[7:15起床(1:50トイレ起き)/晴(連日の30度超え)/高2B]
暑いが朝の空気はすがすがしい。良い季節になった。
[5:45起床/雨→陰/高3A]
今日のときわ台も比較的平穏な日。ベッドまわりを食べ物で汚している程度。
[6:15起床/晴]
きょうも睡眠は少なめ。 疲れがとれない。
[7:30起床/晴/高1A]
目覚ましをセットして7:30に起床。 8:00に始まる豊能町コロナワクチン接種申込み受付けに備える(両親の接種がまだなので)。
首尾よく希望する地元医院での予約が取れた(前回は予約が殺到し、あっという間に受付け終了となったらしい)。 でも、7月7日(母)と7月14日(父)なので、まだひと月先。 何かと気が揉める。
ん? ちょっと肘が痛むかな(左/内側)。 いろいろ故障はするし、工夫してそれなりの手当てもするわけだけど、肘の痛みなんて対処法知らんよ。 とりあえずサポーターを入手しておく? ドラッグストアですぐ調達できるのはバンテリンのかな。
それからここ数日、起床時、足に疲れが残っているように感じる。 教室までのウォーキングが負担になってきたのか。 トシのせい? まだコロナから回復していない? でも、たった3.5kmだよ。 ひょっとしたら、夏仕様でサンダル履きに変えたから、筋肉の使い方が変わって疲れたのかな。
そう言えば、きのう公園に人影がなかったので(ウォーキング出勤時)、久しぶりに懸垂してみた。 悪い予感がしていたが、案の定、完全には身体を引き上げることができなかった。 コロナ入院で、筋力が落ちてしまったなあ。
[6:00起床(8:30までウツラウツラ)/雨/高1B]
一昨日、昨日と身体が重かった。 蒸し暑かったのと、授業のコマ数が多かったせいだろう(「密」を避けるための分割授業や3か月ぶりのカルチャーセンターなど)。
雨が続くのも、どうにも鬱陶しい(きょうで3日連続)。 梅雨だからしかたないけど。
[8:20起床/晴/高1B]
きのうは昔の教え子が授業を参観しに来てくれた。 秋からイギリスの大学院に留学する予定とのこと。
授業後、安兵衛で食事。
あれこれ話す。
自分のアメリカ嫌いは野原先生の影響だとずっと思っていたけど、教室の本棚にはアメリカ人の書いたものが多く、勘違いに気づいた……とか。
[6:30起床/陰/高2A]
朝から、トランプ米大統領・金正恩北朝鮮労働党委員長の会談をテレビで見る。 なんか、似た者同士の学芸会みたい。 ま、瓢箪から駒であっても、平和に向かう第一歩になるのならそれもよし。
[8:30起床/晴/高3A]
昨夜は久しぶりに夫婦で銀や。 おつくり(盛合せ)→アユ塩焼き→ハモ天ぷら→野菜餃子→水なすぬか漬。 アルコールは焼酎4杯(黒糖お湯割り→玉ねぎ水割り→麦水割り→芋お湯割り)。
[9:40起床/陰→雨/走らず(休養日)]
今朝も寝坊。 明け方、夢を見続けていたようで、珍しく内容を憶えていた。
ひとつは、どういうわけか力士になっていて、これから場所入りしなければならないのだが、いろんな場面での所作がわからず困っているというもの。 なぜか先輩力士が長州力で、一生懸命その動きを真似ている……。 そう言えば、トイレをどうするか本当に困った。知識がないものだから、夢の中で解決することができず、結局まわしを外して用を足した。ネットで調べると、実際にはさほど苦労しないようだ。
もうひとつは、高校生の教え子(もちろん女子)と映画を見に行く夢。 特に後ろめたい思いはないようで、コソコソすることもなく、普通に映画館に向かっている。 何の映画を見に行くところだったのか、そもそもその子が誰なのか覚えておらず、起きたあとも非常にもどかしい。 誰だったんだろう。
[6:40起床/陰/高2B/少し走る]
なんかちょっと疲れてる。
[7:50起床/陰/禁煙106日目/カルチャセンター→高1A]
昨日新刊書店で見かけ、岸田秀「絞り出し ものぐさ精神分析」を購入。 さっそく読み始めた。
