民話パネルシアター
赤ずきんちゃん
昔々、あるところに小さな女の子がいました。赤い頭巾をかぶった女の子は、おばあさんに作ってもらった頭巾が、とても似合っていました。だから、みんなは、その女のこのことを赤ずきんちゃんと呼んでいました。
赤ずきんちゃんのおばあさんが、あるとき病気になりました。赤ずきんちゃんは、お母さんにワインとケーキの用意をしてもらい。ひとりでおばあさんのお見舞いに行くことになりました
「お母さんが言っていた。森の中をふらふらせず、まっすぐおばあさんのところへ行き、会ったらちゃんとご挨拶をして、ワインとケーキを届けるんですよって。だから、私まっすぐおばあさんの家に行くわ」
心に決めていたのに、途中、狼に出くわしたことで・・・。
まんまと狼にだまされたは知らずに赤ずきんちゃんは、おばあさんの家に着きました。狼は、おばあさんのところに先回りをして、おばあさんを丸呑みにし、おばあさんに化けて、ベッドで寝ていたのでした。
「おばあさん、こんにちは。お見舞いに来たわ」
「ドアは開いているから、中にお入り」
「いつものおばあさんと声が違うけど」
「病気で声がうまく出せないんだよ」
「耳が大きくなっているけど」
「おまえの声がよく聞こえるようにだよ」
「目も大きいけど」
「かわいいおまえがよく見えるようにだよ」
「口も大きいけど」
「おまえをひとくちで食べるためだよ!」
「きゃー!!」
赤ずきんちゃんは、たちまち食べられてしまいました。狼は、おばあさんを食べて、赤ずきんちゃんを食べて、満腹になって眠くなりました。誰か来ても怪しまれないように、またおばあさんに化けてまたベッドにもぐりこんでいました。・・・。
「フタ付マグ」と「ペットフードボウル」
赤ずきん
ヨーロッパ昔話の代表ともいえるグリムの赤ずきん。おばあさんのおみまいにでかけた赤ずきんが、森の中でちょっとより道しているあいだに…。
グリムの童話集全六編。
出版社?:岩波書店
単行本?:36ページ
人形劇「赤ずきんちゃんララバイ」
演じているときは観客を意識する
森で出会った少女の正体
パネルシアター「赤ずきんちゃん」の台本
赤ずきん [DVD]
誰もが知っているおとぎ話「赤ずきん」の衝撃の結末!キャサリン・ハードウィック監督が贈る、禁断のダーク・ラブファンタジー。
出演: アマンダ・サイフリッド, ゲイリー・オールドマン, ビリー・バーク, シャイロー・フェルナンデス, マックス・アイアンズほか
赤ずきんちゃんにもブルーベリー
赤ずきんちゃんのおばあちゃんは老いているので目が悪いのは仕方ない。眼鏡も必要になってくるでしょう。でも赤ずきんちゃんも眼鏡をかけた方がいいかもしれない。すぐそばにオオカミがやってきても、それがあの悪い狼だとは気づかないのですから。もし狼だと気づいていたら、おばあちゃんも赤ずきんちゃんも助かって、狩人の手を煩わさなくて済んだはず。
目を悪くしない予防に時々遠くを見るとか、アントシアニンを多く含むブルーベリーを口にしておくことも大事だ。赤ずきんちゃんの家の近くにブルーベリーはなかったのだろうか? ワインにも含まれているようだが、未成年の赤ずきんちゃんには別の弊害がある。急性アルコール中毒にでもなったら大変だ。
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