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人形劇公演のこぼれ話に

 仕事柄、保育園や児童館などによく行くことがあります。そこにはたいてい、こどもたちが興味を引くようなおもちゃがあります。ほとんど木でできたおもちゃです。

アンパンマン木製よくばりボックス  木が育って、実がなります。木から生まれるおもちゃがぶら下がっているようで、そこにあるのは木になるおもちゃのようです。  → 「木になるおもちゃ

 園長先生もこだわりがあるようで、おもちゃだけじゃなく施設の作りからしてこだわっています。木の質感や温かさが、こどもたちにいいと、現場で感じているからでしょう。

 舞台の準備が早く終わるときがあります。そういう時は、その会場にある絵本やおもちゃを手にして見ることがあります。 おもちゃ屋さんに行って、いいものを見つけるのはなかなか大変です。どんなもがこどもたちのお気に入りなのかわかりません。 でも、会場にあるぼろぼろの絵本を見ると、この絵本がみんな好きなんだとか、手垢にまみれたおもちゃを見ると、 このおもちゃで遊んでいるんだと思い浮かびます。

 今日の公演は二部構成で、前半が人形劇で、後半はサンタに変装した園長先生が、直接プレゼントの手渡しです。
 最後は、質問コーナーです。こども達から次々質問が飛びだします。
 「本当のサンタさんですか?」
 「は、はい」と、心の準備がまだだった。
 「手の所をなんで隠してるんですか?」
 「隠してへんよ」と、手を後ろに組む。
 「トナカイに乗ってやってきたんですか?」
 「乗ってきたのは、そりです」と負けてはいません。
 「いつここにやってきたんですか?」
 「えーと、今日の九時ぐらいやったかなあ」などなど。
 サンタは質問にすべて、関西弁で答えていました。
みんなでサンタさんにお礼を言うこともなって、「さん、はーい」
 「園長先生、ありがとう!!」
参考:サンタクロースの正体

 「この件は、お返事は今すぐにとは申しません」
 「こちらもいろいろ調べなければなりませんので、1週間後にお返事いたします」
 一週間後。
 「この前の件、お返事させていただきます」
 「いいえ、お返事は今すぐにとは申しません」
 「いつならいいんですか?」
 「今度のプロジェクトは、大変大きなものです。私達の100年後の未来までも見据えたものです。ですから、50年後ぐらいにお返事をいただいても、十分間に合います」

 いてほしい人にはいる
 全国を巡演していた頃、いろんな宿に泊まりましたから、幽霊やラップ現象にであった事もありました。変なところに鏡がついていたり、床の間に井戸があったり、どう見ても幽霊の掛け軸みたい。旅館のご主人の趣味を疑います。世の中には信じられないような事がたくさんあって、それだから、不思議で楽しいくも、また驚きもあるんでしょうね。

 民話の里
 国道というのは名ばかりで、車一台通るのがやっとの巾で、標識だけ立派だったりします。そして、遠くに小さく灯りが見えて、だんだんそれが近づいてくると、温かな灯りになって、皆さんに迎えられます。
 こんなところに人が住んでいるのかとビックリさせられます。もうそこは民話の里で、きつねがコンと話しかけてくる気がします。人形劇のお話にみなさんが迷い込んむように、別の大きな人形劇の世界に自分自身が迷い込んだみたいで、不思議な感覚を覚えます。里に下りると、また現実に戻されるんですが。

理解のある職場
 もちろん公演をして喜んでいただいた時は、嬉しいのは言うまでもありませんが、中には人形劇界の事情を知っておられて、気を使っていただいた時には、また別の意味でとても嬉しいものです。

大道人形劇フェス
 ベルギーで人形劇公演をしました
 私が英語が話せると思っていたみたいでちょっと苦労しました。行った街はオランダ語とフランス語の通じるところで、大人はドイツ語も英語も話せるようです。向こうではマネージャーのところにホームステイしていました。
 公演のオフの日にフランスに日帰りで行ってきました。一番はポンピドーセンターを見たかったことです。オペラ座も行ったのですが、工事中でした。でも、普段見れない工事の裏側の様子を見ることができました。その頃はまだフランスが好きだったのですが、駆け込みで核実験をしたあたりからイメージの悪いフランスになりました。でも、大変人形劇の勉強になったことは確かです。
 参考:屋外の公演

