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ぶどう パネルシアター

きつねとぶどう

きつねとぶどう

あらすじ:
おいしいそうなぶどうを見つけた狐でしたが、取れないとわかると捨て台詞を吐いて立ち去ります。その後、ムクドリがやってきて、ぶどうを持ち去ります。

「もう、腹がペコペコで今にも倒れそうだ。うまいもんが食べたいなあ。大きな油揚げがはいったうどんが食べたいなあ」と、うどんを思い浮かべるきつね。
「いやいや、うなぎのどんぶりがいい」と、今度は鰻丼を思い浮かべる。
「思い浮かべたら、もっと腹がすいてきた。思い浮かべるのやめたやめた。おや、何だか、いい匂いがしてくるぞ。匂いのするほうに行ってみよう」
ということで、狐は匂いのするほうに歩いて行きました。すると、一本の木に出くわしました。そこにはおいしそうなぶどうがなっていました・・・。
パネルシアター台本「きつねとぶどう」  ピンチをチャンスに

この演目は、当劇団ではパネルシアターとしてやるよりも、イソホ物語の「きつねとぶどう」として手袋人形で演じるほうが多いです。
手袋人形劇「きつねとぶどう

グレープとグレープフルーツの違い  怒りの表現  キタキツネのテツ

イソップ寓話集 イソップ寓話集 (岩波文庫)
イソップ (著), 中務 哲郎 (翻訳)
文庫: 411ページ、出版社: 岩波書店 (1999/3/16)
子ども向けの人生訓話として世界中の人々になじみ深いイソップの動物寓話―実は、歴史上の人物としてのイソップ(アイソーポス)が作ったと実証できる話はひとつもない、いわば「イソップ風」寓話集であるが、そこには、読み手の立場によってさまざまな解釈が可能な、実に奥深い世界が展開されている。新訳471篇を収録。

イソップアニメ「北風と太陽
教訓と知恵がたくさんつまった、イソップの童話。中でも「ライオンとねずみ」、「野ねずみと家ねずみ」「北風と太陽」「つるのしかえし」「きつねとぶどう」「ありとはと」「うさぎとかめ」などが親しまれています。

捨て台詞捨て台詞を言わせた方が勝ち
このパネルシアターでキツネはブドウをとろうとそれまで一生懸命格闘するのですが、結局徒労に終わると、負け惜しみに捨て台詞を言って立ち去ります。人間にある心情を言い当ててお話を作るのがイソップです。相手に言う時でもそうですが、自分の思うように事が運ばないとき、相手の返答を待たずに一方的に、最後の言葉を言い放ちその場を立ち去ります。半ばそれがストレス解消になっています。捨て台詞を言うよりも、捨て台詞を吐くと言ってもいいかもしれません。

最後に吐き捨てるキツネの捨て台詞は、「へん! 何だい、この匂いは、まずそうなぶどうの匂いじゃないか。すっぱいぶどうなんか、誰にでもくれてやる」です。きっとこのキツネは、おいしい葡萄酒(ワイン)の味も知らないのでしょう。



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