掛け合いパネルシアター
魔法の臼と杵
あらすじ
![]() 台本(台本の一部)
![]() 演者 「ぺったんぺったんぺったんこ。出てこいお餅おいしいお餅。ぺったんぺったんぺったんこ。(杵を置いて)ぷく、ぷくぷくぷく」
演者 「わあ、ホントだ。中からお餅が出てきた。ぷく、ぷくぷくぷく。(魚を引き出す)魚のお餅だ。(魚、泳ぎながら退場)これは楽しい。みんなも手伝ってね。掛け声かけて応援してちょうだい。じゃあいくよ。ぺったんぺったんぺったんこ、・・。ぷく、ぷくぷくぷく」
![]() 演者 「今度は違う形のお餅だ。ぷく、ぷくぷくぷく。(機関車を引き出す)機関車のお餅だ。(糸を引いて、煙の餅を引き出す)ぷく、ぷくぷくぷく。ぽっぽー!(機関車、退場)もっとお餅ついてみよう。あっ、そうだ。少し食紅を入れておこう。(食紅を出してきて、振り掛ける仕草)ぱっぱっと。(食紅はそのまま舞台においておく)これで、ピンクのお餅がでてくるはず。じゃあいくよ。ぺったんぺったんぺったんこ、・・。ぷく、ぷくぷくぷく」
演者 「おや、また違った形のお餅が出てきた。ぷく、ぷくぷくぷく。(桃を出す)ころころころ・・。(桃退場)桃のお餅だ。これは本当に面白い。でも、これじゃあ、つき上がったお餅が食べられないなあ。魚のお持ちは泳いでいってしまうし、機関車も走っていってしまう。桃もどこかへ転がっていってしまった。どこにも行かないお餅出てきてほしいなあ。じゃあ、もう一度いくよ。あっ、その前に少もうし食紅を入れておこう。(食紅を振り掛ける仕草)ぱっぱっぱっ、ぱっぱっぱっと。(食紅はそのまま舞台においておく)これで、桃より赤いお餅がでてくるはず。じゃあいっくよ。ぺったんぺったんぺったんこ、・・。ぷく、ぷくぷくぷく」
演者 「今度のお餅はどこへも行かないでね。ぷく、ぷくぷくぷく。(車の餅を出す)ぶっぶー!(少し走らせ、ひっくり返す)ぱーん! パンクだ。これで、このお餅はどこへも行かない。後でこのお餅は食べよう。裏に置いておこう。(パンクの車を舞台裏に置く)よし、もっとお餅をつくぞ。じゃあいくよ。ぺったんぺったんぺったんこ、・・。出てこいお餅おいしいお餅、・・・。あれ、お餅がでてこない。元気が足りなかったのかなあ。じゃあもう一度いくよ。ぺったんぺったんぺったんこ、・・。出てこいお餅おいしいお餅、・・。あれれ、やっぱりでてこない。
![]() ![]() ※最後は、食いしん坊ねずみが出てきて、終りになります。
★ポケット技法・透け・コットン紙
表面の色が濃いとその透けも気になりませんが、薄いと中の絵人形がやはり外に透けて気になります。 そういう時は、ポケットの内側に白紙を入れて、透けを抑えることが出来ます。 完全に押さえるには厚紙を入れればいいわけですが、今度はその厚紙の出っ張りや陰が気になります。 裏側を白の絵の具でしっかり塗り潰せば、出っ張りや陰は気にならなくなります。 追加で餅の絵人形を作って入れると、だんだんポケットが重くなります。 裏に貼るPペーパーを薄いものにしても、追いつかなくなるかもしれません。 その時は、裏に貼るPペーパーにコットン紙を貼っておけば、重さでの滑り落ちを防げます。 最初から裏をコットン紙にすれば、相当の重さにも耐えることが出来ます。 人気の『カレーライス』も、カレーの材料を入れる鍋にこのポケット技法が使われています。 |