人形劇トムテ

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2、読み聞かせの要素数

絵本の読み聞かせの留意点
1 絵本が好き!

2 読み聞かせの要素数

3 絵本の文章の量

4 登場人物(右脳左脳)

5 文字なし絵本

6 親しみやすい絵

7 物語のリズム(様式化)

8 クイズ的要素

9 推理的要素

10 アイテムの違い

11 心理描写

12 作者の思想や哲学

13 作品の前後

14 プログラム(音読と黙読)

15 最後に

おおきな木
絵本「おおきな木
シェル・シルヴァスタイン
 Shel Silverstein (著)
ほんだ きんいちろう (翻訳)
篠崎書林(出版社)

村上春樹翻訳版「おおきな木」
幼い男の子が成長し、老人になるまで、温かく見守り続ける1本の木。
木は自分の全てを彼に与えてしまいます。それでも木は幸せでした。
無償の愛が心にしみる村上春樹訳の世界的名作絵本。

絵本はいつまで読むのか
色と形を学ぼう

2、読み聞かせに関しての要素が少ない事

 絵本の読み聞かせでは、たくさんの要素が複雑に絡みあっています。初心者の話し手は、要素の多いものを選べません。たくさんの事を伝えようとすると、主題が薄れていくからです。いきなり文章の多い、心理描写の細やかなものを選ぶと、初心者の話し手は、パニックに陥るだけです。強いてはそれが、読み聞かせとしてのいい結果が得られない原因にもなります。裏を返せば、聞き手であるこどもたちにも言えることです。「話し手」の所を「子ども達」に置き換えても同じことが言えます。それは、読み聞かせを何回も経験している子と、そうでない子の差となってあらわれます。

 では、「読み聞かせとしてのいい結果」とは何かというと、お話が好きになり、絵本や本に興味を持ち、子どもの生活にそれが溶け込んでいくことがその一つです。でもそういうことは、読み聞かせをはじめて間もない人に求められません。子ども達に働きかけて求める前に、まずは自分自身の身近な生活に求めます。自分にできない事、知らない事を子ども達に求めても、絵に描いたもちのようになり、その絵本の持ち味は発揮できないでしょう。むしろ逆効果になります。読み聞かせをきっかけとして、お話や絵本が嫌いになることもありえます。それは、こどもたちばかりではなく、自分自身においても。自分に出来ることを探すのです。そうして、絵本の読み聞かせの階段を一段一段上っていくのです。

 絵本「おおきな木」の木は、ちびっ子に求められるものを考え、精一杯それに応えていきます。今できることを今一生懸命やるのです。そして、最後に大好きなちびっ子に出会えて、ちびっ子も大好きな木に出会えるのです。一生かかって出会いを探して、ある場所に到達するのです。絵本の読み聞かせの階段を上っても、目標の到達点はありません。出会いのあるそのときどきが、読み聞かせの到達点です。一生かけてでもできるのが、絵本の読み聞かせです。

読み聞かせの時の注意  絵本を読んでみた  絵本で親子の触れ合い

りんご畑の特別列車 (講談社青い鳥文庫)  ハキラ リンゴ 45粒
絵本の世界


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