人形劇トムテ

 人形劇  日本人形劇地図

 絵本  マジックエプロン

 パネルシアター  紙芝居  絵話  のぞきからくり  ストーリーテリング

スタジオ (各種通信講座、SEO対策)  ブログ「人形劇のお弁当」  リンク集

人形劇の舞台

人形劇を作るとき必要なものに、人形と舞台があります。舞台の上で人形がお芝居をしてはじめて人形劇になります。人形の種類によっても、どんな人形劇をしたいかによっても、舞台が変ってきます。

かんたん人形劇

一般的にいちばん多いのが、蹴込(けこみ幕)の内側に演じる人が隠れて、幕の上部に人形を登場させてやる人形劇です。立って演じるとどうしても蹴込が高くなります。中腰だと低くなります。立ってやりたくて蹴込を低くしたいときは、演者が客席に見えるので黒子になってしなければなりません。どんなスタイルでやるかは自由ですが、それに応じた対策が必要です。

いちばん簡易な舞台は、袖幕などない蹴込だけの舞台です。しかし、演者が隠れるには、最低腰の高さの蹴込が必要です。上手と下手に長い棒を渡し、その棒に幕を張り、蹴込とします。一般的には黒い幕を蹴込とします。机の上に椅子を乗せれば蹴込の棒を乗せて橋渡しにすることができます。ベースを利用して棒を立て高さを調整することも出来ます。脚立や三脚を利用して作ることも出来ます。長い棒は運搬に不便ですから。ボルトで継ぎ足せばいいでしょう。伸縮できる物干しでも対応できます。工夫次第で身の回りにあるものが利用できます。

人形劇をつくる 舞台は木で作る方が、色々細工が後々しやすいです。ちょっとした日曜大工が出来れば、舞台が出来ます。幕に紐を付けとけば、それを棒に縛り蹴込が出来ます。マッジクテープを使えば取りつけも楽です。クリップでとめるという方法もあります。だけどクリップは光るので黒く塗るとかの工夫が必要です。

ベースは重いので会場に利用できるものを探してもいいです。蹴込が倒れてはもともこもありません。倒れないように砂袋などのシズを用意しましょう。水を入れるものを用意して、当日会場で準備してもいいでしょう。舞台が動かないようにするには、そのようなものを用意しておきます。ガムテープも利用できますが、紙のガムテープは、はがすときくっつくので布のガムテープを使います。

人形劇をはじめよう それと、舞台は組み立てることばかり考えず、ばらす(片付け・バラシ)ときのことも考えましょう。準備が早くできて、片づけも早いことベストです。本番のときに何かと予期しないことが起こるものです。早くできることで時間的対処が容易になります。収納箱自体が舞台になるようにすれば、組み立ても片付けも早くなります。蝶番を使った折りたたみのものもおすすめです。

袖幕をつけると人形の登場退場をはっきり表現できます。また緞帳(どんちょう)があると始まりと終わりがしまってきます。割り緞があると長い劇などのときの転換がしやすくなります。一文字があると、舞台の枠がはっきりして客席から見やすくなります。蹴込が二段になっていたりすると、舞台の中に遠近感を作ることが出来ます。どんな人形劇をするかによって、舞台の形式を変えます。

これで、一応客席から見た舞台の姿が出来上がります。そこに人形が登場すると目立たなくなることがあります。下地を黒に写真を掲載すると写真が引き立つように、バックの壁に大黒と言う広い幕を張ると、そこに登場した人形が引き立ちます。広がりを持たせるのであれば、ホリゾントに水色の幕を張ります。バックに何か掲示してあるとそれが目障りになりますから、大きな幕で覆い隠します。黒板消しが置いてあるだけでも目立ちます。出来るだけ劇の邪魔になるものは隠したり取り除いたりしておきます。
参考:人形劇の舞台の作り方  人形劇のアレンジ  人形劇の袖幕

歌舞伎と人形浄瑠璃 歌舞伎と人形浄瑠璃 (歴史文化ライブラリー)
田口 章子 (著)
今も多くの人々を魅了する歌舞伎と人形浄瑠璃。誕生以来つねに為政者の弾圧を受けながら、いかにして今日の伝統芸能へ発展したのか。“女性原理=肉体”と“男性原理=ことば”をキーワードに、その歴史と魅力に迫る。
単行本: 193ページ
出版社: 吉川弘文館 (2003/12)

浄瑠璃・歌舞伎 浄瑠璃・歌舞伎の舞台と上演
鎌倉 惠子 (著)
絵入浄瑠璃本・絵入狂言本などの絵画資料も用いながら、浄瑠璃や歌舞伎が生まれ、成長した当時の上演の実態をさぐる。また、現在の制作、裏方、写真家などの人々へのインタビューも収録し、浄瑠璃や歌舞伎上演の具体的な様相や歴史的な変遷を多面的に明らかにする。
単行本: 645ページ
出版社: 森話社 (2010/05)

バックステージ バックステージ用語事典
シミズオクト (編集)
コンサートや舞台関係の演出、舞台装置、部材、音響、照明に役立つ用語の解説を和英、英和、略語合せて約6000語収録!豊富な写真、コラムが満載。
単行本: 222ページ
出版社: バックステージカンパニー; 第3版 (2009/12)

人形劇の作り方


〒580-0011 大阪府松原市西大塚1-9-7 TEL/FAX:072-334-1522
Copyright © 2024 人形劇トムテ. All rights reserved. サイトマップ