以前ほど「全面的に感服」するわけではないけれど、やっぱり面白い。 もう80歳とのことだが若々しい文体で、文体そのものが好きだったのだと再認識した。
……生き甲斐を得るために、何か価値がありそうな「有益な」目的を無理に考え出してその実現に努めるというようなことをわざわざしなくても、自分に嘘をつかず、そのまま現実を生きていれば、現実とのかかわりのなかで自ずとやりたいことが湧いてくるし、自分の助けを必要としている人が自ずと眼についてくるし、自ずと生き甲斐は感じられてくる。 生きていることが虚しいのは現実を生きていないからである。 何か不都合なことがあると、「なかったことにしましょう」と言う人がいるが、あること、あったことを「なかったことにする」ことこそ、ほんとうの生き甲斐を失わせる最大の原因である。 それはまた、不可避的に現実への不適応をも招く。 (P188)「あとがき」も面白い。
……自己分析が進んで神経症がいくらか治ってきたせいか、それとも、年を喰ってもう若くはなくなったせいか、ボケたせいか、わたしも、だんだんとトゲが取れて丸くなったようである。 トゲが取れて丸くなると、必ずしも神経症のせいではないであろうが、昔は、自分がいかに身勝手で薄情だったかが思い出され、大して気に留めなかったことが気になりはじめた。
……若い頃には、人に侮辱されたとか利用されたとか騙されたとか、自分が被害者の場合のほうが気にかかっていて腹を立てていたが、この歳になると、そのようなことに腹を立てていたことは忘れ、逆に、若い頃には大して気にしなかった忘恩の振る舞いが思い出されて、心が痛む。 自分がいかに多くの人を傷つけてきたか、自分がいかに多くの人のおかげを被っているか、その人たちをいかにないがしろにしてきたかが身に染みる。
[9:00起床/晴]
明日のカルチャーセンターで配布する資料を作成。 14:00ごろまでかかった。
本日は高1A。 ひとり体験授業に来る予定。
[10:00起床/雨]
寝坊。 昨夜は寝つけず(朝方就寝)。 睡眠不足。
本日は2か所で授業の日。 神大と高2A。
[10:00起床/陰→雨]
昨夜は久しぶりにおばんざい木村。 上田氏へのタバコ代金を託しておく。
昨夜は白ワインを1杯飲んだあと、冷酒を2杯。 グラスが大ぶりで、珍しくたくさん飲んだ。 今朝は疲れが取れるまでたっぷり眠る。
本日は久々にゆっくりできる日曜日。 風邪による体調不良、長かったなあ。 夕方は元教え子と遊ぶ予定。
[7:50起床/晴]
早起き。
本日は高3Aの授業をしたあと中学の同窓会。
[10:00起床/陰]
本日は2か所で授業の日。 関大と高1B。
昨日も2か所で授業をし、おまけに睡眠不足。 かなり疲れている。
関大は7/10が前期最終。 神大はインフルエンザ休みの分を1回余計にやることにした。 7/21が最終となる。 カルチャーセンターは、8月が夏休みのため7月に2回。 これからのひと月が正念場だ。
しかし、このペースで働き続けるのは老体には無理だろうな。 どこかのタイミングで仕事を整理する予感。
[11:30起床/晴/毛管→開脚→リスニング→青汁(→校本→談藝)]
毎日の夜の授業、一番早く終わる日でも21:00になる。 そこから帰宅→晩ごはんとなると、食べる時間帯も内容・量もコントロールしにくい。
ということで、3〜4日前から導入した夜食防止法。 夕方授業に向かう際、コンビニでおにぎりを3〜4個買って行く。 授業後、塾の控室なり新教室なりでそれを食べる。 だいたい21:00台、遅くとも22:00すぎには食事が終わる。 で、その後は食べない。
導入3日目の昨日、ついに日中の排便が3回を数えた。 3度目には溜まっていたモノが全部出た感じ。 やはり便は押し出すのでなく引っぱられるように排出しなければならない、と実感。 今日も2度出た(と思ったら、その後さらに1回。うんこ君と呼んでくれたまえ)。
昨夜は小説の類が読みたくなり、ケラーマンの「サイレントパートナー」を引っぱり出してくる。 朝方まで読みふけってしまった。
目覚めれば昼。 天気予報が外れ、快晴である。 洗濯少々。
