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影絵人形劇アナンシと五

ジャマイカのお話で魔女の呪文を逆手にとって、アヒル、ウサギ、ハトをぺろりと食べようとするアナンシの物語です。アナンシはもともとアフリカあるお話に出てくる主人公です。姿は人間のようでもあり蜘蛛のようでもあります。いいアナンシもいれば悪いアナンシもいます。この人形劇のアナンシは悪賢いほうのアナンシです。アナンシの話は世界中に伝承されてその国の文化に溶け込んで少しずつ姿を変えています。ここでの影絵人形劇はジャマイカに伝わったお話が元になっています。

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 キット、完成品、型紙キット、ブラックパネルシアター
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魔女

アナンシは太陽と仲良しで農業の技術に長けたようです。このお話でも畑から芋を掘り起こしてくるくだりがありますので、その一端がうかがい知れます。ただ、それを騙しのネタに使いますから、自分の身を滅ぼすことになります。人を騙して利益を得ようとすると、かえって不利益を被る物語が多いようです。人の名が歴史の中で、そういうことの方が印象に残りやすいのか伝え語れるのでしょう。

手影絵

人形劇の中で影絵がいちばんシンプルです。子どものころ誰でも一度は手影絵で遊んだことでしょう。壁や障子に手で犬や狐を作り映します。太陽の光を使ったこともあるでしょう。暗い明るいを問わず影絵は身近な存在です。そんなシンプルさゆえ奥が深いものです。平面の影が立体を持ち感情を持って動き出しますのですから。

大人になっても影には何か魑魅魍魎(ちみもうりょう)がすんでいると考える人がいます。ちゃんと手で触れる形にならないものだから、人の想像力をかきたてます。天井のしみが虫に見えてきて、家族に話すと「おじいちゃん幻覚見ているのよ。しっかりしてね」と諭し諭されますが、しっかり見ている心を誰も間違いだと正せません。

魑魅魍魎(ちみもうりょう)
魍魎魍魎とは、山・水・木・石などあらゆる自然物の生まれる精霊のことで、人を迷わせるという。人間の姿をしているが、一方では鬼にも似て怪物を思わせる妖怪変化。

不思議な影だから遊びにもすぐ取り入れられます。それが影踏みです。踏めそうで踏めないのがこの影踏みで、中には踏んでも「踏んでないだろう。影は靴の上だよ」とそのまま逃げていく。そんな屁理屈人間を作ってしまうのも影です。でもよく考えたからそのような理屈をこねるのです。想像の産物です。

ときどき舞台でウサギの影を作って遊ぶことがあります。遠目からは影がうさぎになっているのですが、手がどのようになっているのかわかりません。そこで最後に種明かしです。ウサギの手影絵の作り方は、まず小指と小指を絡ませます。手の甲を合わせて、今度は人差し指同士を結びます。その状態で手を横にすると、上になった親指がウサギの尻尾、下になった中指と薬指が前足です。下になった親指が後ろ足になります。慣れないとちょっと指が痛いかもしれませんが、練習するとすぐ慣れてきます。全体を動かせば、ウサギが歩いたり走ったりします。
参考:魑魅魍魎とは

ちいちゃんのかげおくり 絵本「ちいちゃんのかげおくり
あまん きみこ (著), 上野 紀子 (イラスト)
なつの夜の くうしゅうで かぞくと はなれ、 ひとりぼっちで まちを さまよう ちいちゃん。 悲惨な戦争のかげに小さないのちをとじた 女の子のすがたを、静かに描いた絵本。
出版社: あかね書房 (1982/08)

あひるときつね あひるときつね―影絵の劇あそび
影絵人形劇団みんわ座 (著)
あひるの学校がありました。あひるのこども達が泳ぎの練習をしていると、恐しいきつねがやってきて…。人や物のかさなりで、ふしぎで楽しい影絵劇あそびは始まります。子どもが絵本を見ながら自分達で影絵人形劇をつくれるように工夫してある絵本
大型本: 40ページ
出版社: 晩成書房 (1992/08)

光と影の世界 藤城清治 光と影の世界
藤城 清治 (著)
光と影が織りなす幻想的な影絵の第一人者・藤城清治の米寿を記念した愛蔵版。初期から最近作までの名作約200点を収録する。
大型本: 206ページ
出版社: 平凡社 (2012/4/6)

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