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12、作品の思想や哲学

絵本の読み聞かせの留意点
1 絵本が好き!

2 読み聞かせの要素数

3 絵本の文章の量

4 登場人物(右脳左脳)

5 文字なし絵本

6 親しみやすい絵

7 物語のリズム(様式化)

8 クイズ的要素

9 推理的要素

10 アイテムの違い

11 心理描写

12 作者の思想や哲学

13 作品の前後

14 プログラム(音読と黙読)

15 最後に

いのちのおはなし
絵本「いのちのはなし
日野原 重明 (著)
村上 康成 (イラスト)
講談社(出版社)

95歳のわたしから、10歳のきみたちへ
「いのちは、どこにあると思いますか?」

「いのち」や、いのちをどうつかおうかと決める「こころ」は見えませんが、見えないものこそ大切にすべきです。空気は見えませんが、人が生きるのに大切だということに似ています。――<あとがきより>

12、作者の思想や哲学が入っている

原作者との出会い
 すべての絵本に、作者の思いや考えが入っています。そうして生まれてきた絵本ですから、その作者との出会いがあり、その作者の深い洞察に触れることになります。絵本は、往々にして子ども向けの感がありますが、やさしい言葉で書かれているだけで、作者の人生経験から生まれたものですから、場合によっては、大人も楽しめる内容が作品の中に散りばめられています。もちろん絵本ですから、絵が訴えることの絵本も多くあります。作者の洞察力に感服することもあります。

手放せない絵本
 もし作者に共感できることがあれば、絵本は手放せないものとなります。絵本の影響で、生き方を変えられしまうこともあるくらいです。そういう出会いの機会を、実施しているのが、話し手です。ひとの人生を変えてしまうというのはすごいことです。そのすごいことをしているのが、話し手なのです。当然そこには、作者の思想や哲学と同じよな、話し手の思想や哲学も生まれます。

絵本に詩的表現
 単にこどもたちの前で絵本を読んでいただけなのに、とんでもなく大きなことをしていることを知ることになります。たとえば、絵本中に突然詩的な表現が出てきたら、それには作者の意図した意味があり、それを知るには、話し手も詩を勉強しなければならないし、その読み方も練習しなければなりません。どんなに短いセンテンスにも、意味が隠されていて、それを直接聞き手に伝えることは出来なくても、知っておくことは大切です。それは、話し手は、聞き手にだけ話しているのではなく、自分にも話しかけているからです。

大事にする気持ち
 多くの大切な時間を費やして、多くの人の手から生まれてきた絵本です。少なくとも原作者や訳者に敬意を表する上でも、その人たちの名前を読み聞かせのはじめか後に、一言付け加えることをおすすめします。時間は命の欠片です。その命が、多くの人の命が寄り集まって出来ているのが絵本です。絵本という宝石箱を、その中にきらめく宝石を取り出して、多くのこども達に見せてあげましょう。きっと一生の宝物になるでしょう。

絵本の読み聞かせでの留意点
絵本の世界
負け犬ルーサー (コミック絵本)  ビジュアルではじめてわかる哲学
史上最強の哲学入門  14歳からの哲学 考えるための教科書


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