演目の対象年齢
 演目の対象年齢も特に決めていません。対象は、子どもから昔こどもだった人までです。幼稚園、保育園、敬老会、老人ホームにも出演します。ヤングが集まるようなイベントにも出演することもあります。演目によっては対象年齢もあるでしょうが、対象年齢は、その演目の演出によって高くも低くもすることが出来ます。
 頭の中で描いたイメージ通り、なかなか本番の舞台ではうまくいかないものです。いろんなことを試したり、挑戦したりして、少しずつ形になっていくようです。最初から舞台の舞台でしかできないことを知っている人はいません。それを知った時には、もう老人になっているのかもしれません。結局、最初から完璧なものを求めては、あまり楽しめないんじゃないかな。
 また、お客さんがどんなものを求めてきているかによっても変わるでしょう。舞台の臨場感を映画でみたいという人にはどうでしょう。ドキュメンタリータッチになるのでしょうか?本で感動したが、映画を見てががっかりする人も案外多いでしょう。作り手との感性の違いでこうなることもありますが、観る方が本の世界を映画に持ちこんで、こうなることもあります。人形劇も同じなんですね。

人形劇公演中止
 毎年天候の崩れでいろんな記録が更新されています。地球温暖化と何か関係があるのでしょうか?
 今回はあと1週間ずれていたら、人形劇の公演は中止でした。積雪がひどくて公演どころではありませんでした。
 過去に台風で中止になったことがありました。準備しているときは、台風が近づいているとのニュースが流れ、コースによっては中止もやむなしの状況でした。窓の外の木々が大きく揺れていました。開演時間が近づくにつれて、もうだめだなと悟りました。
 今回は何とか難を逃れたました。

 出発から舞台ができるまで
朝が一日の始まり
 出発は夜明け前だ。車のエンジンをかけるが、まだ冷えているのかかかりが悪い。いざ公演先へと出発だ。高速に乗るといきなり助手席で相棒が、エンジンの音を枕に寝てしまう。しばらく走ると空が白みはじめて相棒が目を覚ます。「もうどの辺?」と。「もうすぐ高速降りるから」というと、相棒は地図を見はじめる。たいてい見当違いのページを見ている。ページを教えても、現在位置がわからない。運転しないから、どうも地図を見るのが苦手らしい。地図帳を回転させているのがその証拠だ。

緊張の始まり
 相棒の地図とのにらめっこが一通り済むと、だんだん目的地が見えてきて、私の運転にも余裕ができてくる。もっとも朝の渋滞に引っかからないように、余裕を持って家を出ているので、事故渋滞とかない限り、ちょっと早い目に公演先に着く。1時間前につけば、準備ができる。搬入に10分ぐらいかかって、舞台の組み立てに45分、あとの10分は子どもたちの会場入りの時間だ。十分時間があるときは、喫茶店で時間を過ごすことがある。あらかじめ公演先の場所を確認はしておいてだが。到着前に電話を入れてほしいというところもあり、店から電話をすることもある。会場が一階にある時は、60分前でちょうどいい時間だが、二階だと搬入に時間がかかり、もう少し早い目に到着しておくことがある。会場が二階以上だと、エレベーターがあると助かる。階段だと搬入に二人では疲れます。手伝っていただいたときは、非常に助かりる。だんだん体力がなくなってきたのか、運びやすいように荷物の梱包を工夫することしきりです。

人形舞台の準備
 準備にはだいたい役割分担のようなものが存在する。相棒が照明や音響を準備して、舞台は私だ。人形や小道具はふたりでする。最後はカンニングペーパーを確認して準備は終わりだ。このカンニングペーパーというのは、公演の進行表で、細かな演出があるときはこれが大いに役立つ。演目と演目の合間にチラッとカンニングして、公演がスムーズに運ぶようにしている。進行表の一行を飛ばしたりして間違えることがたまにあったりする。そのときはアドリブで切り抜けている。飛ばした一行を別の行に入れ込むという放れ業もする。それができるのは、相棒が妻であるからかもしれない。

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現場で照明さんの使っていた言葉のひとつひとつが、この本では詳しく書かれていています。



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