28年連用「喫煙日記」9月15日

きのう / きょう / あした / タイトル / 遺言 / 飇風の会 / 李賀詩集校本 / 雑誌「李賀研究」 / / / TeX / ひながた / 野原英語塾

2023/09/15/金

[6:40起床(トイレ起きなし)/陰→晴/高1B]

蒸し暑い。身体もだるい。明日あさって、ゆっくり休もう。明日は授業があるけど……休みの前日は気分が楽だしね。

ときわ台に行くと、脚のむくみを取るための弾性包帯を、父がハサミで切っていた(脚に巻かれると窮屈に感じるのだろう。時々いやがって外すことがある)。なんちゅうことをするんや! と、久しぶりの激おこぷんぷん丸。


  1. 2022年:64.0kg/ときわ台は妹
  2. 2021年:63.7kg/肘・膝に冷えを感じ始める→衣替え/フィリピン人よりバナナを食べ、土佐人よりカツオを食べる
  3. 2020年:63.7kg
  4. 2019年:64.2kg
  5. 2018年:63.9kg
  6. 2017年:62.7kg
  7. 2016年:歯科受診(今年は褒められる)
  8. 2015年:今年も歯ぐきの調子悪し/伊賀野カバ丸続編+ラテアート/安倍首相のメンタリティ/人間(集団)ってこの程度のもの/「甘美な毒」
  9. 2014年:歯ぐきの調子悪し
  10. 2013年:まだしばらく夏休み気分
  11. 2012年
  12. 2011年
  13. 2010年:究極のリゾート形態(ボラボラ島の水上バンガロー)/「文選」・DVD「701」/「トランクミュージック」
  14. 2009年:無為の罪悪感を恐れてあれこれ
  15. 2008年
  16. 2007年:高松塚古墳
  17. 2006年
  18. 2005年:「マルコムX」
  19. 2004年
  20. 2003年:村山先生還暦記念パーティー
  21. 2002年:ケロタンと畑へ
  22. 2001年:バッティングセンター/アホな若者
  23. 2000年:大きいバッタ・大きいクモ/「リストランテの夜」「スピーシーズ2」「スタートレック2」「シンプルプラン」
  24. 1999年
  25. 1998年
  26. 1997年
  27. 1996年:変な夢/人生というスパン

2022/09/15/木

[7:00起床(4:00トイレ起き)/晴/高2A]

きょうは妹がときわ台の実家に向かう日。 月曜と木曜の週に2回、妹が行ってくれる。 昼間休めるこの日が本当に待ち遠しい。 ここで心身をリセットする。


2021/09/15/水

[7:00起床(2:15トイレ起き)/陰/高2B]

涼しくなったと思ったら、もう肘・膝に冷えを感じ始めている。 気をつけないと関節が痛みそう。 あわてて、ゆるいサポーター(株式会社コーポレーションパールスター製)を引っ張り出した。 ついでにジーンズも夏用から冬用に切り替えることにした。
→靴下もくるぶし丈から通常のソックスに切り替えよう……と思ったら、通常のは前回の衣替え時に廃棄したのだった。すぐにオカモトのムレないにおわないSUPER SOXを発注。7足で7700円……うーむ。

私は、いったん食生活のフォームを決めたら飽きるまでそれを続ける。 いまの私は、たぶんフィリピン人よりバナナを食べ、土佐人よりカツオを食べている。 でもまあこれも、秋の到来で変わるのかも。


2020/09/15/火

[7:30起床/晴/高3A]

きのうは教室までの往路(全行程)をウォーキング。 途中、蛍池駅の長い階段も登った。


2019/09/15/日

[6:30起床/晴]

きょうはまた少し耳が聞こえにくい。 気をつけなあかんなあ。 疲労厳禁。


2018/09/15/土

[9:40起床/陰/高3B]

今朝は起き上がれず。 疲れがたまっているようだ。


2017/09/15/金

[7:30起床/晴/高2B]

昨日は3つの用事を片づけて、夜にはヘトヘト。 安兵衛で飲み食いして、ようやく人心地ついた。 帰宅後、23:00過ぎには就寝。

今日も、朝から結構大変なTeX作業(『飇風』第56号馬場先生の原稿の組版)。 4時間ほど頑張って一段落した。


2016/09/15/木

[6:00起床/陰/高1A/少し走る・懸垂2回

林歯科、3か月に1度の定期メインテナンス。 昨年、一昨年とこの時期歯ぐきの調子が悪かったようだが、今年は褒められた。 実際、何の問題も感じない。

どちらかと言うと、このところ口内炎が頻発するのがイヤな感じ。


2015/09/15/火

[9:00起床/晴/高1B/走らず(休養日)

