手袋人形劇 きつねとぶどう
あらすじ
(上手から、きつね登場)
「腹が空いた。何かうまいものはないものか? 腹ぺこでこのままでは死にそうだ。おや、あんな所に山ぶどうがある。何ともいい匂いがしてくる。美味そうなぶどうだ。よし、あれで腹ごしらえするか」
(きつねは飛び上がってぶどうを取ろうとするが、高くて取れない)
「腹が空いていて、足に力がはいらない。何とかして取れないものか。しかし、よくよくあの山ぶどうを見ると、色艶も悪いし、不味そうだ。さっきから臭い匂いもしてくるし、本当に不味そうなぶどうだ。どうせ食べても不味いに決っているさ。もし美味いのなら、もうとっくに誰かが取って食べているにちがいない」
(きつねは取るのを諦めて、上手へ退場しようとする)
「あんな不味いぶどうなんかほしいものか、・・・。お腹が空いた」
と、そのとき山鳥がやってきてぶどうを持ち去ってしまいます。
それを見たきつねは情けないやら悔しいやらで、よけいおなかがすいてきます。
捨て台詞を吐いたものの腹の虫がグーッと淋しくなります。
人形(キツネ、山鳥)やぶどうは軍手で、カラフルなカラー手袋で作られています。
パネルシアター「きつねとぶどう」
動物人形の仕草や台詞
怒りの表現
手ぶくろ人形の部屋
高田 千鶴子 (著) 、単行本: 96ページ、出版社: 偕成社
軍手を利用して簡単に作れる手ぶくろ人形。その作り方と人形を使った遊び、簡単な人形劇の台本22本と上演のポイントも紹介。
てぶくろ人形ファンタジー (NHKおしゃれ工房)
遠藤 ますみ (著)、大型本: 80ページ、出版社: 日本放送出版協会
切ったり、縫ったり、ほどいたり、時には絵の具で色づけしてみたり…。動物、さかな、野菜に果物など、てぶくろを使った人形づくりを紹介。作り出したら楽しくて、出来上がったらかわいいファンタジーの世界が満載。〈型紙付き〉
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