人形劇トムテ

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さあさ、ご用とお急ぎでない方は近くばよって御覧じろ。
    只今より人形劇トムテの「ガマの油売り」のはじまりはじまり。

ガマの油売り

 「遠目、山越え、笠の内、きかざるときは物の文色と道理が判らぬという。遠くから見ていたり、人の頭越しから見ていたりしていたのでは、何のことだかよく判らぬ。さて御立ち会い、拙者四六のガマ蛙。四六、五六は、どこで見分けるか。前足の指が四本、後ろ足の指が六本。これを名づけて、四六のガマ蛙と言う。
 今日、拙者がここに参ったのは、みなさんに大変役立つものを、ご紹介しようと思ったからであります。それは何かと申しますと、この瓢箪の中に入っておるガマの油と言う薬じゃ。」

ガマの油売り/人形劇トムテ

以後、薬の効能を試してみたいという子どもに出てきてもらう参加型人形劇となり、ガマとの掛合いで、人形劇は進行します。ガマが四角四面ガラス張りの中で流した油を、ガマ自身が売り、その効き目をご覧に入れるという人形劇芝居。

一見、恐そうな顔をしたガマですが、公演終了は、子ども達と握手をして、お別れを惜しみます。でも、あまり乱暴に握手をしないでくださいね。中にはパクパクするガマの口に手を入る子がいて、しゃべれなくされることもあります。ガマが怒り出して、名刀正宗に手をかけることもあります。

蝦蟇の油(がまのあぶら):

ヒキガエルから採集される分泌液で、成分のブフォニンには、強心興奮作用があり、薬用に供する。膏剤は、ひび、あかぎれ、外傷などの治療に使用され、江戸時代から明治時代にかけて街頭で香具師(やし)が販売した。/小学館国語大辞典

がまの油 がまの油 (声にだすことばえほん)
斎藤 孝 (著), 長谷川 義史 (イラスト)
「さあさ、お立ちあい、ご用とおいそぎのないかたは、ゆっくりと聞いておいで。」「てまえ持ちいだしたるは、四六のがまだ。」「二枚が四枚、四枚が八枚、八枚が十六枚…」物売り口上の決定版「がまの油」が、声にだして読んで楽しい絵本になりました。

公演終了後は、握手会だよ。フィナーレにガマとの握手会/人形劇トムテ

[参加型人形劇]:
 参加型の人形劇とは、観客に実際舞台に登場してもらったり、舞台と客席とが絡まり合ったりしながら進行する人形劇です。人形劇と観客とが融合する人形劇です。直接的に観客に働きかけるわけですから、演者にはアドリブが強く要求されます。また演者は、どんな展開になるか、予測できるものすべてを準備しておかなくてはなりません。舞台に臨んでは、対応できる引き出しをたくさん用意しておく必要があります。人形劇トムテの人形劇の多くは、この参加型の人形劇です。

 先に参加型人形劇の欠点を言ってしまえば、客観的にその劇を観ることができないことです。観ようと思えば観ることはできますが、それは無意味なことです。もともとそのような人形劇の構造をしていないからです。あとからビデオに撮って観てみようと思っても、もう違うものを観ていることになります。想像しづらい人形劇が、参加型人形劇です。体感するしかないからです。

 では、長所は何かというと、観客自信の気づきにあります。「自分と言う人間は、このような感情を持つんだ」「こんな場合は、こんな行動をとるんだ」というふうに気づきます。それも、後からじんわりとわかる場合もありますが、ほとんどがすぐに直感的にわかります。また参加型人形劇は、客観的に劇を観ることはできなくても、客観的にほかの人を見ることはできます。「あの子はこういう表現をするんだ。今まで見たことがない」「この子には、こんな一面があるんだ。見直した」というように。その子への見方が変わりますから、今後の先生方の保育・教育の対処に変化が生まれます。実は他人の発見は、自分の発見にも自然なっていっています。

 また、参加型人形劇での自分の感情というものは、普段の生活が密接に関係しています。その場で嘘をつくことはできないのです。取り繕う余地はないのです。取り繕うとすると、かたくなに口を閉ざしてしまい、素直になれない自分を発見することになります。普段そのようなことが多いと、やはり公演中もそのようになってしまいます。逆に抑えられていたものが、はじける場合もあります。感情が開放されて、とても気持ちがよくなります。癒しの効果もあります。

 舞台から声をかければ、客席から声が返ってくる。参加型人形劇は、言葉のキャッチボールを楽しみます。それは、こころのキャッチボールでもあります。どんなボールを投げ返すかは、人それぞれ個性があります。その個性の中で、観客はいろんな球種を覚えていきます。それを成長と呼びます。いろんな球種のボールが返ってくるものですから、わたしたちも大変ミットさばきがうまくなっていきます。それも成長です。ともに成長していく人形劇。それが、参加型の人形劇です。

 ステージに実際上ってもらい、人形を動かしてもらいます。誰が動かすかは事前に決まっているわけではなく、劇の流れの中で突然観客が選ばれます。最初は恥かしくて逃げ腰のこどもたちも、一人が出ると、もう我先にと手を上げはじめます。真剣に動かすこども、どうだい見たかと言わんばかりの自慢げなこども、自分が動かしているのに、別個に動いて見えるマリオネットに不思議がこみ上げるこども、客席にピースサインするこども、照れ笑いのこども、動かせるラッキーさにほくそ笑むこども、最後は舞台裏を見ることができるので、見入ってなかなか裏から出てこないこども、まだまだある様々なこどもたちの表情に、写真を撮っておけばよかったと残念がる大人たちです。

参加型人形劇「ダチョウのマーチ」の一場面

 写真は、夏祭りのステージに浴衣姿で参加してくれたこどもたちです。それぞれ違う楽器を持ったダチョウたちが、マーチングバンド会場に行進していくというお話です。元気よく行進しすぎて、糸が絡んでしまうこともありますが、それはご愛嬌ということで。むしろそのハプニングを楽しみましょう、というねらいもあります。

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