不思議なことに、去年同様、今年もこの時期、右上奥の歯ぐきの調子が悪い(2か月に1度メインテナンスしているから大事には至らぬけど)。 周期的な体調の好・不調って確かにある(連用日記にしているから、ちょくちょく気づく)。


2014/09/15/月

[8:20起床/陰/禁煙201日目/高3B]

今朝の起床時もまだふくらはぎが張っている。 どないなっとるんじゃ。 右側の痛めた箇所は、ようやく治ったようだけど。

今日もビブラムファイブフィンガーズで脚作りだな。

15:00、家を出てすぐ、歩いて教室まで行くのは無理だと悟った。右ふくらはぎの故障が、まだ完治していない……。 しかたがない。 ビブラムファイブフィンガーズを履いて電車通勤することに。 しかし、なんかつまらないな。


後期まであと半月か……。 ここでやれるだけやっておかないと、また忙しくなってしまうなあ。 がんばらねば、……って去年も同じことを言っておるではないか。 私は進歩しているのか?


2013/09/15/日

[9:00起床/陰→台風18号接近]

小学生のころの感覚が残っているのか、9月というと「夏休みは終わった」的焦燥が生じる。 ……けど、神大の後期授業は10/1から。 月イチの読書会も次回は2週間後(8月は休み)。 まだしばらく、夏休み気分でいられるのだった。

せっかく2週間もあるんなら、何かやらねばなあ……(この「何かやらねば」っていう気持ち、何に由来する ― どこで身につけた ― ものなんだろう。自分は真面目人間なのか、怠け者なのか……ようわからんな)。

本日はお休み。 なんか、久しぶりに心底からのんびりしている。


2012/09/15/土

[8:40起床/晴→一時豪雨]

本日は高3A。 これで新教室に移って一巡したことになる。


2011/09/15/木

[7:30起床/晴]

早起き。

本日は高2A。


2010/09/15/水

[10:00起床/陰→雨]

暑い夏だったが、ようやく秋の気配。 すごしやすくなった。

しかし、8月末から9月にかけてのタヒチ・イースター旅行は良かった。 ボラボラ島の水上バンガローは究極のリゾート形態だと思う。

阪大図書館に通うことを思いついたのは去年の今日だったのか。 当日は行かなかったようだが、数日中には出向いたはず。 先日、利用者カードの有効期限(1年間)が迫っているのに気づき、更新手続きをとったばかり。

寝床で読もうと「文選」を注文(後期の神大でも「文選」を扱う予定)。 集英社版でなく明治書院版にした(複数の古書店から安いのを拾うと3万円弱ですむので)。 しかし、置き場所が問題だな。 思い切って9月中に本の整理・処分を行なうか。

「文選」が安く手に入るのに気を良くし、古田武彦監修のDVD「701」も注文。 こちらは2万円ほど。

今日は段取りといって特にない。 夜の授業のみ。 ティップネスは定休日。 天気がくずれなければ教室までウォーキングで行こうか。

本日は高2B。


2009/09/15/火

[9:10起床/雨]

9:00ごろドアチャイムが鳴り、目覚める。 早朝の訪問者ゆえ無視。 でもまあ、早起きできたのは良かった。

今日は夜の授業まで余裕がある。 可能なら阪大キャンパスを覗いてみようかと思っていた。 都合の良いことに早起きもできた。 しかし……天気が悪い。 あっさりあきらめる(行ければ共通一次を受験して以来30年ぶりの訪問となったのだが)。

かわりに銀行に出向くことにした。 昨日、ATMで受けつけてもらえなかった通帳があり、原因を確かめたかったので……。 すぐに磁気テープの不具合のせいだと判明。 あっという間に直してくれた。

妙にヒマだ。 無為の罪悪感を恐れ、高1用文法プリントの改訂に着手(関係詞のパート)。 これまでいろんなバージョンを作ってみたが、どれも帯に短し襷に長しで満足できない。 今年に入ってようやくその理由に気づいた。 独立した文法教材としての完成を目指していたのが間違い。 授業時間(文法にはあまり割けない)、自分の授業の進め方(論理を重んじる)に合わせるのが結局最善なのだ。 ほどほどの分量の、センスの良い文例集のようなものにしよう。 問題練習は高2〜高3でやるんだし。


