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パネルシアター
絵本「小さいのが大きくて、大きいのが小さかったら

小さい大きい

パネルシアター「小さい大きい」

 一緒に遊ぼうと小さな動物たちから順にやってきます。最初は蝶が飛んできて、ねずみがやってきて、カンガルーの親子がやってきて、象もやってきて、そして最後にいちばん大きなものがやってきます。順番や大きい小さいということに興味がわきます。

Fuchs & Fertig(大きさ比べ)

ぞう 「君は、小さいねえ」
ねずみ「ぼくは、小さくないよ」
ぞう 「小さいよ」
ねずみ「小さくないったら」
ぞう 「小さい!」
ねずみ「小さくない! ぼくは、チューくらい」
(こんなやり取りの台詞、台本にはありません)

ときどき問い合わせがあります。その中で「小さい子たちにもわかる、単純で簡単なパネルシアターはありますか?」「幼児に向いているパネルシアターを探しています。何かないでしょうか?」と言うような内容です。幼児向けのパネルシアターを特に作っているわけではないので、これがいいとはっきりとは申し上げられません。

「おいしい影」は、食べ物の当てっこゲームのようなパネルシアターです。これは幼い子に向いているかもしれません。しかし、実際公演すると大人の人も楽しんでいますし、パネルシアター教室で学生たちに作ってもらうと、こどもたちの前で演じる前に、学生たち自身が楽しんで演じています。

また、簡単な食べ物でも、ちょっと向きを変えると、対象年齢が上がります。演出によって一概に、これは幼児向けのパネルシアターだといえないところがあります。それでも強いて言えば、次のようなパネルシアターが、未就学児童には向いているかなと思います。

これがほんとの大きさ!
ゴリラの手の大きさは?ワニの口は?トラの顔は?ダチョウの卵はどれぐらい?世界一大きいクモって?世界一小さい魚ってなに?長さが60cmあるのは何の舌?人の頭より大きいのはだれの目玉?どうぶつの世界はおどろきがいっぱい。絵は全部実物大。本当の大きさに目をみはります。

参考:四コマ漫画「ぼくは大きい?」  日本一低い山の山開き
世界一大きな植物  ネズミと象  金太郎の相撲  大男と村人たち

幼児向けパネルシアター作品一覧
 おいしい影:食べ物のが当てっこ
 カレーライス:パネルシアターをつかったままごと
 シャボン玉:動物たちのシャボン玉飛ばし
 じゃんけんぽん:みんなでじゃんけんぽん
 小さい大きい:動物たちの大きさを見比べます
 歯をみがこう:歯みがきの習慣を身につけたいとき
 福笑い(お多福):福笑いをみんなで楽しみます
 魔法の臼と杵:みんなでお餅つきをします
 みんなでドライブA:鳴き声の当てっこをしてピクニックへ
 みんなでドライブB:動物の鳴き声の当てっこ宇宙旅行へ
 森のサンタクロース:クリスマスプレゼントのお願い

いつもいつも当てっこのようなパネルシアターばかりしていたら飽きてきます。また、こどもたちは少し上を見ていて、早くお兄さんやお姉さんになりたいと思っています。それが成長です。もう少しストーリーがあったり、主人公の考えが盛り込まれているほうへと進みます。下記に紹介するパネルシアターは、少し年齢を重ねたときにいいものです。

年齢が少し高くなったときのパネルシアター
 おでかけ:病院へ見舞いに行くときの朝の風景
 かくれんぼう水族館:水族館へ行ったときの出来事
 交通安全の森:交通ルールのことを学びます
 三匹のガラガラドン:ヤギと怪物の知恵比べ
 三匹のこぶた:こぶたと狼の知恵比べ
 しりとり動物園:動物園に行ったときの出来事
 にんじんだいこんごぼう:いわれ話の代表的な作品
 動物学校の入学式:卒園や入学間じかのとき
 リスさんの誕生日:みんなでりす君の誕生日を祝います
 わたしのハンカチ:ハンカチを洗濯したときの出来事
 わにさんははは:仲良しの小鳥とワニのお話

パネルシアターの公演は、歌・クイズ・ゲーム的なパネルシアターを先にして、物語になっているパネルシアターを後にします。そうすることによって、お話を聞くという姿勢ができてきたり、聴く力がついてきます。聴く力がついてくると、表現する力が備わってきます。そして、想像する力が湧いてきます。 「ひな祭りの由来」や「鯉のぼりの由来」の台本は、小学校高学年向きですが、平易な言葉に直すことによって対象年齢を下げることができます。 パネルシアターは、演じる人の創意と工夫によって、すばらしい演技表現の手法となるのです。

パネルシアターベストコレクション

こちらの劇団で販売しているパネルシアターを購入されて、実演したときの様子などを連絡してくださる方がいます。よくこどもたちが反応して、楽しめたという演目には、次のようなものがあります。客観的に見たパネルシアターのベストコレクションなのかもしれません。

赤鬼と小坊主 :三枚のお札に似たところがあり、おもしろい。
アナンシと五 :ジャマイカに伝わる昔話で、単純明快。
おいしい影 :演出によって、年齢に幅を持たせられる。
カレーライス :客席との掛け合いが楽しい。
きっちょむさんの水がめ :考えオチがあって、小学生以上に向いている。


三匹のガラガラドン:よく知られているお話ですが、はらはらどきどき。
シャボン玉 :飛ばした動物を当てっこしますが、その逆も出来る。
十二支 :影絵当てとしてなら、こどもたちにもやってもらえる。
じゅげむじゅげむ :やっているうち演者の方が楽しくなるかも。
動物学校の入学式 :小学校入学と幼稚園卒園のどちらにも使えます。
なぞなぞの森 :なぞなぞを増やしてやる工夫も出来る。
歯をみがこう :歯磨きの大切さをパネルシアターで伝えることが出来る。
パンダさん :しまりのない終わり方をおしまいにします。
魔法の臼と杵 :餅をつくだけの単純でパネルシアターです。
わにさんははは :どうなっちゃうんだろうとこどもの心をくすぐります。

タブレットを比較  たとえば銀河が  世にも奇妙な惑星
データを比較する  くらべる図鑑  他人と比べない

私たちは比較しながら生きている
「自分は自分なんだから人と比べていけない」なんて言われたことが、生きていれば一度ぐらいあるかかと思う。落ち込んでいる人に励ます言葉に使われることがある。だけど人は一生のうち、他人と自分とを比較しながら生きている。まるでそれが本能かのように。学校教育からしてテストをして、比べることを煽っているかのようだ。受験にしてもそうだ。点数を比べて合否を決めている。

中には二人を比べて嫉妬が生まれて、悲しい事件が起きることもある。そういう意味では、比較することには注意が必要だ。それでも自分という自己を発見するには、比較は大事な要素だ。自分より大きい小さい。重い軽いでもいい。速い遅いでもいい。自分がいらいらするのは、パソコンの回線が遅いからかもしれない。速ければサクサク感でいらだつことも少なくなるかもしれない。

一方、背の高い低いでお互いの協力が生まれることもある。持っている持っていないでも同じことが起こる。比較することで、お互い補おうとして、一人が二人になると倍になるのではなく、3倍にも4倍にもなることがある。それが理解できるのは、今までちゃんと比較できてきたからだ。自己発見してきたからだ。前の車の渋滞を見る前に事故発見もしうる。



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