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マジックエプロン

おでかけ

時間は同時に進行するものですが、同時に進行しなくても、場面をずらすことによって、あたかも同時進行のようにすることができます。テレビの国際電話のように、一拍遅れたら変な感じがしますが、マジックエプロンの場合は、違和感なく演出できます。まだ、布団の中のよしきくんと司会者が、電話で話をします。会話は、時間がスライドして演じられます。

時間を滑らしたり、空間をゆがめたりする:
マジックエプロンは、演劇的要素がたぶんに含まれます。したがって、時間を滑らしたり、空間をゆがめたりすることも可能にしてしまいます。

おでかけ

たとえば『かくれんぼう』は、二人で演じます。一人がエプロンをしています。エプロンには、小さな赤い屋根の家があり、庭には木や池があります。エプロンしていない者が、会場の後ろを指差して言います。「小さな赤い屋根のうちが見えるけど、誰かいるのかなあ。おおい、誰かいるのかい」、すると「わんわん」と鳴き声がします。動物たちが、庭でかくれんぼうをしているのです。エプロンをしていない者は、エプロンのほうを見ているわけではありません。エプロンはすぐ側になるのですが、会場の遠くを見ています。要するに、空間をUの字にゆがめて演じているのです。小学校低学年ぐらいまでは、この空間のゆがみをすぐには認知できません。後ろを指差すと、こども達は後ろを振り向きます。しばらく経つと、そのゆがみに気づきはじめます。そうすると「木にひよこが隠れている!」とかで、隠れている動物達を探し当てはじめます。

amazon_ad 会場の後ろも空間がゆがんで舞台になるのですから、エプロンの後ろも舞台になりえます。最後は、猫さんの鳴き声がするのですが、なかなか猫さんが見つかりません。エプロンがつけた者が、いろいろ鳴き声のするところを探していて、後ろを向きます。その時、エプロンの後ろに猫さんが隠れています。たまに一度の回転では、見つけてもらえないことがあります。その時は、いつもより多く回りましょう。これはもう一人芝居で、マジックで言えば種明かしをして笑いを誘い出す手法です。猫を見つけたとき、観客はすっきりします。こちらも見つけてもらったと、心の中ではしたり顔です。

このマジックエプロンは、こども達にしてもらうこともできます。最初だけ演者が演じましょう。次に、今演じたところでは、隠れていた動物達をみんな出ている状態ですので、この状態でこどもにこのエプロンをしてもらいます。そして、「これからみんなのでかくれんぼうをします。どこに隠れたか当ててみてね」と言って、客席に見えないように後ろを向かせます。さっきとは別のところに動物達を隠してもらいます。客席に向き直って、「ぶうぶう」とか鳴いてもらいます。そうすると、「ぶたさんは、岩のうしろだ」とか「草の中だ」とか客席から声がします。木の上に隠れていたら、「このぶたさん、とっても木登り上手なんだ」とか言って、盛り上げてあげましょう。
参考:パネルシアター「おでかけ

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