2008/09/15/月

[13:40起床/陰]

よく寝るなあ。 ま、昨日が徹夜だったから仕方ないか。


2007/09/15/土

[12:40起床/晴→雨]

11:00ごろ目覚めるも二度寝。 今日から明日にかけて、いつ寝ていつ仕事をするかがポイント(明日の採点は、通常だと起きられるはずのない10:00集合)。 昼すぎまでたっぷり眠った現在の状況だと、今夜は寝ずに手許の答案をある程度採点しておき、徹夜明けの明日早乗り→前倒し採点にもっていくのが良さそう。 ただし、今日の授業をしたあと(2クラスある)、帰宅してさらにどれほど仕事をする気持ちが残っているかは不明。

本日豊中は11:00段階ですでに33.4C。
→その後、34.7Cまで上がった。どうなってるんや。


2006/09/15/金

[12:00起床/晴]

久しぶりの晴れ間。 あわててケロタンのパシーマを洗濯。

昨夜受け取った漢文の添削をすませ(何でも早めに着手するのがよい)、ファクスで返送。

あとは本日の授業準備(小テストを作る)。 天気が良いと気分も晴れ晴れ。


パシーマのほころびが気になり、思い切ってミシンがけ(これで2枚目。前回は5月。どうしても腰の当たるあたりが傷んでくる)。 お金があれば新しいのを買うのだが、いましばらくは繕いつつ使わねばならない。

ミシンの説明書が見当たらず、試行錯誤しながら縫うことに。 思わぬ時間がかかってしまった。 もう授業に向かって動き出さねば。 パシーマは繕えたが、身繕いする時間がない。 のそーっと行くか。

本日は新教室高2。


ニュース摘録


2005/09/15/木

[陰/高見盛1勝3敗]

【中国語】第3週2日目。「山の郵便配達」。
【英語】第3週2日目。DUO。夜、"Malcolm X Speaks"「最後のメッセージ」。

2日続きの長時間睡眠。 11:30ごろ起き上がる。

昨夜から俄然、秋の気配に。 あまりに急激な変化で驚いたが、身体には良さそうだ。 過去にさかのぼると、去年もこの時期、調子が悪かったらしい。 ちなみに2000年には、まだひどい気候が続いている。 「こんなことってあるのか」と思っても、大抵それをしのぐひどい情況が過去にあるものだ。 あまり不平・不満は口にせぬほうがいいのだろう。

本日の流れ:自然食品店(梨)→授業準備(少量)→読書会準備→授業。

午後、おにぎりを作っておく。 天気が良いので洗濯も。


昨日から飲みだした蒸留水、とても気に入っている。 たぶん蒸留水機(愛・感謝ディディミ。何なんだ、このネーミングは)を買うことになるだろう。 この勢いはもう止まらない。

映画「マルコムX」のDVDが届く。 あるはずの英文スクリプトが画面に出せない(メニューで選んでも)。 ま、聞き取り練習にはなるか。


2004/09/15/水

[8:00起床/晴/高見盛1勝2敗/玄1.5豆400青1]

ようやく風邪が治り始めたのを自覚する。 背中が冷えてはロクなことがないと、今回はっきり悟った。 フローリングって冷たいんだよなあ。 ついごろりと横になるけど。

いや、実は、喉頭ガンか何かで死ぬんじゃないかと思っていた。 命が長らえたようで、まずは良かった。


2003/09/15/月

[11:00起床/晴/みみちゃん193日目/腱鞘炎122日目/高見盛6勝3敗]

昨日は村山先生の還暦記念パーティー。 懐かしい人が多数集まる良い会だった。 22:00ごろお開き。 さらにハシゴする、ということはもうない。 漢文の補講もやり疲れ気味でもあったので、帰宅して早めに床についた。

ところが残念なことに、4:00ごろ目が覚めてしまう。 すぐには眠れず朝方まで起きていたらまた遅い起床となった。 きのう記した川口さんの説もあるから、早寝早起きにもっていきたかったのだが。

