苅田伸宏】毎日新聞 2007年11月26日

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参考:ホームページのテキストの自動読み上げ

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