透視パネルシアターの絵人形透視パネルシアターの絵人形には、まだ未知の可能性があり、私達をわくわくさせてくれます。
パネルシアター用新カラーPペーパー
透視パネルシアターの絵人形によく使われるPペーパーは、#100(100番)という厚みのものです。130番を透視パネルに使うと、厚くて絵人形が黒っぽく映ります。ですから、通常100番のカラーPペーパーを使います。しかし、カラーPペーパーは一部製造中止になっていることもあり、自分で色を塗って作らないといけません。カラーのPペーパーは、表裏同じ色が塗られています。自分で作った場合、通常片面が白のままです。両面に色を塗ると、絵の具の厚みが出来て、せっかく薄いPペーパーを使っているのにその甲斐がありません。100番より薄いPペーパーを使うとペラペラになりすぎて扱いにくくなります。それにも増して、刷毛ムラができますので、色塗りには技術がいります。 プリンターに任せたほうがいいかもしれません。 色を塗らずに、白のまま使用することを考えます。白のままだと影になるのですから、その影を利用して、影絵のような扱いで絵人形を作ることが出来ます。白でなくても真っ黒に塗ってもいいでしょう。本当に影絵になります。切り紙感覚で絵人形を作ります。絵人形の型通りに切り、抜けの部分などを作りメリハリをつけます。白パネルのような技法も使えます。しかし、糸を使って動作付けをしたいと思っても、その糸が影になり表現されます。見えなくするには、透明な糸を使います。 絵人形は光が透過されますので、塗った色がそのまま見えますが、違った色の絵人形劇を重ねるとそこに混合色による色が出ています。たとえば、黄色と青を重ねれば、緑色に見えます。緑はどこにもないのに、その場で緑を作ることが出来ます。他のパネルシアターでは、緑を出そうと思えばあらかじめ緑を塗っておかなくてはなりません。しかし、透視パネルの場合は、その場で瞬時に違った色を出すことが出来るのです。反射色と透過色の違いがそこに出てきます。 このことをヒントに透視パネルシアターの「きいろちゃんあおくん」は生まれました。もちろんkの作品には、白パネルシアターやブラックパネルシアターも存在します。 以上のように、透視パネルの絵人形は、Pペーパーの厚みに、また色塗りに影響されることが多いです。それを少しでも軽減するのが、光源の明るさであったり、会場の暗さであったりします。ブラックパネルであれば、ライトの照射を強く、会場を暗くすれば映えます。ところが、透視パネルの場合は、絵人形と会場の環境を相互にバランスよくしないと、効果のほどは一方向に向きません。透視パネルの面白いところでもあります。 参考動画:「今、何時?」 、透視パネルシアターの絵人形について 影絵とパネルのコラボ
コラボ
What A Wonderful World (hand puppet)
光 スミホリデー アクリル板 透明 2×545×650mm A000-2M
アクリサンデー アクリル専用接着剤
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