昨日はミーティング・漢文補講・還暦パーティーと続いたため、相撲は見られなかった。 高見盛は若里に負けたらしい。 やっぱり僕が応援しないとだめかな。


注文していたフットカバーが届く。 さっそく今日の外出時から試用すること。


2002/09/15/日

山上はヘイドンさながらの旅に出ているらしい。 うらやましいやっちゃ。

パソコン通信を始めて以来、何度も淫してはいけない、こんなものは金ばかりかかる娯楽だ、と反省したものだ。 質もそんなに高くないし。

ところが、定額料金の常時接続に加入している今、実はこれが最も安価な暇つぶしとなっている。 本を買ったり外出したりしたりすると必ず出ていく金が、パソコンにへばりついている間は出ていかないわけだ。 もっとも、へばりついていたって充実感など得られないというのが何とも。


午後、ケロタンと畑。

帰り道、蛍池駅のそばにネパール料理屋を見つけ、入ってみる。 ゴッホとテオについてレクチャーしたり。


2001/09/15/土

起床10:30。

いつのまにか感覚が鈍くなり、非常用の食料が底をついているのにも無自覚になっていた。 反省。

折りよく本日は生協宅配の日。 ミネラルウォーター・缶詰などを注文。

バッティングセンター。 右1セット、左3セット。 薮と上原を打ち砕く。

バッティングセンター併設の園芸店で大根のタネ購入。 帰りに寄ろうと畑道具も持参していたのだが、計ったように雨がふりだした。 天が行くなと言っている。 畑仕事は中止。


アホな若者にムカツクのが嫌だからあまり電車に乗りたくない、と私は常々言っている。

広瀬隆「地球の落とし穴」を再読していて次の文章を見つけた。

 実に、この事件が発生する前から、私は電車に乗るのがいやになっていた。 彼らを見ると、女の子が鏡をとり出し、ずっと髪をなでつけている。 わずか何本かの前髪の形を揃えるため指を動かし続け、電車に乗ってから降りるまで、それ以外の動作がない。 また別の女の子は、座席をとったことに勝ち誇ったほうな表情で、マニキュアをとり出し、ずっとそれを爪に塗り続けている。 男も男で、手にしているのは化粧品の雑誌で、鏡をとり出す。 別の男は、耳にピアスをぶら下げ、別の男は髪を染め、別の男は携帯電話をかけている。 いや、男も女も。 あれほど車内放送で携帯電話を使わないよう訴えているのに。 (251頁)

なるほど。 てっきり自分の意見だと思っていたが、記憶の底に沈んでいたものだったんだな。

広瀬隆は必ずしも周到な書き方をする人ではない。 しかしそれでも補足が必要かと思ったのか、いちおうこの文章の締めは次の通り。

 私はこれまで、世代論というものが最も嫌いであった。 評論家が"……の世代"という言葉を使うたびに、「俺を勝手にその一人に数えるな」と胸中につぶやいてきた。 マスコミが好んで使う"○○現象論"も同じように不快であった。 人間は、集団として生きるのではなく、個人として生きる生物だからである。 それでも自分の禁を破ってまでこの乱暴な若者論を記すのは、色々な人と言葉を交すうち、みな同じような不快感を口にするからである。
 つまり、この先に不安を覚え、ほとんど全員が、ひそかに同じ結論に達していた。
 「このまま彼らが大人になると、ファシズム社会しかあり得ない」
 それはおそらく、前述のような若者の比率が異様に高くなっているため、"まともな若者"が生きようとしても、排除される社会を想像しての結論であろう。

このあと、なかなか面白いテレビ論が続く。 受験英語など教えているから、テレビの功罪に関する英文は食傷するほど読んでいる。 しかし広瀬隆のようにズバリ言い切ったものを見たことがない。 ま、所詮受験英語だから、ということもあるのだろうけど。

そういえば、最近入試問題で目につくインターネット関連の英文も御同様。 同時通訳者ぐらいの英語運用能力がない者にとって、こんなのちっとも「インター」でない。 ということに、英語国民は気がつかない。 私もホームページを設けている一人ではあるが、いまのところすべて日本語。 完全な「ドメスティックネット」である。 「喫煙日記」の面白さを全世界の人々に分かち合ってもらえぬのが歯がゆくてしかたない(うはは。うそうそ。しかし、意味もないうそをよくつく人間だ)。


2000/09/15/金

何時就寝とか何時起床とか言えぬ中途半端なうたた寝を繰り返す。

庭のバスケットにむちゃくちゃ大きいバッタを発見。 20センチぐらいあったかも(うそ。12-3センチ)。 昨日はむちゃくちゃ大きいクモが室内に現われたし、野原家では諸々の生き物が巨大化しているのかも。

