演者 「さあ、着いたわよ。ここが、『かくれんぼう水族館』よ」
(パネル舞台中央に、看板を出す)
演者 「みんなで中に入って見ましょう」
(看板を下手下側に移動。珊瑚、こんぶ、岩などの裏側に、イカ、フグ、チョチョウウオ、タツノオトシゴ、マンボウ、カニを適当に重ねて出します。コットン紙を使っているので、重ねてもずり落ちません)
演者 「あれあれ、この水槽には、お魚一匹もいない。どこかに隠れているのかなあ。みんな、見つけたら教えてね?」
(年齢の応じてヒントを出します)
演者 「昆布の後ろに誰かいますよ。頭が三角で、足が10本。口から墨を出すようです」
(姿を多く出して、わかりやすくします)
演者 「岩の陰から誰か出てきましたよ。大きな目をしていますね。足も出てきましたよ。手にははさみを持っているようです」
(全部出し終えたら、上手からダイバー登場)
演者 「変わったお魚が出て来ましたよ。いえいえ、魚ではありません。ダイバーになった水族館の職員です。手に持っているのはモップで、水槽の内側をきれいにしているんですね」
(映画『ジョーズ』のような雰囲気で)
演者 「ずんずん、ずんずん、ずんずん、・・」
(上手からサメ登場。生き物たちの半分は逃げるように退場)
演者 「ずんずん、ずんずん、ずんずん、・・」
(逃げ遅れた生き物たちは、サンゴの後ろなどに隠れる。ダイバー、上手に向きを変える)
演者 「サメだ。ダイバーが危ない。逃げろ! 食べられちゃうぞ」
(サメがダイバーを追いかける。ダイバー逃げ切って、上手に退場)
演者 「よかった。助かった」
(サメ、下手に退場)
演者 「もうサメはいなくなったよ。みんな、大丈夫だよ」
(隠れていた生き物たち出てくる)
参考:赤潮に打ち克つ
離岸流の恐怖
アトランティスの悲劇
どうぶつのかくれんぼう [DVD]
「どうぶつ大好き あつまれ!!世界のゆかいな動物たち どうぶつのかくれんぼ」は、かくれんぼをする動物たちをあつめたDVD(どうぶつ)です。虫のかくれんぼう、水の中のかくれんぼうなど、かくれている動物をみつけだそう。
COLOR/STEREO 22分 MPEG-2 片面・1層ディスク
放送 「ピンポンパンポン。今日は、かくれんぼう水族館にご来館いただき、ありがとうございます。先ほど凶暴なサメが出てまいりましたが、実は本物ではありません。本当はロボットのサメでした。よく見ると、お腹の下に小さなアンテナがついているのがわかります」
(ロボットのサメ、再登場)
放送 「職員が外から操っていたのでした。驚かして申し訳ありません。当水族館では、他にもたくさんこのようなアトラクションの用意がございます。どうぞ最後までお楽しみください。ピンポンパンポン」
(ダイバー、上手から登場。サメと向き合い、サメ下手を向き、ダイバーと一緒に退場)
演者 「ああ、びっくりした。でも先生、最初から変だと思ったの。見学者がいるのに水槽の掃除はじめるんだから。じゃあ、みんな、次の水槽見て回りましょう」
(珊瑚や生き物たち、退場。看板を舞台中央に移動)
演者 「わあ、楽しかった。水族館って、おもしろいね。また来ようね。パネルシアター『かくれんぼう水族館』でした」
(基本的には上記の台本ですが、時々推敲して変更しています)
ヒントを出して隠れている生き物を当てさせるのもいいですが、童謡・唱歌「かわいいかくれんぼ」を歌いながら出す演出もいいでしょう。例えばタコだと、「だれかさんがね、お水の中で くねくね かくれんぼう、どんなに じょうずに かくれても、ながい あんよが みえてるよ、だんだん だあれが めっかった、タコさん!」というように替え歌にしてみます。
タコつぼを作った男
琵琶湖の外来魚
水族館を楽しむ
海水浴場のイルカに注意
水中のガンマン
クラゲの危険性
演じるときの鍵:(パネルシアターや人形劇を演じるときのヒント)
こどもたちの声を引き出すことによって、このお話は進行します。会場のこどもたちが、どのような反応するかわからないときには、最初舞台に立ったときに、たとえば「朝ごはん何食べた?」と聞いたとき、「パンを食べた」とか、ちゃんと返事が返ってきたら、問題ありません。しかし、もしちゃんと返事が返ってこない場合は、このパネルシアターをはじめる前に、手遊びとかをして、言葉のキャッチボールをしてもいいんだよという雰囲気を作っておくことが大切です。でないと、客席とは遠く離れたところで、このお話をすることになります。このパネルシアターの意図するものではありません。
HE AQUARIUM 巨大水槽のある水族館
近年、水族館では水槽の巨大化が進んでおり、それが大きなアピール・ポイントとなっている。世界一の巨大パネルを持つ、沖縄美ら海水族館をはじめ、見る者を圧倒する巨大水槽の世界をハイビジョン・カメラが捉えた。まるで、海の中の潜り込んでいるような錯覚を覚える巨大水槽をゆっくり、じっくり楽しめる作品。多種多様な魚たちが泳ぐ光景が一望できるその光景は、まさに感動的だ。特典映像として、それぞれの水族館の基礎情報、水槽の定点観測映像をループ再生するインテリア映像、魚のデータなどの情報も収録。
|