[10:00起床/晴]
雑用に押し出されるように外出。
まずは銀行。 3つある口座の残額が妙に中途半端で、合計がいくらになるのか分かりにくく、困っていた。 ふだんあまり使わない口座2つを切りの良い残高にすべく調整。 当然3か所回らねばならず、効率的な外出ルートを思案、それに沿って移動しながら他の用事や買物をすませることにした。
最も大きな用事は、ダイニングルームの照明の購入(昨日壊れてしまった)。 ところが、松岡電器が閉まっていたため(定休日)予定が狂う。 商店街にある別の小さな家電屋も覗いてみたが、白熱球を使う照明器具はないとのこと。 結局これは、帰宅後ヨドバシ.comで注文した(便利を金で買った感じ。忙しいなか出直すのが面倒なのでこうしたが、なるだけ近所の店をひいきにしたいと思っている私としては後味が悪い)。
郵便局。 もち米代金の振り込み。
ダイエーでは、サランラップ・茄子(本日は茄子カレー)・豚バラ肉・赤みそ(昨日記したアンダンスー用)を調達しておいた。
天気が良いので帰宅後洗濯。 色物1回、手洗いモード1回、標準コース1回の計3回。
[10:50起床/陰]
今日は、片づけるべき答案やら準備すべき試験やらテンコ盛り。 起床後すぐ、今日返却するテストを採点。 ついでに単語テストを作る。
昼すぎ、今度は明日行なうテスト作り。 2か所ともテストを行なうが、取りあえずひとつ仕上げる。 いつになったらごはんが食べられるんだ。
あ、16:00を1回目の食事にすると10日に決めたのだった。 じゃあ、ひきつづき仕事だ(ポカ・タマ・ミルクは飲んでおく)。
14:00すぎ、ようやく(上記)義務的仕事を終える。 ふう。 がんばったな。 しかし、先日買ったレイチェル=カーソン「センス・オブ・ワンダー」(これも春に頂いた図書カードで買った)の世界とはずいぶん隔たりがある。 正しい生き方なのかな。
自然食品店にまず行って(トマト調達)30分ほど横になり、それから次のことを考えよう。
[9:50起床/陰/歯ぐきに腫れ]
昨夜突然歯ぐきが腫れ始めた(右下)。 右下が腫れるのは初めてのような気がする。 恐ろしいが、もうすぐ林先生に診てもらえるから(月末、誕生日に定期点検)、それまでは歯ぐきマッサージとイソジンで乗り切りたい。 柿茶でビタミンCも補充すること。
本日はミーティング。 他にも雑用が少々ある。
今年の住民税は16万円。 棒引きっちゅうわけにはいかんのやろなあ。 明日払って楽になっておくか。
おっつけ健康保険料・介護保険料の請求もくるはず。
[9:00起床/雨]
本日も一応9:00起床。
今年も住民税の請求が届いた。 12万8000円。 収入の減少にともない、年々少なくなっている。 喜ばしいのか悲しむべきか。
収入は多いに越したことはない。 けど、毎月の給料から夫婦旅行のための積立てをせっせと行ない(1万5000円ずつ)、DVD貯金もほぼ満願成就(今月で10万円に到達)。 与えられた条件であれこれ工夫するのもまた楽し。 自分の山の頂きに向かって精進するのが人生だ。 他人は関係ない。
……のだけれど、ちょっと困っていることもあって、今回、インプラントの義歯を1本入れることになった(名医林先生の勧め。というか、あとは従来のいわゆる入れ歯を入れるしか方法がなく、入れ歯にすると結局また他の歯に負担をかけることになるとのこと。対症療法によるイタチごっこからは脱却したい。今回インプラントにすれば、血流を利用して周囲の再生を図るという望ましい方法が取れるらしい)。
来週早々にも治療を始める予定だが、これに20万円(!)かかるのだ(土台に10万、自然な白色の義歯に10万。ゴールドの義歯にすれば5万だが、やはりまだ色気が残っている模様)。 うーん。 歯が治っても、食べ物が買えなくなるかも。
さらに。 実は先月「通販生活」で水出しコーヒーメーカーを注文したのだが、これは(歯科受診前に)ボーナスを当て込んで注文していた。 在庫切れのため届くのは今月末。