あ、ケロタンは別に巨大化していない。 最近は、どこに行っても細くなったと言われるらしい。


昨日といい今日といい、何なんだこのベトついた空気は。 活動する気になれず。

今日やったのは、買物とちょっとコンポストをいじったのとぐらい。 あとは延々とスカパーで洋画を見ていた。 「リストランテの夜」「スピーシーズ2」「スタートレック2」「シンプルプラン」。 明日か明後日で2週間の試用期間が終わるから、スカパーにはまっていられるのもこれまでだけど。


1999/09/15/水

5:00に一度起床。 寝直して9:00起床。 台風ゆえ水やりはなし。

ふとんを干す機会がなく、寝ているとかゆい。

休日だが11/3に休みたくなるかもしれないので塾の授業はやる予定でいた(祝日は年に1回休むことが許されている)。 ところが台風。 中止にするのなら連絡は早いほうがいい。 悩む。 結局夕方までには通過するだろうと予想、待つことにした。 どうやら正解。


1998/09/15/火「断煙してません」

塾。高3。


1997/09/15/月

記載なし。


1996/09/15/日(220th day)

起床6:30。観光バスに乗って山道を登る。僕は最前列の座席で、「酔うんじゃないかな」と不安に思っている。と、いいかげんな運転をしていた運転手がハンドルを切り損ね、バスはガケを真っ逆さま。地面がググッと迫ってきたところで目が覚めた。

なんで悪夢なのか。たぶん「ここにいるよ」の影響。なんでバスか。たぶん「バスバス走る」の影響。毎日忙しいようで、けっこうヒマ。

もう一度寝ようかとも思ったが、明日・明後日と早起きが必要ゆえ、起きてしまうことにする。窓をあけると、もうすっかり秋の空気。

視力が上がっているのではないかと、ふと思う。まぶたのマッサージのタマモノか。あるいは老眼の始まりか。


きょうはリビングルームに入れるものを選びに出る予定。

モノに執着するほうではないし、身の丈にあった生活をするのがいいのに決まっている。現在住んでいるのは1K。ホームごたつが勉強机がわり。タンス・本棚・食器棚などの家財、それに電化製品などもすべて安物ばかりだ。本当にほしいものができたら、それを買うのを楽しみに、セッセとお金をためるのが私のやり方。

ところが、今回の引っ越しにともなう準備は、私自身の経済感覚を上回るものばかり。新居の部屋代を聞いて胸つぶれ、パーティーの見積りをとって顔青ざめ、机の値札を確かめる両目には涙。

「この道は本意ではない」のか。


僕は、「人生」というスパンで物事を考えるのがものすごく苦手だ。生き生きとした実感をともなって考えられるのは「日々の生活」ぐらいまで。1年以上先のことになると、もう気持ちはあやふや。授業でも、生徒が「life」を「人生」と訳したりすると、訂正するときにこっそり「生活」といいかえてしまう。

「人生」が苦手な理由はもうひとつあって、「人生」っていいだすと、「夢」とか「希望」とか、何となく自己主張に結びつくような、また、言葉だけが空回りしてしまうようなイメージをもっている。

だから、生活については意見をもたないわけではないけれども、ことごとしく一生の問題として考えるのはあまり得意でない。

もっとも、他人の「一生」主義を排斥するほどの強い意志もない。 いっしょに事にあたる人間(今回のことについては同行者やそれぞれの両親)が「一生」のこととして何かを願ったら、ま、それでもいいかと思う。何かあっても日記にごちゃごちゃ書いていると解消してしまうし(^^;)。

上記、買物の話も、実は使っているお金はほとんど「親の金」なのであって(ガクッ。ヨロヨロ)、息子の幸せを願う老親が「買ってやる」って言ったら、それをつっぱねるだけの根性はない。まあ、お金をかけた方が快適にはちがいないし……。

なんか歯切れが悪いな。「普通」のことをするのは、やっぱり本意でないのかな(^^?)。


昼頃から買物に出かける。

日本橋。電話機を買う。3万円。照明器具・テーブルなども見るが、決められず。

豊中の家具屋。ここでテーブル・食器棚を買った。40万円。はあ。

大丸。僕の机。11万円。ふうっ。

西苑で食事をして帰る。


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