パネルシアター
ピノキオ
カルロ・コッローディ作の童話『ピノッキオの冒険』を原作とするパネルシアター。
むかしむかし、一人で暮らしているおじいさんがいました。
ある日、おじいさんは太い木を拾ってきました。
「この木で人形を作ろう」
そう言うと、鋸やらのみやら用意して、一生懸命、人形を作りました。
「名前はピノキオにしよう。でも人形だから、人間のようには動かないし、しゃべりもしない」
「ぼく、ちゃんと動けるし、お話もできるよ」と急にピノキオはしゃべりだした。
「人形がしゃべった。ただの人形じゃない。ピノキオは、わしのこどもだ」
「ぼく、学校に行きたい」
「わかった、わかった。この服を着て、かばん背負って、学校へ行っておいで」
こうして、ピノキオは学校に行くことになりました。実はおじいさんのうちは、貧乏でお金がありませんでした。ピノキオの服やかばん、文房具などは、おじいさんの服を売って、できたそのお金で新しく買ったものでした。
登場人物
ピノキオ
おじいさん
人形使い
人形1・2
猫
狐
女神
コオロギ
ロバ
友達
サーカス団の団長
魚1・2・3・4
鯨 など
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「ところで、ピノキオ、おまえ会わないうちにずいぶん変わったね」
「えっ! また、ロバになっちゃたの?」
「違うよ。人間の男の子だよ」
「ヤッホー!」
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参考:ロバとラバの違い
西洋絵画キャンパスプリント
ピノキオスペシャル・エディション
この作品は1940年に初公開され、製作70周年を経た今日でも“ディズニー史上最高の傑作”とされています。
さらに、ディズニーが初めてアカデミー賞の音楽部門を受賞した名曲『星に願いを』は、永遠のスタンダードとして世界中のアーティストたちにカバーされ、愛され続けています。
アニメ「ピノキオ」
映画「HINOKIO ヒノキオ」2005年
最新のCG、VFX技術を採用し、自由自在に動き回るリアルなロボットが登場する。ヒノキオ(ロボット)と少年たちが交流する感動のSFファンタジードラマ。
出演:中村雅俊、本郷奏多、多部未華子、堀北真希、牧瀬里穂、原田美枝子ほか
出番の少ないピノキオ人形
前々からピノキオで人形を作ってみたいと思っていたことがありました。劇になる登場人物も多くなり、なかなか実現しませんでした。そんな折、人形パフォーマンスならと、一気に人形が出来上がりました。だけどまだあまりマリオネットを作ったことない時期だったので、操作することがあまり盛り込まれていなくて、ピノキオの背が高くなり、おまけにスケートボードに乗るものだから、よけい人形位置が高くなり操作するのがむつかしくなりました。実質上演したのは数えるほどでした。
ピノキオ人形は、すべてが大きく重くなりほぼお蔵入り状態です。そういう運命をたどった人形が何体かあります。小さく軽くても何回か上演しているうちに、「何だか違うな」と思えてきて、やはりお蔵入りになった人形があります。中には講習会の人形に役立ちそうだと、方向転換した人形もありました。パネルシアターの絵人形も同じことがあります。公演の絵人形としてはダメになったのに、、講習会の絵人形としてはその役割を発揮するものもあります。
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