ところが。 先日ふと見た「ためしてガッテン」で美味しいコーヒーのいれ方というのを知り、最近凝っているところ。 腕が上がってきて、熱湯でもすっきりしたコーヒーがいれられるようになっている。 タイミングが悪いというか何と言うか。
[8:50起床/陰/みみちゃん96日目/腱鞘炎25日目]
昨夜は目覚しをセットせずに寝た。 が、何とか許せる時間に起床。 早く眠るのも大切だが、お腹をからっぽにして寝るほうがより大事だと気づく。 私はシリアルと相性が良いらしい。 夜どうしても食べたくなったらシリアルにしておくこと。
午前。 授業をやりっぱなしにして放置していた業務日誌をあわてて整理。 こういうことの積み重ねが大事なんだな。 昨夜読んだ鍵山社長の「小さな実践の一歩から」の好影響。
腱鞘炎は、また少し回復。 もう肚をくくっている。
本日はこれからテストをひとつ作成。 19:00から授業。
豊中市財務部市民税課から郵便。
き、来たな。
開けてみると、今年は19万円。 去年よりだいぶ安いが(下を参照)、それでも痛いことに変りはない。 まあでも、一括払いにしておくつもり。
しかし、昨日読んだ鍵山社長の本はグッドタイミングだった。
つい最近、熊本県の八代というところへ行ってまいりました。そこに昭和四十三年に亡くなった松田喜一さんという方の三男の方がいらっしゃって、その方からお父さんの話を聞きました。
松田さんのお父さんは、農産物でも何でも値段が下がれば下がるほどいいと言ったそうです。そんな馬鹿な話はありません。普通、値段が下がったら大変だろうと思いますが、なぜそのように言われたのか。
「値段が下がれば下がるほど、それに耐えられるように自分の生活レベルをどんどん落としていくから、物事に耐える力ができる。しかも、そういう厳しいときは人の話でも何でもすべて勉強になる」
と言われたそうです。そして、もう極限まで下がっていくと、競争相手がいつの間にかいなくなっています。だから、市況が持ち直ったときは、生活レベルの低いことに我慢ができる状況の中でよくなるわけですから、その後はもうよくなる一方だと、こういうお話でした。
今、ともすると、政府が経済政策などのてこ入れをしてくれなければもう生きていかれないとか、援助を求める声が非常に高いわけですが、援助を求めるよりも、そういう状況に耐えられる体質をつくっていくということがとても大事だと私は思います。私はいつもこういうふうに思います。私のような人間が多くなったとき、この国はよくなるか、悪くなるか。もしくは私のような生き方をしたときに、そういう生き方の人間が増えたときにこの国が悪くなるとすれば、私の生き方は誤っているわけです。私のような人間がこの世の中に増えて、あるいは私のような生き方をまねしてくださる方が増えたら、この国がよくなるとすれば、私の生きている意義がある。こういうふうに思います。
本日は3.5(5段階評価)。 頭痛あり。
郵便局と銀行。 学会費その他を振込んだり、住民税を納入したり。 住民税は26万5000円。 死ぬ。
夏の旅行の宿泊所を手配。 6泊分全部決める。 あとは新幹線とフェリー。 ひと月前から受けつけるようだ。
ナンシー関が亡くなったそうだ。 不健康そうではあったけど。 若い。
サッカーワールドカップの試合後暴徒化した若者たちについて、テレビでレポートしていた。 厭世感、強まる。 これからは繁華な場所に出かけず「村びと」として生きていこう。
夕方、また頭にもやがかかってくる。 37度。 結核かな。
起床8:00。 本日は神大と高3C。
11:00起床。 また睡眠パターンが壊れている。
例年のごとく、授業や読書会、夏の行事(実力テスト他)などのタイムテーブルに沿っていくだけで精一杯の日々に突入している。 先々週の関大を休んだあとはすべてこなしているものの、次の3-4週間がまたあぶない。
今週の土日は読書会と会議でつぶれ、来週の日曜も読書会。 月から金の授業にもちょくちょくテストを入れる予定(無理にする必要はないのだが、それでは丁寧の方針に反する)。 帰去来の辞でも歌おうか。
