人形劇トムテ

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パネルシアター(作り方と台本の一部) 人形劇トムテ_ad

ねずみの嫁入り

パネルシアター「ねずみの嫁入り」  年頃の娘ねずみにふさわしいお婿さんは誰? お日様、雲さん、風さん、それとも塗り壁さん?娘ねずみが、お婿さんを見つけるまでのお話。 絵人形は、娘ねずみ、猫、犬、太陽、雲、風、壁、婿ねずみ、結婚式の二人、こどもねずみたち、タイトルです。

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<キットの作り方>

  内容:Pペーバー、制作説明書、台本
  1. 太陽、雲、風、壁、ねずみ、犬、猫などを、余白を残して切り取ります。
  2. 太陽をボンドで2枚合わせにします。雲、子ネズミたちとタイトルも同様に2枚合わせ。
  3. 絵人形のずれ落ち防止に、壁の裏にPペーパーの帯を貼ります。
人形劇トムテ_ad 台本
 -前略-
太陽「何だか、困っているようだけど、何かあったのかい?」
「実は、両親に頼りになる強い人を探して、その人と結婚するように言われたの。でも、この世で一番強い人が誰だか分からないの」
太陽「ははは。そんなことで悩んでいたのか。この世で一番強いのは、この私だよ」
「え?!」
太陽「そうだろう。この世の全てを明るく照らしているのはこの私だ。みんなを見守っているこの私が、この世で一番強いんだ」
「ああ、そうだわ。この世で一番強いのはお日様。お日様、私のお婿さんになってください」
演者「と、そのときでした」
(雲、登場。太陽を隠すようにする。太陽逃げるが、また雲を隠すようにする)
太陽「これでは、私がこの世を照らすことが出来ないじゃないか。わかった、わかった。おまえが一番だ、おまえがこの世で一番強い」
(太陽、退場)
「雲さんが、この世で一番強いんですね」
「いやいや、私より強いものがおる。あいつがこの世で一番強い。あいつさえいなければ、私が一番かもしれないが。ほら、あいつがやってきた」
(風、登場)
「わ、わーっ!」
(雲、退場)
「雲さんが言っていたけれど、あなたが一番この世強い人ですか?」
「そうとも、この世で一番強いのは、この俺だ」
「あなたはいったいだれですか?」
「俺は風だ。しかし、この俺よりも、もっと強いやつがいることがわかった」
「風さんより強いって、それは誰ですか? 教えてください」
「米がぎっしり詰った蔵の壁だ。もう古い古い蔵なのに、いくら俺が強く吹いても、平気な顔をしておる。あの壁は強いぞ。この世で一番強いのは、蔵の壁だ!」
(風、退場)
「この世で一番強いのは、壁さんだったのね。壁さんにお婿さんになってもらうわ」
(娘ねずみ、退場。壁の後ろに、婿ねずみを重ねて、いっしょに登場)
「風は、わしを倒そうと何度もやってきた。年をとっても、わしはまだ元気じゃ。誰がやってきても、わしは倒れんぞ!」
(娘、登場)
「壁さん、壁さん。風さんが言っていたけれど、壁さんが一番強いって本当ですか?」
「そうじゃとも。風がきても、誰がきても、わしは負けないつもりだ。しかし、最近わしの腹の中で暴れるものがおる。ひょっとすると、そいつにはかなわんかもしれん。・・・。いた、いたたたた!」
「壁さん、どうしたの?」
「わしの腹の中で誰が暴れておる。んー!・・。もう我慢できん。わー!」
(壁、退場。婿ねずみが残る)
「あなたは、だあれ?」
婿「ぼくは、ねずみだよ。君と同じだよ」
「わたし、お婿さんを探してここまでやってきたの」
婿「ぼくも、お嫁さんを探していたんだ」
「わたしたち、うまくやっていけるかしら」
婿「ぼくたちは最高にいい二人だと思う。結婚しよう!」
演者「ということで、二人は、結婚することになりました。だけど、ねずみよりもっと強いものがおりました。この世で一番強いものは、」(太陽を出す)
演者「お日様ではなく、」(雲を出す)
演者「雲さんではなく、」(風を出す)
演者「風さんではなく、」(壁を出す)
演者「壁さんでもなく、」(娘と婿を寄せて並べる)
演者「この世で一番強いのは、」
-後略-

※パネルシアターのキットや完成品には一応説明書は同封されていますが、作り方や演じ方でわからないところがありましたら、お気軽にお尋ねください。サポートはずっとさせていただきます。

(以上、パネルシアター「ねずみの嫁入り」の台本の一部です)
ねずみの嫁入り

インド民話「ねずみの嫁入り」

参考:昔話「この世で一番えらい者」  なぜ結婚指輪は左手の薬指
ネズミの嫁入りとは違って、この世で一番えらい者を探しに行く者が、太陽や黒雲になっていくお話です。

昔のネズミの嫁入り

 こどもの頃に聞いたネズミの嫁入りは、おじいさんとおばあさんが出てきて、そこに娘ネズミがいるという設定だったかと思う。 強いお方を探しにいくのは一緒ですが、二人で探しに行ったり、娘を一緒に連れて探しに行ったりという話しだったような気がします。 パネルシアターは、そのとき聞いた話に比べずいぶん脚色されている。私の中では、ネズミの嫁入りとは別に何かを探していたのかもしれません。

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