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パネルシアター研修(講義・制作・発表・講評)例

日程:○年○月○日(土)13:00-16:00
会場:パネルシアター研修室

パネルシアター題材:
下記の6作品の中からのいずれかになります。1グループ1作品を選んでいただきます。1人1作品で行いたい時は、当劇団で扱っている「制作キット」「彩色なしキット」「型紙キット」のいずれかになります。
 1.おいしい影
 2.なぞなぞの森
 3.マウス君
 4.ばけもの寺
 5.みんなでドライブA
 6.歯を磨こう(虫歯予防デー)

会議テーブル

ぱねるしあたーの種類パネルシアターの概要
1.パネルシアター(白パネル)
2.ブラックパネルシアター
3.透視パネルシアター

白パネルシアターWhite panel theater
 パネルシアターというと、通常このことをいいます。白のネル生地をパネルボードに張り、それを舞台として、絵人形を配置して演じます。

ブラックパネルシアターBlack panel theater
 黒のネル生地をボードに張り、絵人形を蛍光塗料で彩色して、ブラックライトを当てることによって発色させます。部屋を暗くして上演します。

透視パネルシアターPerspective panel theater
 透明なボードに白のネル生地を張り、裏からライトを当てます。一種影絵のようになるのが特徴です。

 上記の三つのパネルシアターの実演を交えながら、その違いを理解していただために講習会は進みます。実演は舞台にスポットライトなどの照明を当てたり、地明かりでしたりと舞台照明についてもお話します。三つのパネルシアターの違いがわかったところで、講習会は、白パネルを中心して勉強して行います。まず、パネルシアターの特徴としては、次の三つがあります。

 1、図形や絵人形の貼付と移動(単純で素朴。マグネットではない不思議さ)
 2、言葉と絵による印象付け(幼児教育・保育の手法に利用しやすい)
 3、対話形式(言葉のキャッチボールは親近感を生む)

 これらも実演を交えながら具体的に説明していきます。実演があるのでただ聞いているだけの講習とならず、こうレンを楽しむという観客の気持ちにもなれます。実はこのことは講習では大事な要素です。自分が観客になってどのような気持ちの動きや揺れを知ることが出来るからです。

次に下記のようなパネルシアターの技法について学んでいきます。
・重ねばり(ネル生地やコットン紙の利用)
・裏返し(2枚貼り。ボンドは発泡スチロールや木工ボンドなど)
・切り抜き(余白を残す場合と残さない場合がある)
・窓開き(兆番に柔らかい布を利用する。糸止めで回転させる)
・ポケット技法(カッターで切込みを入れたり、絵人形の裏に隠しポケットを作る)
・組み合わせ(場面の設定)
・動作付け(糸をつけて動かす)
参考:パネルシアターの技法

 実は講習会で皆さん一番知りたいのは演じ方です。全く同じ作品でもその演出が違うとまるで違った作品のように見えることがあります。それは演じ方が違うからです。下に演じ方のポイントをいくつか紹介しました。それを覚えておくだけでも個性ある作品が生まれてきます。具体的には講評のときにお話させていただいています。

演じ方のポイント
● まずは、絵人形の操作のしやすい側に立ちましょう。それが出来たら、上手下手を考慮した立ち位置を考えてみましょう。
● 自分の言葉で語りましょう。その方が個性的な作品になります。一応制作キットには台本が入っていますが、それにとらわれることなく、大筋だけはとらえておいて演じます。
● 客席と言葉のキャッチボールをしながら、一緒に楽しみます。自分が楽しくもないのに、相手が楽しくなるはずはありません。客席とのコミュニケーションが大切になります。
● ゲーム的なものからストーリー的なものへと進めましょう。歌、なぞなぞ、クイズなどがあるものが導入にはもってこいです。ストーリー性のものには、アドリブが入れにくいかもしれません。そういうときの客席とのコミュニケーションになるのが、間というものです。
● 二人以上で演じるときは、相手の台詞も覚えます。本番は何があるかわかりません。セリフを忘れる事だってあるのですから、変な間が出来て、笑われてしまいます。自分でもそれをごまかすために笑ってしまい、見苦しさを露呈してしまいます。演者は案外そのことに気付かず、受けたと錯覚してしまいます。相手の台詞も覚えておけば、機転が利いたアドリブを出せるようになります。そのとき出た笑いというものは、楽しい笑いになります。
● 1回目成功したからといって、安心せず、少し工夫を取り入れ、次に臨みましょう。ここには、初心者が陥りやすいわなが仕掛けられています。実演は、いつも新鮮なものです。上演回数を重ねると、演者に慣れというものが出てきます。同じ事をするだけだという安心感が、失敗を生みます。同じ上演というものは、全くありません。どこかしら前回とは状況が違うはずです。会場、時間、対象、人数など。一回目のときのように、いつも少し緊張しておくことが望ましいのです。
● パネルボード以外のところも、舞台だと意識して演じましょう。絵人形がいつもパネル板の上に貼付されているとは限りません。演者が手に持って強調させることもあります。「なぞなぞの森」では、兄弟のくまの写真が見えにくいかもしれません。そういう時は、演者が手に持ち、客席にパン(客席サイドの人は見えにくいので、横に流して全員に見せるようにする)して見せてあげましょう。
● 恥かしがらず、出来るだけ客席を見ながら演じましょう。人形劇のように、常に人形が動作しているわけではありません。貼付されたら絵人形は、しばらくその場で演じなければなりません。その分、演者が表情を変え、動作をつけて絵人形をサポートしていきます。

発表と講評
 制作していただいてパネルシアターを発表していただきます。制作時間が短かった人は、練習時間があって、そうでない人は練習もままならなかったのは承知の上です。ですから、うまいへたを批評するものではありません。これから、さらに練習していく上でのアドバイスをしたり、演じるときのポイントをお話したり、それらを対比させるために発表していただきます。
 声が出せていない方がいましたら、発声の練習の仕方を説明し、笑うセリフや棒読みになりがちな方には、笑いや感情の伝え方などのポイントをご説明いたします。絵人形の配置で気がつかれていない部分があれば、それについてアドバイスします。
 初心者にとっては、何から何までが勉強になります。経験者にとっては、今までの経験がどのように生かされるのか知る反面、違った一面もあるんだということにも気付いていただけます。
 おわりは、「マウス君」を制作したかたがいましたら、これの発表を最後にして終わります。落とし噺として、最後に演じると効果的なパネルシアターですから。
 参考:サンプルプレゼンテーション「パネルシアター研修」

以上

会議テーブル 会議テーブル 会議デスク 折りたたみ式
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■サイズ:W1800×D600×H700mm
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