昨夜は、「だったら、歩けばよい」がテーマのローレンス=ブロック「盲目の予言者」を再読。
背中の痛み、とれず(のど・首はかなりまし)。 一昨日の夜、寝ているうちに冷え切ってしまったのが原因らしい。
明日のミーティングに出ると次の1週間がもちそうにないので、欠席の手配。
08:00起床。
きょうは午後から夜まで授業。 天気が良いので自転車で行こう。
休載30日目。
目覚ましをセットしない日にかぎって……というのは、たぶん錯覚なのだろうな。とにかく起床は10時。
新聞を読んだりコーヒーを飲んだり。ボーッとしているうちに昼。
きょうも、風呂に入り、食事をとったら塾。買物もしなければ。酒が切れている。
……と、またもや活動量の極端に低い1日を送ろうと思っていたが、こういった(というのは仕事のほかは呆然と休養をとるだけの)毎日ではあまりに悲しい。まだ3、4時間は余裕があるし、梅田(と日本橋)まで出てみようと思いついた。
メモリを買い、手許に置いておきたいと思っていた辞書類を探してみよう。
ということで、夜の追記。
梅田に出て、紀伊国屋で中国語の逆引き辞典を買う。5900円。1981年初版の本で、当時はカードをとって整理していたと思われる。投下された労力を考えれば「高い」とは言えないか。
もう1冊探して買おうと思っていた英語の語源辞書は、適当なのが見つからなかった。ずいぶん昔に出た「ハンディ語源英和辞典」(有精社)というのを持っているので、しばらくはこれを使おう。
古本でいいから、いよいよ「大漢和」を買おうと思っていた。で、かっぱ横丁へ。……水曜日は休みなのであった。どの古書店も開いていない。ガラス越しに1セット7万8000円で売っているのを見つけた。
日本橋へ。安いメモリを探す。といっても、あまりたくさん店を知らないので、結局OAシステムプラザで16MBのを2万円で買う。予定より少し高いが、ちょっと前のことを思うとウソみたいな値段である(……ということですので、内田さん、三村さん、まだ買っていなかったら、僕の分はけっこうです。すでに買っておられたら、もちろん買い取らせていただきます)。
いったん部屋に帰り、塾へ。
ところが、途中ふと立ち寄った古本屋に「大漢和」があったのである。値段を訊くと「8万円ぐらいかな」という。「ぐらい」とは何だ「ぐらい」とは……と思いつつ、梅田で7万8000円であったことを告げると「じゃあ7万5000円」とあっさり交渉成立。もう一度梅田で注文する手間が省けた。すぐに運んでもらい、代金を支払う。
結局、きょうは10万円ほど使ってしまった1日でした。
【付録】大漢和のこと
中文専攻で大漢和を持っていない人間は少ないと思う。僕も「大漢和があったらなあ」と思いながら、ずーっとすごしてきた。しかし、持っていなかったのには訳がある。
僕が教わった先生方は、大漢和を推奨されなかった。引用文の点の切り方がずさんなためである。
後年気がついたのは、みんな、大漢和で調べてから原典に当たるという方法をとっているらしいということであった。
僕はちっとも真面目な学生ではなかったが、根が単純なせいもあって、早い時期に「もう持たない」と心に決めてしまった。今日に至るまで、ほとんど大漢和のお世話になったことはない。
先月、読書会のあと、参加者で飲み食いしているときに工具書(中国語で辞書など「道具」として使用する書物のこと)の話になった。
僕が「大漢和は持っていない」というと、恩師の一海先生が「えっ」と心底おどろいたという感じの反応をされた。
一海先生は「悠揚迫らざる」という形容がぴったりの人物で、何が起こっても動じたりはしない。先生の反応を見て、僕のほうが驚いた。……そうだったのか。やっぱり大漢和はみんな持っていたのか……。しようがない。僕はそのとき購入を決心した。
しかし、届いてみると、置き場がないのである。また室内を整理しなければならない。こんなもののために……と思うと、少々業腹である。
齋藤さんはやっぱり持ってるのかな。