紙芝居ノート3 絵kamishibai 紙芝居1舞台 2脚本 3絵 4台詞 5抜き 6歴史 7回想3、絵脚本が出来たら、今度は絵を描きます。紙芝居の絵と絵本の絵を混同しないことが大切です。例えば、手作りの紙芝居を作る時に、絵本の絵をそのまま写すことがあります。ここで著作権の発生することも頭に入れておかないといけませんが、絵本のようにまじかで読者が見るというふうには紙芝居の絵は描かれていませんので、遠目でもわかるようにしなければなりません。そのためには、登場人物の輪郭を太くしたり、背景に多くを描き込まず、主人公が何をしているのか明瞭にする必要があります。時には誇張しすぎるかなと思うくらいの表現をしないといけないこともあります。これは、普通のメイキャップと舞台のメイキャップが違うのと同じ意味です。お祭りでの大勢の人込みの中で、主人公だけを色鮮やかにして、他の人々をモノトーンにするという手法は、絵の中の主人公の存在を観客に示すものです。 紙芝居の上演に精通しない絵本作家が紙芝居を作ると、家庭で上演される分にはいいのですが、観客が多くなると遠目がきかなくなるというものや、絵本のページをめくるという感覚で作られているのではないかと思われるものがあります。絵本の文章が、縦字の場合は左から右へとページがめくられ、横字の場合は右から左へとページがめくられます。絵本と紙芝居の違いには、めくると抜くという動作の違いがあります。それも、上や上手に抜かれるという例外的なものもありますが、ほとんどの紙芝居は客席から向かって左に紙は抜かれます。下手に抜かれるのですから、上手を向いて走る主人公は抜かれるときに後退することになります。ですから、抜きの方向を考えて紙芝居の絵は描かれなければなりません。
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