いわれパネルシアター
![]() 雛祭りの由来パネルシアター「雛祭りの由来」の台本 ひな祭りの夜に・このページではト書きはありませんが、実際の台本にはト書きがあり、どこでどう絵人形をだして動かすかは、すべて書かれていて演じやすくなっています。 ![]() ・このパネルシアターは、ひなまつりの前やひな祭の日に演じると効果的です。 ・パネルシアター「うれしいひなまつり」(五段飾りの人形飾り)と合体させて、ひなまつりの歌にあわせて演じると楽しいです。 ----------------------登場する絵人形(全9枚)
遠い昔、弥生三月には、今年も豊作でありますようにと人々は五穀豊穣を神様にお願いしました。それと同じ時期、人も健康で、特に幼子は病気や怪我をしないですくすく育つことを願いました。川に出向いて、小さな船を浮かべました。紙で作った人形のことをヒトガタとかカタシロとか呼びますが、この人形を船に乗せて川に流しました。人形が、人の災いを身代わりになって他界するという風習です。日本の地方には、流し雛と言って、今もこの行事をしているところがあります。 出産のお祝いに人形を贈ったり、子どもの枕元に人形を置いたりするのも、無事に成長してほしいという親心です。赤ちゃんのため子どものためとは言ってはいますが、実は最初雛遊びは、貴族や武家たちの間で、大人たちの間に行われていました。次第に子どもの世界にも広がり、雛祭りとして今に定着しています。 3月3日の雛祭りには、ぼんぼりに明かりを入れて、桃の花を飾っては、みんなでおいしい甘酒を飲んだり、雛あられを食べたりします。また、お供えに菱餅を用意したりもします。菱餅は同じ大きさに重ねられたものもありますが、段々に重なったものもあります。赤・白・緑と重ねられたものが一般的です。赤は桃の花で、春を待つという意味です。その下にある白は雪です。雪が解けて花が咲くという意味です。緑は、邪気を祓うとされているよもぎ餅の色です。そして、どうしてこんな形をしているかというと、やはりとんがった部分で邪気を祓うという名残です。 雛人形は、五段飾り七段飾りというような立派な人形でなくてもいいですから、小さなお雛様とお内裏様でも、紙の人形から始まったのですから、それが紙でも、日本の伝統行事でもある雛祭りを残したいものです。雛祭りの由来のお話は終わりです。
パネルシアター「うれしいひなまつり」
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