人形劇トムテ

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かさじぞう南京玉すだれ

(南京玉すだれと人形劇が合体したお芝居) かさじぞう/人形劇トムテ

 民話でおなじみのお話です。トムテ風アレンジでどうぞ。
 おじいさんが笠を売りに町にやってくると、黒山の人だかり、「さて、さて、・・・」の掛け声とともに、まずは南京玉すだれからの始まり始まり。

 売れなかった笠を担いで、とぼとぼと帰るおじいさんでしたが、峠で六地蔵様に出会います。

 客席の子どもたちに助けられて、やっとのことで笠を六地蔵様にかぶせることが出来ます。そのお礼にと六地蔵様がやってくるとは知らず、おじいさんとおばあさんは正月を迎えます。
参考:やさしい子どもたちに助けてもらう

 人形は、上からの棒遣いで、10cmとかなり小さいですが、南京玉すだれの実演との絡みでは、それを感じさせません。お話自体は、日本昔話です。と言いたいところですが、元気なおばあさんが空を飛んだりと、トムテ風アレンジになったりで飽きさせません。絵本やお話では語れない、人形劇にしか出来ない「かさじぞう」を目指しています。本来人形劇はみんなそうです。人形劇にしか出来ない表現を舞台で展開します。

おじいさん/人形劇トムテ

 六地蔵様からいただいたお礼の俵、お供え餅、大判小判、それにたくさんの野菜は、おじいさんとおばあさんにとっては多すぎます。そこで、二人は善いことに使おうと考えました。世の中には、お腹をすかして飢え苦しんでいる子どもたちがいる。世界中を飛び回って、それらを届けることにしました。

 「さして大きな悩みもないなら幸せと言えば幸せだし、しかし、悩みがないこと自体は人間にとって不幸かも知れない。世界には今この時に、飢えや渇きで死んでいっている人がいると思えば、その幸せは、本来の幸せかな」
と二人は思ってしまいました。

おじいちゃん、おばあちゃんの演じ方のポイント
 別におじいちゃん、おばあちゃんに限ったことではありませんが、 その人の背景を自分の中にちゃんと持っておくことが大切です。
 背景というのは、その登場人物が、どこで生まれて、今何歳なのか。子どもは何人で孫はどうか。 好きな食べ物は何か。いつ二人は知り合ったのか。どちらからプロポーズしたのか。若い時どんな経験をしてきたかなどです。 要するに台本には書かれていない部分です。台本を読んで、それらが必要でなく思えても、演じる上では大変重要になってきます。 その背景を考えるだけでも効果的ですが、ト書きのスペースにでもメモっておけば、さらに効果的です。 しっかりした背景があれば、自ずとおじいちゃん、おばあちゃんの台詞回しや所作が生まれてきます。 それも誰にも真似の出来ない、あなたの個性が発揮されたおじいちゃんやおばあちゃんが。
参考:老人の演じ方のポイント  人形を動かす練習

まんが日本昔ばなし「笠地蔵
昔、山深くに仲のいい百姓夫婦が住んでいました。大晦日に正月の餅でも買えるかと男は、女房が用意したかせ玉を担いで町に売りに行きました。だけどかせ玉はひとつも売れません。帰りがけ笠が売れないおじいさんと出会い、かせ玉と笠と取り替えることとなってしまいました。その帰り雪に震えるお地蔵様に出会い、かわいそうだと笠をかぶせ帰りました...。
※かせ玉とは、髪につける飾り物のこと。

かさじぞう 絵本「かさじぞう
松谷 みよ子 (著), 黒井 健 (イラスト)
出版社: 童心社 (2006/12)
「かさじぞう」のお話は、子育ての難しかった時代の、辛い思いを抱えて生きている、じいとばあのお話でした。寒かろ、と笠をかぶせる地蔵は、死んだ我が子の姿だったのでしょう。

その他の日本昔ばなし かぐや姫  カチカチ山  雀とキツツキと山鳩  たにし長者  たのきゅう  わらしべ長者  浦島太郎
火男  花咲か爺さん  三年寝太郎  舌切り雀  鶴の恩返し  天福地福
桃太郎(パネルシアター「桃太郎/ももたろう」)  豆つぶころころ  八つ化け頭巾  雪女  夢を買う

南京玉すだれ(南京玉すだれ大阪保存会)
アさて、アさて、アさて、さて、さて、さて、さては南京玉すだれ。
チョイと伸ばせば、浦島太郎さんの、魚釣り竿にチョイと似たり。
浦島太郎さんの、魚釣り竿がお目に止まればおなぐさみ、
お目に止まれば元へと返す。 アさて、アさて、さては南京玉すだれ。
チョイと返せば、瀬田の唐橋、唐金擬宝珠、擬宝珠ないのがおなぐさみ、
瀬田の唐橋、お目に止まれば元へと返す。

アさて、アさて、アさて、さて、さて、さて、さては南京玉すだれ。
チョイと伸ばせば、おらが在所のご門でござる。
おらの在所のご門が、お目に止まれば、炭焼き小屋へと早がわり。
炭焼き小屋が、お目に止まれば元へと返す。
 南京玉すだれ/人形劇トムテ(MASAYO)
アさて、アさて、さては南京玉すだれ。
東海道は五十と三次、中仙道は六十九次、
あまたの宿々、なくてならないそばやの看板。
そばやの看板、お目に止まれば元へと返す。

アさて、アさて、アさて、さて、さて、さて、
さては南京玉すだれ。
チョイと伸ばせば阿弥陀如来か、釈迦牟尼か。
後光に見えればおなぐさみ、
阿弥陀如来が、お目に止まれば元へと返す。

アさて、アさて、さては南京玉すだれ。
チョイと返せば、日本三景は天の橋立、
浮かぶ白帆にさも似たり。
浮かぶ白帆が、お目に止まれば元へと返す。

アさて、アさて、アさて、さて、さて、さて、さては南京玉すだれ。
チョイと返せば、日米国旗にさも似たり。
日米国旗がお目に止まれば、しだれ柳に早がわり。
しだれ柳に飛びつく蛙、蛙いないがおなぐさみ。
アさて、アさて、アさて、さて、さて、さて、さては南京玉すだれ。
参考:阪神パークでの南京玉すだれ  唱歌カラオケ「蛙と蜘蛛」

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